Skip to main content
2025年7月6日06時46分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

ローマ教皇庁・WCC・WEAの共同文書「多宗教世界におけるキリスト者の証し」が5周年、共同声明も

2016年7月21日17時51分 記者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:ローマ教皇庁諸宗教対話評議会(PCID)世界教会協議会(WCC)世界福音同盟(WEA)
ローマ教皇庁・WCC・WEAの共同文書「多宗教世界におけるキリスト者の証し」が5周年、共同声明も+
世界福音同盟(WEA)のトマス・K・ジョンソン教授・博士(右から4人目)、ローマ教皇庁諸宗教対話評議会(PCID)のジャン=ルイ・トーラン枢機卿(左から3人目)、WEAのトマス・シルマッヒャー教授・博士(左から2人目)と、他の宗教の代表者たち(写真:WEA)

世界のさまざまな宗教との関係におけるキリスト者の証しと信仰の実践の在り方に関する行動規範を提言した「多宗教世界におけるキリスト者の証し:信仰の実践のための提言」(本紙による全訳はこちら)という文書が、ローマ教皇庁諸宗教対話評議会(PCID)と世界教会協議会(WCC)、世界福音同盟(WEA)の共同文書として出されてから5周年を迎えたその記念が、6月21日にPCIDの招きによりローマで祝われた。WEAが18日、公式サイトで伝えた。

ローマ教皇庁とイタリア・カトリック司教協議会、WCCとWEAの代表者、アフリカの伝統宗教、仏教、ヒンズー教、イスラム教、ジャイナ教、シーク教、道教、天理教の学者たちが6月21日、ローマで会合を開いた。2011年6月28日に公表されたこの文書は、PCIDとWCC、WEAの合同事業によるもの。

この3つの組織は、ジャン=ルイ・トーラン枢機卿(PCID)、クレア・アモス博士(WCC)、そしてトマス・シルマッヒャー教授・博士(WEA)という、各組織でそれぞれ宗教間対話を担当する最高責任者たちによって代表されていた。

PCIDの議長であるジャン=ルイ・トーラン枢機卿による基調講演の後、WCCの元スタッフであるシャンタ・プレマヴァルダーナ牧師・博士からのビデオ・メッセージがこれに続いた。この文書の実施に関する報告が、PCIDのミゲル・アンゲル・アユソ・グイゾット司教、WCCのクレア・アモス博士とキリアキ・アブツジ氏、そしてWEAのトマス・K・ジョンソン教授・博士によって発表された。

ジョンソン教授は、「行動規範、あるいは倫理規範は、一般的に必要に応じて出てくる。これは十戒についても明らかに真実であった。宗教を説くため――信仰を広め促進するための――この2011年の倫理規範が応じて出てきた必要というのは、歴史の夜明け以来、宗教の信仰が人間の対立にどれだけからんできたのかということである。・・・宗教は、暴力や操作、あるいは詐欺という形であれ、同じ宗教や同じ宗教体験を持たない人々の虐待と関わってきた。驚くほど一致した形で、ほぼ全てのキリスト教徒の代表者たちが、現代においてグローバル化によって増幅されている、この古代からの問題に、共に取り組んだのである。イエス・キリストにおいて神がこの世と和解しておられるというメッセージが、私たちが受けた最も重要な知らせであることから、私たちが自らの信仰について語らないとか、自らの信仰へと他の人々を招くことはないとは言えなかった。むしろ、私たちが語ったのは、私たちが自らの信仰について語り、他の人々を招くとき、人々を扱う良いやり方もあれば悪いやり方もあることが認識できるからだ」と語った。

ジョンソン教授は、「極端な程度の宗教的迫害、宗教をめぐる暴力、そして宗教テロリズムが著しい現代において、全ての宗教者たちが自らの信仰の正直な実践者たちを明確に区別できる普遍的な基準をはっきりと表現する時が来た。キリスト教界の中において、私たちは自らの宿題をなし終え、キリスト教の布教のための倫理規範を書いた。ここに今日代表として来ておられる全ての方々は、全ての宗教・哲学ないしイデオロギー的なメッセージの保護・宣布・促進そして普及に関する、もう1つの歴史的な倫理規定に向けて歩みを継続していくべきだ」と結んだ。

トマス・シルマッヒャー教授・博士は、WEAを代表し、WEAはPCIDやWCCと共に、例えばこの文書をさらに発展させ、あるいは宗教間対話における議論のさらなる協議を始めるなどして、さらに協力していくと宣言した。

一方、バチカン放送局は6月22日、PCIDがWCCやWEAなどと共にこの5周年を祝ったことを伝えるとともに、この会合の参加者たちが、記念行事に続いて共同声明を発表したと報じた(=文末に本紙によるその全文の日本語訳あり)。この共同声明で参加者たちは、この会合の議題と成果を説明するとともに、この共同声明に責任のある全ての組織に対し、証しの倫理と信教の自由といった問題に関する宗教間の議論を可能にするために、その「精神」がどのように拡大され得るのか考えるよう促した。

