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ビジネスマンから牧師への祝福された道

ビジネスマンから牧師への祝福された道(5)ビジネスマンになる前に出会った数々の試練・苦難① 門谷晥一

2015年3月29日06時56分 コラムニスト : 門谷晥一
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関連タグ:門谷晥一東日本大震災

ビジネスマンになる前に出会った数々の試練・苦難 その1

世界(地球)を創造され、またその世界の良き管理者として人を創造された神は、人の祖先であるアダムとエバが罪を犯し、神に反逆したにもかかわらず、世界と人を滅びに至らせることなく、これらをある一定の水準に保つよう働いておられる。それは、ご自身が創造された世界と人とを愛しておられるがゆえである。この神の働きによって人に与えられている恵みを、神の一般恩恵という。この恩恵は、キリスト者であるかないかにかかわらず、すべての人に与えられている。これに対して、人が神によって信仰に導かれ、救われてキリスト者となる恵みを神の特別恩恵といい、一般恩恵とは区別している。

私は1943年に生まれ、1967年に24歳で会社に就職しビジネスマンとなった。ビジネスマンになる前の24年間は、キリスト教とは全く無縁の人生であったので、神については無関心であり、まして一般恩恵が与えられていることなどは知るよしもなかった。しかし、今キリスト者となり、さらに牧師となって、自分の人生を振り返ってみる時、神の一般恩恵が私にも与えられていたということを、強く思わざるを得ない。それは、私のビジネスマンになる前の人生には、大きな試練・苦難がいくつもあったが、その都度、神の見えざる御手が私を守ってくれていたと思えるからである。

では東日本大震災で亡くなられた方々や、甚大な被害に会われた方々には、神の一般恩恵は与えられていなかったのであろうか。これは大変難しい問題であり、残念ながらそれに対する答えを私は持っていない。ただ聖書には、神がご計画をもって大きな試練・苦難を起こされたことがいくつも記されており、またそれらの大きな試練・苦難を免れた人とそうでない人がいたことも記されている。それゆえ東日本大震災も、神が何らかのご計画を持って起こされたのではないかと私は思う。しかし神がどのようなご計画をもってそれを起こされたのか、また亡くなられた方々や甚大な被害に遭われた方々と、被害に遭われなかった方々とを神はどのように区別されたのかなどについては全く不明である。ここで言えるのは、神は一人ひとりや個々のケースを越えて、全体として世界と人を滅びさせることなく、ある一定の水準に保つよう働いておられるのは確かであるということのみである。

ただ私自身のことに関して言えば、私は今牧師として教会を開拓しているが、神はそうなることを見越して、私をご計画の中で、数々の試練・苦難から守っていて下さったのではないかと強く思わされている。それゆえ、東日本大震災という大きな試練・苦難に遭われた方々が、そのような中にあってもなお、神のご計画の内にあり、神の見えざる御手によって守られているとの思いを持ち、将来への希望を持たれ、この試練・苦難を良いことに変えていかれることを心から願う者である。

では、私がビジネスマンになる前の24年間に出会った4つの試練・苦難において、神の見えざる御手によって、私がどのように守られたのかを紹介したい。この4つの試練・苦難に共通しているのは、私は自分のミスや失敗によって落ちてしまった窮地から、神の見えざる御手によって引き上げられたということである。

まず初めの試練・苦難は、幼児期に防火用水に落ち、底に沈んでいたところをたまたま家にいた父に引き上げられ、命を助けられたということである。このことについては、記憶がかすかにしか残っていないので、これは後に父から聞いたことである。

私の母は終戦後、私を含め3人の子どもを連れて命からがら満州から引き上げてきて、少し後に戦争から復員してきた父と一緒に、下関市の官舎に住んでいた。その官舎の中には防火用水があった。今から64年以上も前のことであり、また終戦後のことでもあって柵などは無かったようである。その官舎には、私と同じ年の5歳位の親類の子どもがいて、私はその子とよく一緒に遊んでいた。ある日、その子と防火用水の縁で遊んでいる時に、私が防火用水の中に誤って落ちてしまった。親類の子は大あわてで「かんちゃんが落ちた」と叫びながら、私の家に走って知らせにきたようである。幸いなことに、たまたまその時父は家にいたので、防火用水に走って行き飛び込んで、すでに底に沈んでいた私を引き上げてくれたとのことである。父によって、私は一命をとり留めた。もしその時父がいなければ、また早く水の中から引き上げられることがなければ、私は今この世に存在していない。神の見えざる御手が、父を用いて私の命を救ってくれたと思い、本当に神に感謝している。

《 参考文献を表示 》 / 《 非表示 》

(参考並びに引用資料)

