Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

福祉・教育・教会のネットワーク構築目指し キングス・ガーデン東京が第1回シンポ

2015年6月2日18時16分
  • ツイート
印刷
関連タグ:キングス・ガーデン東京介護荻窪栄光教会市川一宏阿久戸光晴廣瀬薫中島秀一
福祉・教育・教会のネットワーク構築目指し キングス・ガーデン東京が第1回シンポ+
基調講演をしたルーテル学院大学前学長で、同大学事顧問・教授の市川一宏氏。市川氏は、自身の専門である福祉政策の立場から、介護保険制度など福祉制度における問題点についても言及した=5月30日、日本イエス・キリスト教団荻窪栄光教会(東京都杉並区)で

福祉施設や在宅介護サービスの充実を図るため、福祉・教育・教会のネットワーク化を進める社会福祉法人キングス・ガーデン東京(泉田昭理事長)が、その活動の一環として、第1回サポートネットワークシンポジウムを、5月30日に日本イエス・キリスト教団荻窪栄光教会(東京都杉並区)で開催した。「福祉・介護の『働き人』を送り出す」と題し、福祉・介護の現場で大きな問題となっている人材の不足や育成について、基調講演、パネルディスカッション、分科会を通して参加者と共に考えた。

「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい」(マタイ9:37〜38)が、今回のシンポジウムに与えられた御言葉。聖書の価値観を土台にし、市川一宏(ルーテル学院大学前学長・学事顧問・教授)、阿久戸光晴(聖学院理事長・院長)、廣瀬薫(東京キリスト教学園理事長)、中島秀一(荻窪栄光教会牧師)、中島真樹(練馬キングス・ガーデン施設長)の各氏が、教育、教会、福祉施設、それぞれの立場から発言した。

基調講演を行った市川氏は、「『おめでとう』で始まり『ありがとう』で終わる人生~福祉とキリスト教」と題し、話を進めた。市川氏は、全ての命は神から祝福されたもので、福祉の現場で働く人はその命を支えていると言い、その行為を通じて共に生きていくことの意味を学び、自己成長をもたらすと語った。また、「福祉は伝道ではなく、その人の生活を支えること。自分がやっていることを通して、希望を届ける『パントマイム伝道』」だと語った。さらに、福祉活動をする上で、クリスチャンでない方と協働して歩んでいくところから始めなければ、連帯した取り組みにはならないと話した。

「働き人」を育て送り出すために 福祉・教育・教会のネットワーク構築目指し、キングス・ガーデン東京が第1回シンポ
パネルディスカッションで登壇したパネリストら。左から、コーディネーターの市川一宏氏、阿久戸光晴氏、廣瀬薫氏、中島秀一氏、中島真樹氏

市川氏の基調講演を受け、4人のパネリストがそれぞれの意見を交換。阿久戸氏は、働き手を育て送るという立場から、「私たちの人生の祝福は、感謝と幸福感にある」と言い、3K(きつい・汚い・危険)といわれる福祉の現場を、新しい3K(清く・気配りし合え・光栄な職場)に変えていくことを提案した。また、「奉仕は、時間や余力があるからやるというのはでなく、イエス・キリストを見出していくなかで生まれてくるのではないか。このことを若い人に伝えたい」と話した。

廣瀬氏は、「神の国」とは、被造物が全て本来の姿で生かされ、喜んでいるところと位置付け、「福祉も伝道も同じ『神の国』の働きであり、両方を担うのが教会のあるべき姿」と語った。その上で、「教会が本来の使命を担えば、当然、善き人を送り出す実を結ぶはず」だと指摘。「『神の国』の最重要部分と考えられる福祉の職場を、働きがい・喜びを経験する職場としたい」と話した。

シンポジウムの会場となった荻窪栄光教会の牧師である中島秀一氏は、自由学園やキングス・ガーデン東京を例に挙げながら、「福祉の世界は、キリスト者に最もふさわしい世界」だと語った。特に超高齢社会における老老介護の現状について、福祉施設や介護サービスが今後さらに必要だと言い、「高齢者ほど天国に近い人はいない。高齢者に対する理解をもっと深めてほしい」と訴えた。

「働き人」を育て送り出すために 福祉・教育・教会のネットワーク構築目指し、キングス・ガーデン東京が第1回シンポ
シンポジウムには160人以上が集まり、最後まで熱心に話に耳を傾けた

福祉の現場で実際に働く練馬キングス・ガーデン施設長の中島真樹氏は、「練馬キングス・ガーデンの職員の大半はクリスチャンではないが、理念の一致の下、共に働いている」と言い、「現場で働く人は、利用者との関わりの中から、教えられ、磨かれ、介護という仕事でしか味わえない充実感ややりがいを見出していっている」と話した。特に、ターミナルケアから教わることが多いという。「最期までお世話をし、その人から感謝の言葉を言われたとき、最高の喜びがある。この魅力をより広く、分かりやすい形で発信していきたい」と思いを語った。また、教会から学校、そして現場というルートがあれば、「働き人」がより増えるのではないかと言い、このプロジェクトを通して、共に歩む「輪」が広がっていくことを期待していると伝えた。

パネルディスカッションの後、「福祉・介護関係」「教育関係」「教会関係」「福祉・介護サービス」の4つに分かれて分科会がもたれた。「教会関係」に参加した今年大学を卒業し、現在、精神障がい者福祉施設で働いているという女性は、「参加している人たちが輝いていて、今後仕事をする上で励まされた」と語った。また、千葉県から参加したという40代の女性は、「シンポジウムに参加し、教会は福祉の現場にもっと積極的に関わり、人を送り出さなければいけないということを聞き、あらためて教会の役割を考えるきっかけとなった」と話した。

2回目の「サポートネットワークシンポジウム」は、1年後の開催を予定している。

関連タグ:キングス・ガーデン東京介護荻窪栄光教会市川一宏阿久戸光晴廣瀬薫中島秀一
  • ツイート

関連記事

  • 個性をそこなわない介護を目指して 「東中野キングス・ガーデン」がオープン控え見学・勉強会

  • TCUケアチャーチ講座「教会と福祉の実践を考える」 50年先の教会を夢見て

  • 多文化共生の介護施設「故郷の家・東京」着工 2016年秋のオープン目指す

  • 傷痍・退役軍人の「介護者」の霊的ケアを 啓発朝食会にジョエル・オースティン牧師ら

  • 稲垣久和・佐々木炎編『キリスト教福祉の現在と未来』

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.