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本来の姿に立ち戻ろう 菅野直基

2015年11月11日07時27分 コラムニスト : 菅野直基
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一人の男性が、高速道路で車を運転していると、奥さんから携帯に電話が入った。

「あなた! 今テレビのニュースで見たんだけど、1台の車が猛スピードで高速道路を逆走しているようだから気を付けてね!」
「そ、それどころじゃないんだよ。こっちは何百台もの車が逆走しているんだから!?」

人は、相手の立場からモノを見ないで、自分の立場からモノを見ることを教えてくれる話です。

聖書が教える罪は、簡単に言えば「自己中心」です。最初の人、アダムとエバは、「神なんかいらない!」と神を捨てて、悪魔と自分の思いに従いました。

日曜日に教会で、人間の罪について説教をすると、いろいろな反応が現れます。

「私(俺)にはあまり関係ない!」という顔をする人もいれば、「神様、私を造り変えてください!」と切実に祈る人もいます。

本当は、「私(俺)にはあまり関係ない!」と思っている人こそ、その説教を聞く必要があるのに、横の人や休んでいる人のことを考えて、「アーメーン! これはいい説教だ! あの人に聞いてもらいたい!」と心の中で考えます。困ったものです。

しかし、神を愛し、神の前に謙遜な人が、「私のことを言ってくれている。その通り、アーメン!」と応答します。「持っている者はさらに与えられて豊かになり、持たない者は持っているものまでも取り上げられてしまうからです」(マタイ13:12)と聖書が語る通りです。

人はみんな、基本的に自己中心です。それが罪の表れだからです。ただ、自己中心性が強い人は、自分が自己中心なことに気付かないほど自己中心なだけです。

試しに、自己中心的な人に「あなたは自己中心ですね。直した方がいいと思いますよ」と言ってみたら大変なことになります。烈火のごとく怒るでしょう。

面白いことは、自己中心な人に「あなた自己中心ですよ!」と指摘できる人も、案外、自己中心だったりします。自分が自己中心なので、人の自己中心が手に取るように分かるからです。

人はみな、大なり小なり自己中心な存在です。しかし、どんなに自己中心性が強い人でも、神の愛に触れたら必ず変わります。そこに希望があります。「自己中心」が「神中心」に変わる時に、本当のその人、その人本来の姿に立ち戻るのです。

「キリスト教は『宗教』ではなく、『関係』です」

宗教としてのキリスト教は、自己中心さを増長させ、宗教を利用して自己実現を遂げようとします。しかし、神との関係を持つクリスチャンは、「自己否定して、神中心」に変わり、自分を通して神の御心を実現させていただこうとします。この差は大きいです。

「宗教は恐ろしい」「一神教は恐い」と考える人たちがいるでしょう。宗教は人を狂わせ、凶暴にさせ、間違った方向に誘導してしまうこともあります。しかし、人類の創造者である神に立ち返り、神との愛の関係の中で人生を再構築するなら、本当に人間らしい、人間本来の愛の姿に立ち戻ることができるのです。

教会では、罪に堕落した人が、神によって、人間本来の姿に変えられることを目指しています。聖書は、「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ」と語ります。どうぞ、日曜日は教会に行きませんか? 神の祝福を祈ります。

◇

菅野直基

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 外部リンク:

新宿福興教会ホームページ
(メッセージをくだされば、みなさんの近くの教会を紹介致します)

菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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