メシア待望の時代にどう生きるか BFP最高責任者招き国内4都市で「全国オープンハイナイト」開催

2015年9月10日15時23分 記者 : 坂本直子 印刷
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BFP国際会長兼最高責任者のレベッカ・ブリマー氏(左)と通訳の永井信義氏(東北中央教会牧師)=4日、お茶の水クリスチャン・センター(東京都千代田区)で

NPO法人BFP Japan主催の「全国オープンハイナイト」が、沖縄、東京、札幌、大阪の国内4都市で開催された。東京では、お茶の水クリスチャン・センター(東京都千代田区)を会場に、2日間にわたって開かれ、2日目の4日は、集まった約240人が、イスラエルのためにとりなしの祈りをささげた。

BFP(ブリッジ・フォー・ピース)は1976年、クリスチャンとユダヤ人の「平和の架け橋」を築くためにエルサレムで設立され、イスラエルへの支援活動を行っている。日本では1996年にBFP Japanが立ち上げられた。昨年は、BFPの創立者ダグラス・ヤング博士がイスラエルに移住し、BFPの前身となる働きを始めてから50周年を迎えた。

今回講演したBFP国際会長兼最高責任者のレベッカ・ブリマー氏は、米国出身。1948年のイスラエル建国以前から、イスラエル再建を説いていた世界的に著名な聖書学者、デビット・ルイス博士の娘として生まれた。イスラエルに25年間在住し、2002年からBFPの最高責任者として多くの働きを担っている。ブリマー氏は、急速に展開する世界情勢にあって、クリスチャンが取るべき行動を聖書がどのように示しているかを語り、再臨に備えての祈りと、クリスチャンが「神の国の民」として、愛をもってイスラエルとユダヤ人に関わっていくことを、集まった一人一人に情熱を込めて訴えた。

初めにブリマー氏は、今、世界の多くのクリスチャンが聖書の預言について語っていること、そして、ユダヤ人もメシア到来を待ち望み、現代が「メシア到来のための産みの苦しみ」の時代と考える人々がいることを述べた。出産時には、お腹の痛みが徐々に耐え難いほどになり、産まれたときには喜びが満ち溢れる。メシアが来る前に、このようなことが起きると信じている人がいることを語った。

また、今年9月が重要な月であると信じる人々について語った。今年は、旧約聖書に記されている7年に1度の「安息年」に当たる。この安息年の翌年にメシアが到来すると信じる人たちがいること、また9月14日にユダヤ暦の安息年が終わるため、メシア到来が今年にも起こると信じる人たちがいること、さらに「血の月」と呼ばれる赤い月の現象が9月に起こるとされているため、このような天のしるしが、イスラエルへの祝福の象徴と考える人がいること、その一方で裁きの象徴だと考える人も多いこと、また9月に経済的破綻が来ると考える人がいることなどを挙げた。このようにさまざまな情報が交錯する中で、神に何をすべきかを尋ねるのと同時に、「『いつこのことが起きると聖書に書いてある』などと言わないように気を付けなければいけない」と注意を促した。

その上で、聖書に記されている裁きについて語った。「聖書では、全ての人々を助けることと同時に、イエス様の兄弟であるイスラエルを助けることを語っている」とブリマー氏。ヨエル書3章1〜2節、創世記12章3節から、神は国々がどのようにイスラエルを取り扱うかについても裁かれること、イスラエルに敵対する国々が多い中で、クリスチャンは真の神を信じる「神の国」を構成する「聖なる民」であること、聖なる民は神の国の王に従って歩んでいくこと、さまざまなニュースや天のしるしを理解することも大切だが、何よりも「神との正しい関係」を持つことの重要性を訴えた。

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オープンハイナイトのチヤプレンである津坂良夫牧師(福生ベテル教会)の導きで、心を一つにして祈る参加者たち

