オバマ米大統領、イースター朝餐祈祷会で演説 「愛のない」表現に懸念も

2015年4月11日12時22分 翻訳者 : 木下優紀 印刷
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イースター朝餐祈祷会で祈るバラク・オバマ米大統領=7日、ホワイトハウスで(写真:ホワイトハウスのフェイスブックより)

バラク・オバマ米大統領は、7日にホワイトハウスで開かれたイースター朝餐祈祷会で、「愛のない」表現をするキリスト教徒がいることに対する懸念を表した。原稿では触れていない内容だった。

新約聖書のパウロ書簡やローマ教皇フランシスコの言葉を引用して話をしたあと、オバマ大統領は米国民に対し、隣人を自分自身のように愛するよう励ました。

「このイースターの日に、私は一人のキリスト教徒として、愛するよう勧められているという事実を分かち合います。そして私は皆さんに、キリスト教徒が愛のない表現をしているのを時々耳にすることがあり、そのことを懸念しているとお伝えしなければなりません。しかし、これはまた他の日にお話ししましょう」

オバマ大統領は笑いながらこう話し、「気持ちが変わっただけです。元の話に戻りましょう」と言って原稿の内容に話を戻した。

受難週とイースターを記念したこの朝餐祈祷会には、米国内の各地からキリスト教指導者が出席した。

マウント・カルバリー・アフリカン・メソジスト監督教会のアン・ライトナー・フラー牧師、ワシントン大司教のドナルド・ビュール枢機卿、バプテスト派の伝道者で市民活動家のアル・シャープトン氏、グラミー賞受賞のクリスチャン歌手、エイミー・グラント、南部バプテスト連盟の倫理信教自由委員会委員長のラッセル・ムーア牧師らが出席した。

ジョー・バイデン副大統領は、教皇フランシスコが今年のイースター説教で語った「神秘に入ること」について引用し、プログラムを始めた。

バイデン副大統領は、「民族として、また個人として、私たちは神秘へと入っていく能力があります。イースターを生きることは、私たちはいつも、より良く行動できるという意識を継続して持った上で生きることです」と述べた。

バイデン副大統領は、「希望を可能性に、可能性を機会に」変えた人としてオバマ大統領を紹介。オバマ大統領は初めに「主が創られたこの日」に対する感謝を示し、「私は説教者ではありませんが」と前置きしつつ、演説を始めた。

「私にとってイースターを祝うことは、私たちのこの世的な考えを一定の見地に変えることです。謙遜と畏怖をもって、私たちは救い主イエス・キリストの驚くべき犠牲に感謝します。私たちは、イエスが苦しんだ冷酷な痛みを、容赦なく浴びせられた罵倒の言葉を、イエスが背負われた数々の罪を、彼が私たちに与えてくださったとてつもない救いの贈り物に重ねて思います。そして私たちはでき得る限り、私たちが神の光を受けるためにイエスが耐えられた闇を理解します」

オバマ大統領は、「物語は聖金曜日で終わったわけではありません。物語はいまだ続いているのです」と言い、「日曜日、私たちの救い主の栄光の復活がありました」と語った。

またオバマ大統領は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の言葉を引用し、イースターが希望のともしびであり、霊的責任を思い起こさせる出来事の両方だと述べた。

「イースターは、この先により良い日があるという確信を持たせてくれる時であり、また良い日を作るのは、今語っている私たちにかかっていることを思い起こさせるものでもあります」

オバマ大統領は、「普遍的な人間性の中に力を見出す」ことを勧め、「私たちが皆、神の子であること」を踏まえながら、よりイエスのように生きられるよう祈った。

「今日、私たちはよみがえられた救い主の素晴らしい栄光を祝います。私たちがイエスに倣って生きられるように祈ります。私自身もまたイエスに倣って生きられるよう祈ります。私はよくつまずきます。私は毎日、より良く振舞おうとしています。イエスの永遠の愛によって強められるよう祈ります。私たちが、神の豊かな祝福に見合うものになれるよう祈ります」

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。

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