Skip to main content
2021年1月16日20時48分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
安保法制

安保法制案「可決」から1年 19日に国会正門前デモ  憲法学者の稲正樹氏「平和をつくり出す働き人に」

2016年9月16日16時56分 記者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:安保法制稲正樹憲法9条平和をつくり出す宗教者ネット
安保法制案「可決」から1年 19日に国会正門前デモ  憲法学者の稲正樹氏「平和をつくり出す働き人に」 +
国際基督教大学(ICU)元教授(憲法学)でクリスチャンの稲正樹氏=2014年6月26日、ICUに当時あった稲氏の研究室で

安保法制案「可決」から1年を迎える19日(月・敬老の日)、「戦争させない!9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の主催により、午後3時半から午後5時まで、国会正門前で「強行採決から1年!戦争法廃止!9・19国会正門前行動」が行われる。

これに先立って、国際基督教大学(ICU)前教授でクリスチャンの稲正樹氏(憲法学)は16日、電話による本紙とのインタビューに答え、安保法制の問題点や違憲訴訟、キリスト者の役割について語った。その主な内容は以下の通り。

―安保法制について、今最も大きな問題点は何だとお考えですか?

稲正樹氏:駆けつけ警護が一番心配しているところですね。南スーダンのジュバの問題です。従来のPKO(平和維持活動)と全く違いますし、それから内戦状態になっている所で、従来のPKO原則が全く崩れていますが、日本政府が(自衛隊を)引き揚げようとしていないところです。安保法制の集団的自衛権の本体ではないですが、そこのところで大きな問題になってきて、死者が出る、あるいは現地の市民を殺害してしまうとか。そういうことで非常に心配しています。

―今後の運動の役割や可能性・課題について何かお考えでしょうか? 例えば今、安保法制に対する違憲訴訟が幾つか起こされていますが。

稲氏:そうですね。違憲訴訟について(私が)10月にある所で報告することになっていて、訴状などを読み始めましたが、東京だけではなくて大阪・岡山・長野・いわきなど、各地で止むに止まれぬ思いで市民の皆さんが原告になって、あるいは憲法研究者も原告になったりしています。主張が3つあります。1つはもちろん平和的生存権。2つ目は人格権。3つ目は憲法改正・憲法決定権。そういうところで国民の具体的な利益が侵害されているとして、一般の国民が裁判を起こしていますが、正直なところ、幾つか心配な点はあります。それは、弁護士の皆さんが一生懸命訴状を書かれているわけですが、実際にそれが裁判の中で取り上げられるかどうかが一番大きなポイントだと思います。もちろん、集団的自衛権と武力の一体化ということを正面に立てて、その2点を主な争点にして憲法違反ということを言っていますが、さまざまな裁判官がいますから。やはり深瀬(忠一)先生が、古いですが恵庭裁判・長沼裁判の時に、世論・弁論・理論が合わさって初めて裁判で勝てるという議論がありましたよね。三位一体にかけて三論一体といいました。この三論一体の弁論・理論を強めていく世論がやはりないと、裁判所の中の力関係だけではなかなか難しいと思っています。ですから、裁判を起こされた人たちの思いを広げていって、それを裁判官か受け入れられるような理論を補強していって、それを広く裁判所の外から大きく支援していく世論が必要ですが、その3つの条件を作っていくのが今後の課題かと思うわけです。私は今の最高裁まで行ったときに、本当にどうなんだろうかという気がしていましてね。合憲判決が出た場合、逆の非常に大きなダメージもありますので、違憲訴訟についてもう少し考えていきたいと思っています。でも、もう動き出していますから、実際に憲法研究者の中でもそれをサポートするという形で意見書を書いたりする方もいますので、私も傍観者的に横っちょから「危ないな」と見ているんじゃなくて、何かもう少しコミットできるような役割をしていきたいと思っていました。具体的に言うと、平和的生存権をもう少し、さらに実務の人たちが受け入れることができるような形にしていきたいと思っています。まあ、どこまでできるか分かりませんが。

―深瀬先生ご自身も、もちろん言うまでもなくクリスチャンでいらっしゃったわけですが、安保法制の問題についてクリスチャンやキリスト教団体・教会に何か期待することがありますか?

