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NTJ新約聖書注解に先駆け『新約聖書解釈の手引き』刊行 著者が集まりシンポ「新約聖書の読み方」開催

2016年3月16日16時32分
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関連タグ:日本キリスト教団出版局VTJ旧約聖書注解NTJ新約聖書注解日本聖書神学校
NTJ新約聖書注解に先駆け『新約聖書解釈の手引き』刊行 著者が集まりシンポ「新約聖書の読み方」開催+
シンポジウム「新約聖書の読み方」に集まった参加者たち=5日、日本聖書神学校(東京都新宿区)で

日本キリスト教団出版局から2017年に刊行が開始される、日本語で書き下ろす聖書注解シリーズ「VTJ旧約聖書注解」「NTJ新約聖書注解」。シリーズに先駆けて、監修に当たる新約聖書学者らによる研究成果が、『新約聖書解釈の手引き』(浅野淳博 / 伊東寿泰 / 須藤伊知郎 / 辻学 / 中野実 / 廣石望 / 前川裕 / 村山由美、同出版局)と題して1冊にまとめられ、2月22日に刊行された。

本書に書かれている内容を具体的に解説するシンポジウム「新約聖書の読み方」が5日、日本聖書神学校(東京都新宿区)で開催され、著者のうち5人と、100人を超す参加者が集まった。第一部「NTJ新約聖書注解をめぐって」、第二部「手引きをめぐって」、共に本注解シリーズの監修者で本書の著者である、浅野氏、伊東氏、須藤氏、辻氏、中野氏がパネラーとなり、公開討論という形式で進められた。

まず第一部の冒頭では、進行役を務めた辻氏が、あらためて「NTJ新約聖書注解」刊行の趣旨を説明した。本注解シリーズの最大の特徴は「日本語で書き下ろされる」ことだ。初めから日本語で書かれた注解書はこれまでにも刊行されているが、年代の古いものが多い上、専門性の高い学術的なものか、説教集のようなより実践的な要素に偏ったものである場合が多い。

さらに、既存の注解書はほとんどが海外から輸入された翻訳書で、現代日本の教会が想定されていない内容のものだ。この現状に問題を感じた同出版局の呼び掛けで、それに共鳴する新約聖書研究者らの監修者会が立ち上がり、共に学びを進めてきた。

現在はこれまでの共同研究をベースに、教団・教派の垣根を越える執筆者らによって同シリーズの執筆が行われている最中で、注解書が持つべき超教派的性格を備えたシリーズの完成が期待されている。ドイツで80年以上使用されている最も基本的な聖書注解「ATD/NTD聖書注解」のように、日本の教会で長く用いられるものを目指そうと「VTJ/NTJ」と名付けられたという。

NTJ新約聖書注解に先駆け『新約聖書解釈の手引き』刊行 著者が集まりシンポ「新約聖書の読み方」開催
左から、「NTJ新約聖書注解」シリーズのペトロの手紙第一第二、ユダの手紙の執筆を担当する辻学氏(広島大学)、ローマの信徒への手紙、ガラテヤの信徒への手紙を担当する浅野淳博氏(関西学院大学)

第一部の後半では、聖書注解と信仰の関わり、聖書学と教会の関わりをどう捉えながら執筆作業を進めているのかという問題提起へのパネラーからの応答を通して、日本語で書き下ろされる注解書の意義やその果たす役割について考えた。聖書学と教会の関わりについて論じ合われた中では、パネラーの多くが日本聖書協会の新しい聖書翻訳事業にも携わっていることに触れられ、「注解書が示す翻訳と一般的な聖書翻訳はなぜ違うのか」という問いも出された。

注解書の訳は一語一語にこだわって原典によった訳になっているが、そうなると日本語としては違和感のある文章になってしまうため、一般的な聖書は、礼拝で朗読されるのに美しい日本語が目指されているのだという。「原語にこだわる翻訳者としてはその間でジレンマに陥っている」と聖書学者らの本音が漏れると、会場にももらい笑いが起こった。

NTJ新約聖書注解に先駆け『新約聖書解釈の手引き』刊行 著者が集まりシンポ「新約聖書の読み方」開催
左から、ヨハネによる福音書を担当する伊東寿泰氏(立命館大学)、マタイによる福音書を担当する須藤伊知郎氏(西南学院大学)、ヘブライ人への手紙を担当する中野実氏(東京神学大学)

第二部では、今回刊行された『新約聖書解釈の手引き』の内容解説がなされた。NTJ監修者会の共同研究の成果を、新約聖書をより深く丁寧に読みたいと願う人々に分かち合おうとする本書は、まず聖書を読むための各種の方法論を概説し、次にその方法論の適用例を示すことを通して、それぞれの解釈方法で聖書の「何が分かるか」を紹介している。

本文批評(ほんもんひひょう)、歴史的・批判的研究、社会史的研究、社会科学批評、修辞学批評、物語批評、スピーチアクト分析、文化研究批評、正典批評―聖書を一つの書物として解釈していくこれらの方法論が、聖書のコンテクスト(文脈)と解釈者の文脈を背景に、テクストを中心として、送り手である著者と受け手である読者のどこに焦点を当てているのか、その違いが浅野氏によって解説された。

また本書の中で、文化研究批評の一つとして論じられている「ポストコロニアル批評」は、ローマ帝国による植民地支配の下で書かれた新約聖書の諸文書を、帝国支配に対する適合と抵抗のテクストとして批判的に読み解くものである。それを実際に適用すると何が分かるか、須藤氏が「占星学者たちの貢ぎ物-帝国イデオロギーのパロディー」と題してサンプルを紹介した。

マタイによる福音書2章に現れる外国人による巡礼と貢ぎ献上というモティーフは元来、古代オリエントで世界帝国の軍事的な覇権を象徴するものであった。帝国支配に翻弄されたイスラエルはこれを逆手に取って、終末に異邦人がシオンの山に巡礼する待望を語っていたのであるが、福音書記者はイザヤ書60章に見られるこのモティーフの非軍事的なパターンを、王の位置に無力な幼子を置くことによってパロディーとし、非暴力の平和創造によって帝国イデオロギーに抗うマタイ共同体に一つの対抗神話を提示している。

こうした方法論は、慣れない人にとっては少し難しく思われることもあるかもしれない。だが、2千年にわたって展開されてきた新約聖書解釈の世界に飛び込んでみたいと考える初学者には、さまざまな読解のアプローチを現代人に提供する本書がまさに「手引き」となるに違いない。事実、本注解シリーズも宗教改革者たちが聖書を民衆に「分かる」言葉に翻訳した、その精神に倣って構成・執筆が進められている。いよいよ宗教改革500年を迎える2017年に刊行される本注解シリーズに向けた予習という気持ちで取り組んでみるのはどうだろうか。

『新約聖書解釈の手引き』の詳細は、こちら。また、「NTJ新約聖書注解」の詳細が掲載されている特設サイトでは、随時更新されている見本原稿を読むことができる。「VTJ旧約聖書注解」の見本原稿は、2016年4月より公開予定。

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