Skip to main content
2025年8月19日06時55分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. インタビュー

演劇伝道40年、演出家の西田正氏 19・20日に舞台公演「塩狩峠」

2015年4月14日17時45分
  • ツイート
印刷
関連タグ:キリスト伝道劇団新宿新生館西田正塩狩峠三浦綾子新宿西教会
演劇伝道40年、演出家の西田正氏 19・20日には舞台公演「塩狩峠」+
劇団を維持し、活動し続けることは困難なことだらけだが、「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」(マタイ7:12)という聖書の言葉に支えられ、神の恵みでこれまで続けてこられた、と西田正氏は話す。

キリスト伝道劇団新宿新生館による舞台公演「塩狩峠」が、4月19日、20日の2日間、東京都内のスタジオで行われる。公演に先立ち、12日には公開練習が日本基督教団新宿西教会(東京都新宿区)で行われた。新宿新生館の代表で演出家の西田正氏に、今回の舞台に対する思いと、同劇団の活動について話を伺った。

体験者だけが伝えられる信仰の舞台劇

『塩狩峠』は、クリスチャン作家・三浦綾子が執筆した実話に基づく小説。キリスト教信者の主人公・永野信夫が、北海道・塩狩峠の頂上付近で暴走した汽車から乗客を守るため、身をていして汽車の暴走を止める物語は、今なお多くの人々の心を打つ。過去には映画化されたこともあるが、シーンが次々に変わる小説を舞台化するのは難しく、舞台で上演したいと思いつつもなかなか実現できなかったという。

それがある時、浅田次郎の『鉄道員(ぽっぽや)』が朗読劇で上演されたのを見て、『塩狩峠』も朗読劇ならできるかもしれないと考え、脚本を一気に書き上げた。その後修正を重ねながら、現在の形になっていったという。主役の永野信夫役も今回で3代目となる。同劇団はノンクリスチャンも参加できるが、永野自身の信仰告白のシーンは、たとえどんなに演技が上手くてもノンクリスチャンでは演じられない、と西田氏は言う。

「死」と「罪」がテーマであるこの作品では、「死のある人生をどう生きるか」という問い掛けに、永野の行動を通して「死を乗り越えることができる人生」を体現していく。その中にある罪が赦された体験や、死に対する解決は、実際に体験しなければ観客に本当の意味で伝えることはできない。

醍醐味は観客との一体感

芝居を用いて伝道するためには、まず観客の立場に立って、悩みや苦しみをつかまなければならないという。観客の苦しみを分かった上で、その苦しみを信仰によって乗り越えられることを伝えることが伝道であり、三浦綾子の作品は、それが作品中に表れているという。だが、こうした伝道にふさわしい文学作品はなかなかないと西田氏は言う。

演劇伝道40年、演出家の西田正氏 19・20日には舞台公演「塩狩峠」
何年もかけて作品の完成を目指すという西田氏。大吉愛希さんもヒロイン・吉川ふじ子役を演じ続け5年になる。

演劇の最大の魅力は、演じる側と観客が一体になれることだ。「塩狩峠」の舞台でも、永野の苦しみ・悩みが、観客の持つ苦しみ・悩みと一体化し、それを共に乗り越えていくという体験を味わえる。目で読んだり、耳で聞いたりするだけではなく、五感全てを使って、永野が語る信仰告白を受け止めることになる。

見終わった観客から、「これほどまでに主の御心を感じられるとは」「自分の愛の足りなさに気づいた」などという感想が聞かれるのは、舞台と観客が一体になっている表れだ。こうした一体感が演劇伝道の醍醐味であり、映画などでは決して味わえないと西田氏は言う。

演劇伝道に召されて40年

小学生の頃の夢は映画俳優だった西田氏。それが、大学時代に演劇に魅せられ、その後演劇の道に進むことになる。だが、学生運動の中で挫折し、新宿を飲み歩く毎日となった。そんなときに偶然、新宿西教会を見つけて入り、そのまま洗礼を受けたという。そして、演劇伝道という召しが与えられ、40年以上にわたって演劇伝道に携わったきた。

演劇伝道40年、演出家の西田正氏 19・20日には舞台公演「塩狩峠
主人公の永野信夫が列車から飛び降りるクライマックスのシーン。生きることの真の意味が観客に問われる。

演劇が大好きだった西田氏も、劇団を作るとなると話は別だった。人集め、資金集めといったわずらわしさを考えると、どうしても二の足を踏んだ。しかし、神は1年余りひたすら西田氏にささやき続けた。結局劇団を立ち上げたものの、なかなか軌道に乗らず、牛乳配達などをしてなんとか資金を集めた。栄養失調のために倒れたことも、1度や2度ではなかった。

それでも今まで続けることができたのは、まさに「神の恵み」だと西田氏は言う。「明日こそもうやめよう」と決心すると、必ず助け手が現れるという繰り返しに、「神様に捕まっている」と感じるとともに、自分の甘さを痛感したと明かす。

新宿新生館の団員は、週に2回、仕事帰りに集まって練習をしている。練習環境はあまり好条件とはいえないが、だからこそ、何年も同じものを繰り返し演じることで完成度を高めていくのだという。もちろん、新しい試みも考えている。今後、三浦綾子の作品の他にも、遠藤周作の『わたしが・棄てた・女』や『深い河』などを舞台化していく予定だとう。

キリスト伝道劇団新宿新生館 舞台公演「塩狩峠」
日時:4月19日(日)午後4時開演 20日(月)午後1時・同6時開演
場所:新生館イプセンスタジオ(東京都板橋区中板橋19−6 ダイアパレス中板橋B1)
チケット:当日2500円、前売2000円
チケット予約・問い合わせ:
電話:090・8940・2274(西田)
FAX:03・5943・9559

関連タグ:キリスト伝道劇団新宿新生館西田正塩狩峠三浦綾子新宿西教会
  • ツイート

関連記事

  • 演劇で主の愛伝える クリスチャン演劇家の西田正さん

  • 【インタビュー】ネットでつながろう! 福音伝えるインターネットラジオ「この指ドラマネット」ディレクター・小川政弘さん

  • 「三浦文学全国移動展示」今年から隔年で開催へ 終戦70年テーマに開催者募集

  • 三浦文学と北海道を愛する人が作り上げるファンクラブ「氷点村」、村民登録スタート

  • 「信徒発見」から150年 長崎で劇として再現

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • ワールドミッションレポート(8月18日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(2)

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • ワールドミッションレポート(8月19日):ガーナのレレミ族のために祈ろう

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 立ち向かう勇気 佐々木満男

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.