リック・ウォレン牧師のベストセラー『人生を導く5つの目的』 2章追加の改訂版が日本語で発売

2015年11月2日15時22分 記者 : 坂本直子 印刷
+リック・ウォレン牧師のベストセラー『人生を導く5つの目的』 2章追加し増補改訂版が日本語で発売
装丁も新しくなり、10年ぶりに増補改訂された『人生を導く5つの目的』(リック・ウォレン著、尾山清仁・小坂直人訳)

米サドルバック教会のリック・ウォレン牧師の世界的ベストセラー『人生を導く5つの目的』(原題:The Purpose Driven Life)の日本語の増補改訂版がこのほど発売された。改訂版では、これまでの40章に2章が新たに追加され、人生の目的を見失わせる最も一般的な2つの要因に焦点を当て、神の目的に従って生きるための新たな視点を、これまでの40章と合わせて提供する。

追加された2章はもちろん、ウォレン牧師自身による書き下ろし。改訂版では、1〜40章の訳文の見直しも行い、本のサイズも一回り小さくして持ち運びやすくなった。

追加された2章について、同書の訳者の一人である小坂直人氏は、「神の目的に導かれる人生の妨げとなる2つの罠(わな)について取り上げています。一つは『他の人をねたむ罠』で、もう一つは『八方美人の(他の人を喜ばせようとする)罠』。どちらも、人との関わりの中で生きている私たちにとって、身に覚えのある落とし穴です。自分の目的を見失うことのないよう心に留めておくべきポイントが、関連聖句と共に記されています」と説明する。

初版の訳を一から見直したことについては、「初版から10年以上がたち、読んでいる人たちも20代は30代に、30代は40代にと変わってきており、ちょうど見直すのにいい時期だった」と言う。古く感じられる言葉の使い方や表現をブラッシュアップして、初版の訳を尊重しながら鮮度に磨きをかけたという。英語では、2012年にこの改訂版が出版されている。英語版出版後、約2年間かけての翻訳作業は、何度も推敲(すいこう)が重ねられ、初版よりもいっそう読みやすくなっている。

一方、2章追加され42章になったことで、同書が勧める「1日に1章ずつ読む」ことを実行した場合、ちょうど6週間で「心の旅」を終わらすことがでる。週単位での計画が立てやすくなったのも改訂版の特徴の一つだ。

同書の発行元であるパーパス・ドリブン・ジャパン(PDJ)は、『人生を導く5つの目的』を日本で出版するため、2004年に立ち上げられた。全てのクリスチャンが、「5つの目的」に根差した健康な人生を建て上げることができるよう、同書の出版だけでなく、書籍や教材、テキストなどを提供し続けてきた。

同書と最も深く関係するのが、4冊からなる「クリスチャンライフシリーズ」だ。1冊目の『神の家族へようこそ!』では「5つの目的」の中の第2の目的「交わり」、2冊目の『霊的成長をもたらす4つの習慣』では第3の目的「霊的成長」、3冊目の『あなたの賜物が輝く5つのステップ』では第4の目的「ミニストリー」、最後の『人生の使命を発見する』では第5の目的「使命(宣教・伝道)」と照合して学ぶことができるようになっている。

また、PDJのホームページでも「5つの目的」の解説を詳しく載せ、その普及を担ってきた。「5つの目的」の教会のモデルは、聖書の「最も大切な戒め」(マタイ22:37〜40)と「大宣教命令」(同28:19〜20)の2つの御言葉が根拠となっている。PDJのロゴマークも、教会成長の基本概念である「5重の同心円」と、キリストにある成長のプロセスを示す「野球のダイヤモンド」を重ね合わせたものとなっている。

「5重の同心円」では、外側から「住民」「群衆」「会衆」「弟子」「奉仕者」というようにグループで円を描き、段階的に人々の成長を後押し、最終的にミニストリーと伝道に献身できる教会のコアの部分を成す「奉仕者」へと育てていく。ここでの教会の目標は、神の導きに従って、人々を神の働き人へと育てていくことだ。

世界的ベストセラー『人生を導く5つの目的』 2章追加し増補改訂版が日本語で発売
『人生を導く5つの目的』の翻訳者の一人で、パーパス・ドリブン・ジャパン(PDJ) / ロゴス出版社ディレクターの小坂直人氏(左)と、直人氏の父で同社代表の小坂圭吾氏。圭吾氏は「今回付け加えられた2章は、全体の中でも違った視点で、特に大きな衝撃を与える」と、新たに加えられた2章について感想を語った。

一方、「野球のダイヤモンド」では、1塁が交わり(教会の交わりに加わること)、2塁が成長(霊的に成長すること)、3塁がミニストリー(賜物を用いて人々に仕えること)、本塁が伝道(キリストの福音を伝えること)で、霊的成長と献身度のレベルを示し、教会の目標は、より多くの人々が1塁から本塁に帰れるように励まし、具体的に支援していくことにある。マウンドは礼拝で、どの塁にも直接つながり、各塁の底流となるものだ。

『人生を導く5つの目的』は、2002年に発行されて以来、翻訳された言語は85カ国語以上に上る。米国の版元によると、訳本や改訂版も合わせると、発行部数は8000万部以上になるという。日本でも多くの人に感銘を与え、各地の教会でも学びに用いられ、教会が健全な成長を遂げた事例も多く報告されている。また、「ベストセラー」ということで敬遠していた人があらためて読み、非常に恵まれたという話もあるという。

このような高い評価に対して小坂氏は、「この本が信仰生活を支える古典として読み継がれていくか、本書の真価が問われるのは今後にかかっている」と言う。そして、「人生の目的を見失わせる2つの要因を含めて、新たな気持ちで、この本に取り組んでほしい。そして、神の目的を再確認していく中で、教会の成長のさらなる底上げに貢献していきたい」と、PDJの今後の働きへの意欲と改訂版への期待を語った。

リック・ウォレン著、尾山清仁・小坂直人訳、438ページ、定価2300円(税抜き)。注文は、PDJのオンラインショップかメール(info@pdjapan.com)、またはFAX(044・872・8705)で。

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<出典> 日本:JX通信社, 厚労省 世界:JH CSSE, WHO
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