Skip to main content
2025年10月20日23時39分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会
戦後70年の広島から戦後70年

戦後70年の広島から(2):平和願い、カトリック・聖公会・チベット仏僧らが共に祈り

2015年8月7日23時06分 記者 : 土門稔
  • ツイート
印刷
関連タグ:カトリック幟町教会世界教会協議会(WCC)カトリック教会日本聖公会ダライ・ラマ
戦後70年の広島から(2):平和願い、カトリック・聖公会・チベット仏僧らが共に祈り+
午後7時から行われた「平和のための祈りの集い」=5日、カトリック幟町教会・世界平和記念聖堂(広島市中区)で

5日午後7時からは、カトリック幟町教会・世界平和記念聖堂(広島市中区)で、「平和のための祈りの集い」として、エキュメニカルな祈りがささげられた。

集いには、カトリックからは岡田武夫大司教(東京大司教区)、池長潤大司教、前田万葉大司教(共に大阪大司教区)、高見三明大司教(長崎大司教区)の4人の大司教と10人の司教、日本聖公会からは、植松誠首座主教(北海道教区)はじめ11人の主教が列席した。この他、世界教会協議会(WCC)のメアリー・アン・スウェンソン監督(米合同メソジスト教会)、バチカン教皇庁大使のジョセフ・チェノットゥ大司教、韓国・済州教区の姜禹一(カン・ウィル)司教らがゲストとして列席した。

この集いのシンボルは「平和の灯(ともしび)」。1964年8月1日に点灯されて以来、「核兵器が地球上から姿を消す日まで燃やし続けよう」という反核悲願の象徴となっている。灯を掲げて入堂が始まり、塩田泉神父が作詞・作曲した「キリストの平和」が歌われた。

そして、連祷と福音朗読に続き、スウェンソン監督がメッセージを語った。2歳で被爆し、千羽鶴を作れば元気になると信じて折鶴を作り続けながら12歳で亡くなった佐々木禎子の本を読んだ時の思いなどを交えながら、約20分にわたり、平和と戦争について話し、「核兵器と決別する時が来ました」と述べた。

戦後70年目の広島から(2):平和願い、カトリック・聖公会・チベット仏僧らが共同の祈り
メッセージを伝える世界教会協議会(WCC)のメアリー・アン・スウェンソン監督(米合同メソジスト教会)

次に、日本聖公会主教会のメッセージ「“戦後70年”に当たって」の一部が読み上げられた。

戦後70周年に当たり、わたしたちは主に在って一つであることが“平和のしるし”となることを覚えます。そして『日本聖公会の戦争責任に対する宣言』や『日本聖公会〈宣教・牧会の十年〉提言』に掲げられている取り組みを丁寧に実践し、主キリストの十字架の死と復活によって示された和解と平和を告げ知らせて行きたいと願います。

さらに、日本カトリック司教団が発表した「戦後70年司教団メッセージ 平和を実現する人は幸い~今こそ武力によらない平和を」の一部が読み上げられた。

1981年、ヨハネ・パウロ2世教皇が来日し、広島で語った平和アピールのことば『戦争は人間のしわざです。戦争は生命の破壊です。戦争は死です』にもはっきりとした戦争に対する拒否が示されています。

以上の歴史的経緯を踏まえるならば、わたしたち日本司教団が今、日本国憲法の不戦の理念を支持し、尊重するのは当然のことです。戦争放棄は、キリスト者にとってキリストの福音そのものからの要請であり、宗教者としていのちを尊重する立場からの切なる願いであり、人類全体にとっての手放すことのできない理想なのです。

戦後70年目の広島から(2):平和願い、カトリック・聖公会・チベット仏僧らが共同の祈り
3人のチベット仏僧がチベット語で節を付け、歌うように「真実の誓願」を朗読した。

また、この日ゲストとして壇上に列席した文殊師利大乗仏教会のチベット仏僧3人が、ダライ・ラマ14世の「真実の請願文」をチベット語で読み上げた。

この祈願文は、ダライ・ラマ14世が1960年9月10日にインド・ダラムサラで樹立した亡命政権において書いたもの。チベット人たちの祖国における平和と、仏教・文化・自治権の返還を願う祈願文だ。亡命チベット社会の学校をはじめ、チベット社会全体でチベット問題の解決を願っているという。