稲氏:そうですね。そんなに口幅ったいことを言うことはできませんが、ただ、この安保法制の問題というのは、やっぱりクリスチャンにとって大きな問題といいますか、「平和をつくり出す人たち」(マタイによる福音書5章9節、口語訳)というイエスのメッセージがもちろんあるわけですが、平和をつくり出していない日本を具体的に考えてみても、安心・安全ではなくてテロとかが起こってきますよね。そういうふうにならないようなところで、キリスト者も非常に大きな役割を果たすことができるんじゃないかと思っています。ですから、この問題を、自分の信仰とは全く別だというふうに考えていらっしゃる人がいるかもしれませんが、やはりそうではない、あなたたちは平和をつくり出していく働き人になりなさいというのがイエスの言われたことですので、教会の中にいる方たちもそういう思いで安保法制廃止の運動に主体的に関わってくれたらありがたいなと思います。

安保法制案「可決」から1年 19日に国会正門前デモ  憲法学者の稲正樹氏「平和をつくり出す働き人に」 
安保法「成立」後も国会前でデモを続ける人々=2015年9月19日未明

なお、19日の国会正門前行動では、

  • 9条壊すな!実行委員会と市民グループ、個人は、正門前エリアと並木通り両側
  • 1000人委員会は、北庭前歩道
  • 共同センターは、南庭前歩道

にそれぞれ集まるという。「平和をつくり出す宗教者ネット(宗教者平和ネット)」も、当日は早めに国会正門前に行って陣取る予定だとのこと。詳しくはこちら。また、9・19国会正門前行動のちらしはこちら。

一方、「安保法制違憲訴訟の会」によると、29日に安保法制違憲・差し止め訴訟の第1回口頭弁論が東京地裁103号法廷で開かれ、同訴訟の報告集会が同日午後5時から参議院議員会館B107で開かれる。傍聴や参加など、詳しくは同会のホームページで。

なお、関連の新刊本に、『安保法制違憲訴訟』(かもがわ出版、2016年6月)がある。

関連タグ:安保法制稲正樹憲法9条平和をつくり出す宗教者ネット
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 国際基督教大のクリスチャン政治学者と憲法学者、安保法制の施行に連名でコメント

  • “毎月19日は国会前へ” 米国から宗教者の平和運動家も連帯し祈り 戦争法制の廃止を求める宗教者緊急祈念集会

  • カトリック正平和協など、安保法成立に抗議 ICU憲法学教授「神の正しい裁きに確信、国民主権の意識に希望」

  • NCC副議長「信仰による抑止力を」 加盟教派・団体からも安保法に対する抗議の声相次ぐ

  • 安保法制法をめぐって―戦争する国づくりに抗議する―(1) 宮本栄三

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 「開拓伝道は失われた人々への憐れみの心」 第23回断食祈祷聖会1日目

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(112)「富」の支配を打ち砕く信仰の力 広田信也

  • 世界はわが教区―ジョン・ウェスレーの生涯(8)インディアンに福音を

  • 教皇フランシスコの主治医、新型コロナ合併症で死去

  • 日本聖書協会、新理事長に石田学氏を選出

  • 国連「世界食糧計画」事務局長が警鐘、2021年に「聖書規模」の飢餓の可能性

  • 緊急事態宣言、7府県に拡大 対象地域のカトリック教区が相次いで対応方針発表

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • 米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判

  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

  • 米NY州知事「黒人や貧困層に行き届くまでワクチン接種しない」 聖書引用しメッセージ

  • 教皇フランシスコの主治医、新型コロナ合併症で死去

  • 人のせいにしない 佐々木満男

  • 「改宗禁止条例」でキリスト教徒に初の逮捕者、貧困層への支援活動中に インド北部

  • 国連「世界食糧計画」事務局長が警鐘、2021年に「聖書規模」の飢餓の可能性

  • 米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • トランプ支持者が米議会占拠 米キリスト教指導者らが相次ぎ批判、祈り呼び掛け

  • 榊原寛氏死去、79歳 お茶の水クリスチャン・センター顧問

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

  • イエス時代の儀式用沐浴槽、ゲツセマネで発見 地名の由来裏付けに

  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

  • 1都3県に「緊急事態宣言」再発令、カトリック東京大司教区が対応方針発表

編集部のお勧め

  • クリスチャン画家の山田桂子さんが姫路市美術展に入選 日米でアートミニストリー展開

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

  • 「聖書通読、回重ねるごとに喜びがある」 『1年で聖書を読破する。』の鈴木崇巨牧師

  • “難病だからこそ生きる意味がある“ 「35歳までの命」余命宣告受けた筋ジストロフィー患者の保田広輝さん

  • 「母は中絶を拒否した」 アンドレア・ボチェッリの証し

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 論説委員・編集部
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 問い合わせ・アクセス
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2021 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.