Skip to main content
2025年5月17日12時19分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教育

日本キリスト教文化協会連続講演会6年目スタート 初回は受難週を覚え「極みまでの愛」

2015年4月4日17時53分
  • ツイート
印刷
関連タグ:日本キリスト教文化協会船本弘毅教文館洗足式
日本キリスト教文化協会連続講演会6年目スタート 初回は受難週を覚え「極みまでの愛」+
日本キリスト教文化協会主催の連続講演会、第21回「聖書に聴く 生と死の問題 III」会場の様子=2日、教文館ウェンライトホール(東京都中央区)で

日本キリスト教文化協会が主催する連続講演会、第21回「聖書に聴く 生と死の問題 III」が2日、教文館ウェンライトホール(東京都中央区)で開催された。この連続講演会は、今年で6年目を迎え、同テーマでの開催は3年目となる。講師の東京女子大学元学長・関西学院大学名誉教授の船本弘毅氏が、「極みまでの愛」と題して講演した。

復活祭直前の聖木曜日にあたるこの日、船本氏は、受難週の最中にこの講演会が行われるのは初めてだと話し、「なぜこの日が洗足の木曜日と呼ばれるのだろうか」と聴衆に呼び掛けた。十字架にかけられる前、イエスが地上で過ごした最後の一日は、過密スケジュールだった。最も詳細に書かれているルカによる福音書を開くと、イエスは、過越祭の食事の準備を弟子たちに命じ、食卓に着き、パンとぶどう酒を分け与え、ゲッセマネで祈ったことが、時間軸に沿って描かれている。特に、最後の晩餐と呼ばれる食事の場面には、東方教会からカトリック、プロテスタントまで現在でも行われ続けている聖餐の原型があり、非常に重要だ。

それにもかかわらず、聖木曜日が洗足の木曜日と呼ばれるのはなぜか。イエスが最後の晩餐の最中に弟子たちの足を洗ったという記述は、マタイ・マルコ・ルカの共観福音書にはない。唯一、ヨハネによる福音書にだけ登場する。

ヨハネによる福音書は、時系列でイエスの生涯を記す共観福音書とは異なり、「イエスが神の子キリストであること」を読者が信じることができるように、福音の本質を明らかにすることに力点が置かれている。たとえば、宮清めの場面が共観福音書ではエルサレム入城後に書かれているのに対し、ヨハネによる福音書では冒頭の2章に書かれている。これは、イエスの福音の本質の強調であると、船本氏は指摘する。

日本キリスト教文化協会連続講演会6年目スタート 初回は受難週を覚え「極みまでの愛」
講演する船本弘毅氏

4つの福音書の中でも最後に完成したといわれるヨハネによる福音書に、洗足の場面が記されていることは、現代の教会に必要な大切なメッセージを語っているからではないか、と船本氏は話す。ローマ教皇や英女王が洗足式を行うと、世界中で話題となる。確かに、イエスは「互いに足を洗い合わなければならない」と語り、善き行いによって互いに仕え合うことを示した。だが、その前にまず、弟子たちの足を洗ったイエスにしっかりと目を留めているだろうか、と船本氏は語り掛ける。

ヨハネによる福音書13章1節によれば、「この世から父のもとへ移る御自分の時が来たことを悟り」「(弟子たちを)この上なく愛し抜かれた」ことの表れが、弟子たちの足を洗うという行為であったことが分かる。十字架の死を意識した上での前段階としての行い、自身を裏切るものがいることを知った上での行い、それが奴隷のようにして足を洗うという行為であったことに気づくときに、イエスの「極みまでの愛」を知ることができるという。

船本氏は、「私たちの信仰と救いは、自分自身の力によって獲得したのではなく、究極まで私たちを愛されたイエスによって与えられたものであることを忘れることなく、その愛をもって互いに愛し合おう」と語り、復活祭を覚えてのメッセージがしめくくられた。

次回の講演会は、7月17日(金)午後1時に開催される。戦後70年を迎える今年、国際的にも国内的にも、平和と自由が脅かされているような極わめて重大な時に直面していると考える同協会は、「毎日を豊かに生きるために、思いを新たにして、聖書のことばに深く耳を傾け、生と死の問題について一緒に考えることができれば」と話している。

詳細・問い合わせは、日本キリスト教文化協会(電話:03・3561・8446)まで。

関連タグ:日本キリスト教文化協会船本弘毅教文館洗足式
  • ツイート

関連記事

  • 隣人の足を洗えますか? 愛とへりくだりの儀式 聖木曜日の洗足式

  • 海外出稼ぎのフィリピン人女性に死刑宣告 救済求め同国教会協議会が受難節の訴え

  • 【新刊】 人を生かすキリスト教教育 (船本弘毅)

  • 第45回キリスト教功労者に徳善義和氏と松居直氏

  • キリスト教功労者に鵜飼勇氏、阿部志郎氏

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • 世界では神を信じている人の方が多い 85カ国・地域9万1千人を対象に大規模意識調査

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(222)心を癒やす祈りと賛美 広田信也

  • 映画「空中の権威」が日本語字幕で視聴可能に 現代クリスチャンに警鐘鳴らす作品

  • カリフォルニア州のビーチで7752人が受洗、米国史上最大規模の合同洗礼式

  • 聖書普及事業150年記念式典・レセプションの申し込み受け付け始まる

  • ドイツの大聖堂で「世界最大の聖書のページ」展示 グーテンベルク生誕625年記念で

  • 不公平な愛 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(5月17日):パキスタン 南部パンジャブ州のサライキ語話者のために祈ろう

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(19)パタラからの悲報

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 映画「空中の権威」が日本語字幕で視聴可能に 現代クリスチャンに警鐘鳴らす作品

  • 次期ローマ教皇の有力候補4人

  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • カリフォルニア州のビーチで7752人が受洗、米国史上最大規模の合同洗礼式

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • 「司牧と行政の両方に深い知識と経験」 日本司教協議会会長、新教皇誕生でメッセージ

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • 四半世紀ぶりに欧州で大規模伝道会議、今月末にベルリンで 牧師ら約千人が参加

  • 世界では神を信じている人の方が多い 85カ国・地域9万1千人を対象に大規模意識調査

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 次期ローマ教皇の有力候補4人

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • 映画「空中の権威」が日本語字幕で視聴可能に 現代クリスチャンに警鐘鳴らす作品

  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • フランスのカトリック教会、復活祭に成人1万人以上が受洗 昨年比45%増

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

編集部のおすすめ

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 後藤健二さん没後10年、追悼イベントで長女が映像メッセージ 「誇りに思っている」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.