原文はチベット語で、この日はチベット仏僧の3人が、聖堂の正面壇上に上がり、チベット語で節を付け、歌うように朗読した。

三世の善逝(ぜんぜい)よ 彼の子息よ 弟子たちよ 我がこの真実の慟哭(どうこく)を聞き入れ給(たま)え

不穏なる強力な暴悪により抑圧された 遮られない苦悩に虐げられ疲弊した衆生(しゅじょう)たち
耐え難き 争い 飢餓 疫病 これらの脅威すべてが 寂滅(じゃくめつ)へと導かれ歓楽の大海へ流入せんことを

殊には雪域の敬虔な持法の民たちが 暗黒からの野蛮な軍隊により無慈悲に侵略され
無情な凶悪なる破壊で流した血と涙の数々のこの流れを ただちに止め給う彼の仏の慈悲力の部隊よ 示現し給え(配布された日本語訳より一部抜粋)

祖国の独立を奪われたチベットの人々の苦しみと叫びが伝わってくるような痛切な朗読に、聖堂に集まった数百人のキリスト教信徒たちも聞き入っていた。

午後8時半からは、若者を中心に、フランスの超教派の男子修道院「テゼ共同体」の歌を用いての祈りがささげられ、「イエスよ、御国においでになるときに」など数曲が歌われた。

とりなしの祈りでは、この集いの中心となったシスターが、「この70年間、日本の若者が戦争に行って戦うということをしないで過ごせたことを心から感謝します。この夏、日本が大きく変わろうとしています。そして、たくさんの人たちがそのように変わってほしくないと願っています。どうぞ経済的な発展を優先するのではなくて、私たちが一人一人の命と尊厳を大切にする社会を、これからも、今日集まっているこの若い人たちと大切にし、守りつないでいくことができるように力を与えてください」と祈った。

戦後70年目の広島から(2):平和願い、カトリック・聖公会・チベット仏僧らが共同の祈り
午後8時半からはテゼの祈りがささげられた。

若い助祭は、「原爆投下後70年間祈りが続けられてきました。私はこの祈りの場こそが神の国であり、ここから広がって行くのだと思います。私が平和、私たちが平和。そう思う。このことの大切さは差し迫っている、もはや躊躇(ちゅうちょ)している場合ではない。私たちが平和、というと少し傲慢(ごうまん)だとか、こんな自分が語る資格があるのかと迷うこともあります。しかし、それでもあなたを愛していると言ってくれるのがイエス・キリストです。イエスを平和がない場所にお連れすることが、平和への一歩だと信じて歩みたい」と述べた。

この助祭によると、カトリック幟町教会では、毎年8月5日に平和を学ぶさまざまな行事を行っているが、12年ほど前から、夜の時間に若者と共にテゼの歌を用いた祈りをささげているという。

その後、午後9時半からは、地下聖堂で「世界平和を願って徹夜の祈り」が行われた。リレー形式で、6日朝まで祈りがささげられ続けた。(続く)

■ 戦後70年の広島から:(1)(2)(3)

関連タグ:カトリック幟町教会世界教会協議会(WCC)カトリック教会日本聖公会ダライ・ラマ
  • ツイート

関連記事

  • 日本基督教団と在日大韓基督教会 戦後70年で共同の「平和メッセージ」

  • 戦争経験者に聞く戦後70年(1):海軍将校として戦艦「霧島」で戦い、戦後牧師に 後宮俊夫牧師が語る「キリストの平和」

  • 「もう一つの戦後70年」 広島で被爆死した米兵ジョン・ロング・ジュニアさん

  • 日本聖公会、主教会が戦後70年でメッセージ発表

  • 日本カトリック司教団、戦後70年メッセージ「平和を実現する人 武力によらない平和を」を発表

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • ヨハネの黙示録(8)テアテラ教会の御使いへ 岡田昌弘

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 栄光への脱出の道 穂森幸一

  • 焦りは禁物 菅野直基

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • 焦りは禁物 菅野直基

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.