北朝鮮で拘束のカナダ人牧師、「体制転覆」告白

2015年8月5日07時12分 印刷
Facebookでシェアする Twitterでシェアする
関連タグ:北朝鮮

【CJC=東京】人道援助活動のために北朝鮮を訪問中で1月に身柄を拘束された韓国系カナダ人のイム・ヒョンス牧師(60)が7月30日、平壌の人民文化宮殿で記者会見した。会見には北朝鮮メディアの他、中国など現地駐在メディアの記者も出席した。イム牧師が公の場に姿を現すのは拘束後初めて。

記者会見の席でイム牧師は、北朝鮮の体制転覆を狙った活動を行っていたこと、2月にエボラ出血熱の侵入防止措置に違反して「違法に」平壌に入ったことを告白したという。

イム牧師は1月30日に中国経由で北朝鮮入りした。同牧師は、カナダ・オンタリオ州ミッシサウガのライト・コリアン長老教会を主管している。信徒は約3千人という。

同教会は北朝鮮北東部の羅津で孤児院や保育所、老人介護施設などを運営しており、ライザ・パク報道担当は、イム牧師の渡航は「定期的なもの」だったと述べている。

パク報道担当は7月30日、CNNに寄せた声明で「イム牧師に対する罪状や容疑についてコメントはない。ただ、イム牧師自身が開始し、支えてきた北朝鮮における人道援助活動は、人々の暮らしを向上させるためだった」と指摘した。

パク担当はまた「イム牧師が100回以上も渡航する動機になったのは、北朝鮮の人々への大きな愛だった」と主張している。

イム牧師は記者会見で「援助の名目で北朝鮮各地を訪ねた目的は、政府転覆に向けた基礎を築き、米韓両政府の政策に利するような宗教国家を作るためだった」と述べたという。

牧師は8月2日、平壌の鳳岫(ポンス)教会で礼拝に参加した。牧師は、参加者らの前で「懺悔するためこの場に立った」と“反省”の弁を述べた。

カナダ外務省は「問題解決に努力しているが、新たな情報を得てはいない」と、牧師の釈放については確認していない。

イム牧師は夫人と共に韓国から1986年にカナダへ移住した。

※この記事はCJC通信の提供記事を一部編集して掲載したものです。
Facebookでシェアする Twitterでシェアする
関連タグ:北朝鮮

関連記事

クリスチャントゥデイからのお願い

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。

記事の一つ一つは、記者が取材をして書き上げ、翻訳者が海外のニュースを邦訳し、さらに編集者や校閲者の手も経て配信しているものです。また、多くのコラムニストや寄稿者から原稿をいただくことで、毎日欠かすことなくニュースやコラムを発信できています。

この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、読者の皆様にはぜひ、祈りと共に、定期的にサポートする「サポーター」として(1,000円/月〜)、また単発の「サポート」(3,000円〜)によって応援していただきたく、ご協力をお願い申し上げます。支払いはクレジット決済(Paypal)で可能です。希望者には、週刊メールマガジンも送らせていただきます。サポーターやサポートの詳細、またクレジットカードをお持ちでない方はこちらをご覧ください。

  • 金額を指定:
  • 金額を選択:

国際の最新記事 国際の記事一覧ページ

主要ニュース

コラム

人気記事ランキング