現在、イスラエルでは、ユダヤ暦の「エルル」の月に入っており、「エルル」の月初めからユダヤ暦新年の大贖罪日(ヨム・キプール)までの40日間を悔い改めの季節と呼び、重要な季節を迎えているという。「悔い改め」はヘブライ語で「立ち返る」の意味で、ブリマー氏は、「悪いことから離れる」のみならず、神に顔を向けて「神に立ち返ること」であると説明。BFP本部でもこの期間、40日間の神に立ち返る祈りを推進している。

悔い改めの季節にイスラエルの人々が大切にしていることは、「神に立ち返ること」「周りの人たちと正しい関係を保つこと」「必要のある人を助けること」。ブリマー氏は、これはまさに、イエスが最も大切な戒めとされた「心を尽くして神を愛すること」、そして「隣人を愛すること」と同じであると語った。

またブリマー氏は、「終末に何が起こるか」を語っているマタイの福音書24章だけではなく、25章まで続く、「終末に備えて何をすべきか」に目を留める重要性を述べた。「私たちは時に、終末に何が起きるかに心を向け過ぎていて、その時に備えて何をすべきかにあまり関心を寄せていないのではないか。聖書では、目を覚まし、備え、忠実であることを教えている」と強調した。

BFPは、イスラエルで毎月2万8千人に食事を提供している。ブリマー氏は、「主人から、その家のしもべたちを任されて、食事時には彼らに食事をきちんと与えるような忠実な賢いしもべとは、いったいだれでしょう。主人が帰って来たときに、そのようにしているのを見られるしもべは幸いです。まことに、あなたがたに告げます。その主人は彼に自分の全財産を任せるようになります」(マタイ24:45〜47)を引用。BFPの活動は、この聖句の通り、主が帰ってきたときに、イスラエルの民に忠実に食事を与えているのを見てもらえる働きだと言い、イスラエルの有事に備えて食糧の備蓄もしていると語った。そして、このようにクリスチャンはいつも再臨に備えていなければならないと語った。

「世界中のユダヤ人がイスラエルに戻る聖書の預言が成就する時代に私たちは生かされている。この時代にあって、私たちはどのように生きるべきかと聖書は教えている」とブリマー氏。「神の価値観に生き、神の国の聖なる国民として歩むことを選び取らなければならない。すなわち、忠実であること、清い歩みをすること、必要がある人々を助けることを決断してほしい」と参加者に訴えた。「目の前に何が起きたとしても、神様に固く信頼して生きること。心を尽くし、思いを尽くして、花婿なる主を愛すること。そして互いを心から愛し合いましょう」と講演を結び、感謝の祈りをささげた。

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イスラエルのために作ったという賛美を歌うシンガーソングライターの上原令子さん

ブリマー氏のメッセージの後、オープンハイナイトのチャプレンである津坂良夫牧師(福生ベテル教会)が祈りを導き、▼テロリスト化するユダヤ教過激派を覚えて、▼日本人の政治不信を覚えて、▼BFP50年間の働きの守りに感謝し、未来に向かって、の3つを軸に、参加者全員で祈りをささげた。またこの日は、シンガーソングライターの上原令子さんの賛美も披露され、会場を盛り上げた。

「ハイナイト」は、BFPが推進するとりなしの祈りの会の総称。「いのち」を意味するヘブライ語「ハイ」と、「夕べ」を意味する英語「ナイト」の造語で、エルサレムで始まった「いのちの夕べ」という祈り会が、BFPのある世界各国に広がったもの。BFP Japanでは、各教会の牧師の了承の下で開催される教会ごとの祈り会「教会ハイナイト」を推進し、毎月第一金曜日に超教派の「東京オープンハイナイト」を開催している。

今回、ハイナイトに初めて参加したという30代の都内に住む女性は、「イスラエルが置かれている現状を知り、またユダヤ人との交流を知り、胸が熱くなった」と最後は涙声になりながら感想を語ってくれた。

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