今度はアウェーで激突! 牧師ROCKSvs坊主バンド

2015年3月26日17時29分 記者 : 竹村恭一 印刷
関連タグ:牧師ROCKS
+今度はアウェーで激突!牧師ROCKSvs坊主バンド
坊主バンドの本拠地・四谷に乗り込む牧師ROCKS。この日集まった観客130人を前に、「キリストのロック」を叫んだ=19日、四谷OUTBREAK(東京・四谷)で

東京のライブハウス「四谷OUTBREAK」で20日、「牧師ROCKSvs坊主バンド」が行われた。当日会場には両バンドのファン約130人が詰め掛け、ライブハウスは満員となった。

両バンドの「対バン」は今回で5回目。毎回、斬新だと話題になるポスターのデザインは、ブッダとイエスが東京・立川でバカンスを楽しむギャグ漫画『聖(セイント)☆おにいさん』の公式ツイッターで「リアル聖おにいさん的な」とリツイートされるなど、今回も話題になった。

牧師ROCKSは、2013年にルーテル教会の牧師と神学生(当時)で結成。教会ではなく都内のライブハウスに現れては、毎回200人余り収容できる会場をオーディエンスで埋め尽くす。関野和寛牧師、市原悠史牧師と、この春から牧師となった笠原光見さん、関満能(みつちか)さんの4ピースロックバンドだ。「全員牧師になったので、『真』牧師ROCKSです」と笑顔で語る笠原さん。

本拠地で待ち構える坊主バンド。グレーゾーンぎりぎり(?)の日本の宗教あるあるネタで牧師たちを迎え撃った。

ロックという音楽を武器に、教会の境界を“ぶっ壊す”彼らだが、対バンはそのチャレンジの結果を如実に物語る。関野牧師は本紙とのインタビューで、「(対バンは)直感で始めたのですが、彼ら(坊主バンド)と話をしているうちに同じ意識を持っているんだと感じました。最終的に布教とかそういうスタンスじゃなくて、行動を通して『信仰のルールじゃなくて、自由さと豊かさ』を示す形になった」と話す。

一方、この日激突した坊主バンドは、東京・四谷の坊主バーのメンバーで構成されたコミックバンド。「もともと音楽好きなお坊さん同士で始めたバンド。(対バンをするようになって)大変反響も良く、お客さんも集まります」と言う。

彼らのパフォーマンスは、ガガガSPなどがカバーしたことで知られる歌謡曲「自衛隊に入ろう」をモチーフにしたテーマ曲「お寺へ行こうよ」など、グレーゾーンすれすれ(?)のパフォーマンスに定評がある。この日もMCでもお得意の“禅問答”で、素朴な疑問を線香の煙で巻いていく。

当日は、まず初めに牧師ROCKSが登場し、9曲を熱唱。途中ベースが故障するも、「坊さんディスリ(disrespectから転じて相手のアーティストを批判すること)過ぎて、たたりでベースが壊れちまった!!」と関野牧師。坊主バンドも「楽屋で『ベース壊れろ』と念仏唱えてました」と、対バンらしいMCで観客を沸かせた。

今度はアウェーで激突!牧師ROCKSvs坊主バンド
人気ギャグ漫画『聖(セイント)☆おにいさん』の公式ツイッターでも話題になったポスター。斬新なデザインで毎回話題になるポスターも魅力の一つ。

対して坊主バンドは「このライブは異種格闘技のようなもの。牧師ROCKSのようなもんが出てくると思ったら大間違い」とアナウンス。アコースティックギターに和太鼓や木魚などを駆使しつつ、日本の宗教文化に根ざした絶妙なあるあるネタで終始笑いを誘った。

ライブ後はスポーツマンシップならぬ、“宗教マンシップ”にのっとり、固く握手して、さい銭ならぬ再戦を誓う両バンド。関野牧師はライブ後、バンドのブログで、「一応、坊主の呪いで機材が壊れたことにあの日はなっていた。だが慌てて楽屋に戻ると、坊主たちは本気で俺を心配してくれていた」と明かし、「一音が出る奇跡、そして音を重ねることができるメンバーがいること、そして他宗教者が注ぐ慈悲。四谷の地で俺は無力感と人々の憐れみに飲み込まれた・・・」と、相手の成功を祈り案じる姿勢への尊敬や、共闘できる仲間がいる喜びをつづった。

牧師ROCKSは現在、初のフルアルバムCDを制作中。ついにメンバー4人全員が牧師になった「真」牧師ROCKS。限界を“ぶっ壊す”彼らの伝説はまだ始まったばかり。

関連タグ:牧師ROCKS

関連記事

クリスチャントゥデイからのお願い

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。記事の一つ一つは、記者や翻訳者、さらに編集者の手などを経て配信されているものです。また、多くのコラムニストや寄稿者から原稿をいただくことで、毎日欠かすことなくニュースやコラムを発信できています。

この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、読者の皆様にはぜひ、祈りと共に、毎月定期的にサポートする「サポーター」として(1,000円/月〜)、また単発の「サポート」(3,000円〜)によって応援していただきたく、ご協力をお願い申し上げます。支払いはクレジット決済で可能です。申し込みいただいた方には、毎週のニュースやコラムをまとめた申込者限定の週刊メールマガジンを送らせていただきます。サポーターやサポートの詳細、またクレジットカードをお持ちでない方はこちらをご覧ください。

文化の最新記事 文化の記事一覧ページ

ヒルソングが日本語CD「なんて麗しい名」を初リリース 日本の次世代賛美の牽引役となるか? 実際に聴いてみた!

「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」に見るSNS世代の複雑さと素直さ

元AKB48の竹内美宥さん、教会の音楽集会に出演 「苦しいとき、いつも神様に祈った」

有名俳優たちが聖書の世界を忠実に再現 無料アプリ「聴くドラマ聖書」、9月リリース

首都圏最古、かやぶき屋根の「旧手賀教会堂」を守ろう 柏市がふるさと納税活用したCF型募金

礼拝堂に「天使の歌声」が響き渡る! ゴスペル歌手チャリティ・ロックハートさん来日コンサートが大盛況

日本福音ルーテル熊本教会、国の登録有形文化財へ ヴォーリズ晩年の作

「トイ・ストーリー4」に描かれる人の生きざまのリアル

「存在のない子供たち」 誕生日も年齢も知らない・・・ 悲痛なリアリティーを投げ掛ける衝撃の一作

映画「パピヨン」 人間にとっての「自由」「解放」とは何かを問うこん身の一作

人気記事ランキング

おすすめのコンテンツ【PR】

コラム

主要ニュース