WCCも6月28日、「多宗教世界におけるキリスト者の証し:信仰の実践のための提言」というこの文書の5周年記念について公式サイトで伝え、「宣教と伝道に関するエキュメニカルな合意の里程標(りていひょう)である」と述べた。

この文書は、WCCのオラフ・フィクセ・トヴェイト総幹事、PCIDのジャン=ルイ・トーラン枢機卿、WEAのジェフ・タニクリフ総主事(=当時)の支持を得て公表された。

「この文書が注目に値するのは、それに記されている内容だけでなく、これら3つの組織の幅広い協力ゆえでもある。それらの間で世界のほとんどのキリスト教徒を代表しているからだ」と、WCCは説明した。

この文書は、とりわけ宗教的に多元的な文脈における、キリスト教の福音伝道の方法と倫理のための手引きとして、宣教の本質についてのキリスト教的な理解に根差した、一連の重要な原則を示している。それは公表されて以来、キリスト教界の全体で幅広く広められてきており、関連する諸問題に関するとても建設的でエキュメニカルな研究の基礎をなしている。

トヴェイト総幹事は、「私たちはこの記念をお祝いする。この『キリスト者の証し』という文書が持つ顕著な重要性は、それが福音の宣教という不可欠な働きに応用されていることにある。各地のキリスト者同士における幅広い合意は、誠実さ、慈愛、憐れみ、そして奉仕をもって、確実に福音を生き、宣べ伝える未来を約束するものである」と語った。

上記の共同声明全文(本紙が非公式に全訳したもの)は次の通り。

*

ローマ教皇庁諸宗教対話評議会(PCID)の親切なご招待により、「多宗教世界におけるキリスト者の証し:信仰の実践のための提言」という文書の5周年記念に当たって、ローマ教皇庁とイタリア・カトリック司教協議会、世界教会協議会(WCC)や世界福音同盟(WEA)の代表者たちが、アフリカの伝統宗教や仏教・ヒンズー教・イスラム教・ジャイナ教・シーク教・道教、そして天理教の学者や信者とともに、2016年6月21日(火)、ローマで会合を開いた。

2011年6月28日に公表されたこの文書は、PCIDとWCC、およびWEAの合同事業であったが、それには、その第1段階においては、他の宗教に属する信者たちの参加もあった。

この記念行事は、キリスト教徒や他の信者の参加をもって、この文書に関する共通の関心についての重要な諸問題を再確認することを意図したものであった。

PCIDの議長であるジャン・ルイ・トーラン枢機卿様による主題講演の後、シカゴにある都市牧会教育のための神学校協会(米国)の会長でWCCの元スタッフであるシャンタ・プレマヴァルダーナ牧師・博士による、この文書の歴史と進展に関するビデオ・メッセージが続いた。この文書の実施に関する短い報告が、共著者の組織によって発表された。すなわち、PCIDのミゲル・アンゲル・アユソ・グイゾット司教、WCCのクレア・アモス博士とキリアキ・アブツジ氏、そしてWEAのトマス・K・ジョンソン教授・博士である。

「宗教的な隣人の目を通じた文書」が、第1会合の題目であったが、その間、アフリカの伝統宗教、仏教、ヒンズー教、イスラム教、ジャイナ教、シーク教、道教、そして天理教の代表者たちが、この文書についての自らの展望を簡潔に発表した。

その次の会合では、ローマ教皇庁とイタリア・カトリック司教協議会の役員が、「対話と出会いの文化を推進する:『キリスト者の証し』という文書の重要性」について、自らの貢献を申し出た。

「前を向いて:今日のグローバルな現実に共に対応する」という最終会合は、作業部会から出てきた幾つかの主要な点について合意することを目的としていた。お互いの尊重と宗教間対話の必要性とともに、自らの信仰についての証しをするための全ての信者の義務と権利が再確認された。これは、信教の自由が、適切な法律を通じて、全ての人々によって尊重され、国家によって保障されなくてはならないことを示している。

参加者たちはこの文書の原本について責任を負う組織に対し、証しの倫理や信教の自由といった諸問題についての宗教間の議論を可能にするために、この文書が持つ「精神」がどうすれば拡大できるのか考えるよう促した。彼らは、PCIDがこの行事を企画し、イスラム教徒の参加者たちに対してラマダンとイドゥル・フィトリのご多幸をお祈りしたことに感謝の意を表した。

関連タグ:ローマ教皇庁諸宗教対話評議会(PCID)世界教会協議会(WCC)世界福音同盟(WEA)
  • ツイート

関連記事

  • 「多宗教世界におけるキリスト者の証し:信仰の実践のための提言」全訳

  • 宣教における「尊重」をテーマにドイツで国際会議 WEA・WCC・カトリックなど代表者250人が参加

  • 世界三大キリスト教組織が信仰の実践で一致を表明

  • 「多宗教世界でのキリスト者の証し」提案へ準備進む

  • 伝道と改宗の倫理を探求 英大学でシンポジウム

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 苦しみというプレゼント 菅野直基

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 聖書のイエス(12)「初めに、ことばがあった」 さとうまさこ

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • ワールドミッションレポート(7月6日):タイ 麗しきかな、良き知らせを告げる者の足は

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • 苦しみというプレゼント 菅野直基

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.