[1]門谷晥一(2006年)『働くことに喜びがありますか?』NOA企画出版
[2]ジョン・A・バーンバウム、サイモン・M・スティアー(1988年)『キリスト者と職業』村瀬俊夫訳、いのちのことば社
[3]山中良知(1969年)『聖書における労働の意義』日本基督改革派教会西部中会文書委員会刊
[4]カール・F・ヴィスロフ(1980年)『キリスト教倫理』鍋谷堯爾訳、いのちのことば社
[5]唄野隆(1995年)『主にあって働くということ』いのちのことば社
[6]宇田進他編(1991年)『新キリスト教辞典』いのちのことば社
[7]山崎龍一(2004年)『クリスチャンの職業選択』いのちのことば社
[8]ケネ・E・ヘーゲン『クリスチャンの繁栄』エターナル・ライフ・ミニストリーズ
[9]D・M・ロイドジョンズ(1985年)『働くことの意味』鈴木英昭訳、いのちのことば社
[10]唄野隆(1979年)『現代に生きる信仰』すぐ書房
[11]ルーク・カラサワ(2001年)『真理はあなたを自由にする』リバイバル新聞社
[12]ヘンドリクス・ベルコフ(1967年)『聖霊の教理』松村克己&藤本冶祥訳、日本基督教団出版局
[13]ピーター・ワグナー(1985年)『あなたの賜物が教会成長を助ける』増田誉雄編訳、いのちのことば社
[14]ケネス・C・キングホーン(1996年)『御霊の賜物』飯塚俊雄訳、福音文書刊行会
[15]エドウィン・H・パーマー(1986年)『聖霊とその働き』鈴木英昭訳、つのぶえ社
[16]遠藤嘉信(2003年)『ヨセフの見た夢』いのちのことば社
[17]唄野隆(1986年)『主に仕える経済ライフ』いのちのことば社
[18]東方敬信(2001年)『神の国と経済倫理』教文館
[19]E・P・サンダース(2002年)『パウロ』土岐健治&太田修司訳、教文館
[20]松永真里(2001年)『なぜ仕事するの?』講談社
[21]厚生労働省編(2005年)『労働経済白書(平成一七年版)』国立印刷局発行
[22]ダニエル・フー「Goal-Setting」、国際ハガイセミナー資料(2005年、シンガポール)
[23]ジョン・ビョンウク(2005年)『パワーローマ書』小牧者出版
[24]ジョン・エドムンド・ハガイ(2004年)『聖書に学ぶリーダーシップ』小山大三訳、ハガイ・インスティテュート・ジャパン
[25]国際ハガイセミナー資料(シンガポール、2005年7月)
[26]ポール・J・マイヤー(2003年)『成功への25の鍵』小山大三訳、日本地域社会研究所
[27]国内ハガイセミナー資料(名古屋、2004年11月)
[28]三谷康人(2002年)『ビジネスと人生と聖書』いのちのことば社
[29]安黒務(2005年)「組織神学講義録、人間論及び聖霊論」関西聖書学院
[30]平野誠(2003年)『信念を貫いたこの7人のビジネス戦略』アイシーメディックス
[31]マナブックス編(2004年)『バイブルに見るビジネスの黄金律』いのちのことば社
[32]マナブックス編(2006年)『バイブルに見るビジネスの黄金律2』いのちのことば社
[33]山岸登(2005年)『ヤコブの手紙 各節注解』エマオ出版
[34]野田秀(1993年)『ヤコブの手紙』いのちのことば社
[35]デイビッド・W・F・ワング(2008年)『最後まで走り抜け』小山大三訳、岐阜純福音出版会

(その他の参考資料)

・林晏久編(2004年)『刈り入れの時は来た—ビジネスマン・壮年者伝道ハンドブック』いのちのことば社
・大谷順彦(1993年)『この世の富に忠実に』すぐ書房
・H・F・R・キャサーウッド(1996年)『産業化社会とキリスト教徒』宮平光庸訳、すぐ書房
・鍋谷憲一(2005年)『もしキリストがサラリーマンだったら』阪急コミュニケーションズ
・マックス・ヴェーバー(1989年)『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』大塚久雄訳、岩波書店
・小形真訓(2005年)『迷ったときの聖書活用術』文春新書
・ウォッチマン・ニー(1960年)『キリスト者の標準』斉藤一訳、いのちのことば社
・ロナルド・ドーア(2005年)『働くということ』石塚雅彦訳、中公新書
・共立基督教研究所編(1993年)『聖書と精神医学』共立基督教研究所発行
・生松敬三(1990年)『世界の古典名著・総解説』自由国民社
・バンソンギ「キリスト教世界観」石塚雅彦訳、CBMC講演会資料(2005年)
・William Nix, 『Transforming Your Workplace For Christ』, Broadman & Holman Publishers, 1997
・ミラード・J・エリクソン(2005年)『キリスト教神学』第三巻、伊藤淑美訳
・ヘンリー・シーセン(1961年)『組織神学』島田福安訳、聖書図書刊行会
・ジョージ・S・ヘンドリー(1996年)『聖霊論』一麦出版社
・ウィリアム・ポラード(2003年)『企業の全ては人に始まる』大西央士訳、ダイヤモンド社

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◇

門谷晥一

門谷晥一(かどたに・かんいち)

1943年生まれ。東京大学工学部大学院修士課程卒業。米国ミネソタ州立大学工学部大学院にてPh.D.(工学博士)取得。小松製作所研究本部首席技監(役員待遇理事)などを歴任。2006年、関西聖書学院本科卒業。神奈川県厚木市にて妻と共に自宅にて教会の開拓開始。アガペコミュニティーチャーチ牧師。著書に『ビジネスマンから牧師への祝福された道―今、見えてきた大切なこと―』(イーグレープ)

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:門谷晥一東日本大震災
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