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「虐待の連鎖」止めよう 児童虐待防止推進月間にゴスペルで呼び掛け オレンジゴスペルツアー

2015年11月10日12時40分
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関連タグ:児童虐待オレンジゴスペル打木希瑶子
児童虐待防止推進月間 オレンジゴスペルツアー
会場となった日本基督教団清水ヶ丘教会のゴスペルクワイアが、ワークショップを前に歌声を披露した=8日、神奈川県横浜市で

今年で5年目となる「オレンジゴスペルツアー」が、「合唱が一人でできないように子育ても一人ではできません」を合言葉に、全国二十数カ所で開催されている。毎年、「児童虐待防止推進月間(オレンジリボン運動)」となる11月に、ニューヨークから音楽ゲストを招き、ワークショップなどを開催している。8日の横浜会場を取材した。

今年はニューヨークのベッセル・ゴスペル・アセンブリー教会より音楽ディレクターのボビー・ソボローさんとゴスペルプロデューサーの打木希瑶子さんを招き、ゴスペルワークショップやコンサートを開催。ボビーさんは、ニューヨークで著名なゴスペルシンガーだ。13年間、世界中を飛び回り、多くの人にその歌声を届けた。現在では、同教会の音楽ディレクターとして教会の賛美をリード。ニューヨークを訪れる旅人の間で、「どうやら、ニューヨークに素晴らしいゴスペルが聴ける教会がある」との噂が流れ、現在では教会の前に長蛇の列ができるほどになった。打木さんは「その教会の音楽ディレクターを5週間も日本に連れてきてしまったので、帰ったら、牧師から何を言われるか分かりませんね」と笑った。今回のツアーではボビーさんに直接、歌の指導が受けられる貴重な機会とあって、各会場には多くのゴスペルファンが詰めかけている。

児童虐待防止推進月間 オレンジゴスペルツアー
オレンジゴスペルツアーを発案・企画した打木希瑶子さん。自身の辛い経験から、「虐待の連鎖」を止めようと思いついた。うつ病に苦しんだ過去もあったが、現在は5年目となるツアーに祈りと感謝をもって取り組んでいる。
児童虐待防止推進月間 オレンジゴスペルツアー
ニューヨークから初来日のボビー・ソボローさん。「石が叫ぶ」ようなボビーさんの歌声に、会場は酔いしれた。

同ツアーは、打木さん自身の過去の経験から発案、企画された。シングルマザーだった打木さんは、11年前、ニューヨークでゴスペルシンガーと結婚。愛する夫と息子と3人、異国の地ではあったが、幸せな暮らしができるものと海を渡ったのだった。しかし、結婚した翌日から夫は豹変。打木さんがビザの申請に必要な書類を用意しようともしない、用意するよう頼むと、「どうせ、永住権が欲しくて結婚したんだろう? 入管(入国管理局)に通報するぞ!」などと暴言を吐かれた。「自分一人なら、すぐさま家を飛び出して、帰国するなり、他にアパートを探すなりしたと思いますが、当時11歳だった息子が東京の学校から全く環境の違うニューヨークの学校に転校してきて、やっと慣れたころだったので、自分が耐えれば・・・と我慢してしまったのですね。しかも、これがいわゆる『虐待』に当たるとは、私も気付かなかったし、前夫も自覚はなかったですね。しかし、弁護士さんが気付いてくれて、『何かあったら、迷わず警察に電話をしなさい』とアドバイスをくれました」と打木さんは当時を振り返る。アドバイス通り、夫の暴言、暴力が始まると、警察へ通報。すぐさま警察が駆けつけ、後に裁判、離婚が成立した。

しかし、その後、打木さんを襲ったのは、心の病であった。「あんなに愛していた人が、私を虐待するはずがない」という思いと現実との狭間で、打木さんの心は音を立てるように壊れていった。一年間、仕事をすることもできず、裁判もあったため、帰国することもできなかった。ある年末の2週間、極寒のニューヨークで息子と2人、ホームレスになったこともあった。

自分を追い詰めた「虐待のメカニズム」とは何なのかを調べていくうちに、「児童虐待」も「ドメスティック・バイオレンス」も加害者の多くに、幼少期に同じように虐待された経験があることも分かってきた。「あんなに愛していた人が・・・と思った私の思いは、虐待を受けている子どもたちと同じだと思うのです。いや、それ以上かもしれませんね。大好きなお父さん、お母さんから傷つけられるのですから」と打木さんは話す。そんな折、インターネットで知ったのが「オレンジリボン運動」だった。「今、この『虐待』を止めないと、この『不幸の連鎖』を断ち切ることはできないと思いました。私は、ずっと音楽を生業として生きてきた。一度はゴスペルも聞きたくない、教会も行きたくない、『神様がいるなんて嘘だ!』とまで思っていた私でしたが、このつらい経験も、もしかしたら神様が用意した計画だったように思えたのです」と打木さんは話す。

そして、オレンジリボン運動とゴスペルを融合させたこの企画を思い立った。それからは、うつ病が一気に回復。第1回の開催に漕ぎ着けたのは、発案から間もない2011年の秋だった。それでも、昨年までのツアーでは、赤字になることもしばしばで、その度に、決して少なくない額の身銭を削った。「カウンセリングを受け続けて、何年もうつ病と戦うことを考えたら、治療代に充てたと思えば、なんてことない。神様から与えられたものを、ほんの少し返しただけです」と笑顔で答える。今年のツアーからは、昨年まで蒔いた種が少しずつ芽を出し、軌道に乗ってきているのを感じているという。

ボビーさんと打木さん
同じ教会に通う2人だが、1000人以上が集う教会では、あまり顔を合わせることもないという。

今回のツアーで初来日したボビー・ソボローさんは、打木さんから日本のツアーを打診された時、非常に戸惑ったのだと話した。5週間も家を離れ、家族に会えないこと、ツアー中には結婚記念日が重なっており、妻と一緒にその日を過ごせないことを考えると、「今回のツアーは残念だが、断ろうか・・・」と思っていた矢先、教会の牧師からの励まし、妻からの後押しもあって、祈りの中で神様からの道が示されたことを思い、決意したのだと話してくれた。

また、昨今の日本でのゴスペルブームについて尋ねたところ、「まだ救われていないノンクリスチャンの方々も多くクワイアに参加していることでしょう。それで良いのです。しかし、そうした人の中で、『私はクリスチャンではないが、ゴスペルを歌っても良いのだろうか? なんかモヤモヤした気持ちになる』と言う方がいます。そのモヤモヤはどこから来るのかをよく考えてみてください。きっとそれは、神様からの『語り掛け』だと思います。その声に素直に従ってみたら良いと、僕は思います」と答えた。

今後、オレンジゴスペルツアーは、東京、福島、埼玉、千葉、群馬、新潟、秋田の会場を回り、11月23日には国内外から著名なゴスペルシンガーを招き、東京でコンサートを開催。打木さんは、「もう、このコンサートは絶対に見逃せない!! 私も今から楽しみですが、皆さんにもぜひ聴いていただきたい!」と意気込む。詳細は「オレンジゴスペル全国ツアー2015」のホームページ。

関連タグ:児童虐待オレンジゴスペル打木希瑶子
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