Skip to main content
2025年10月26日09時06分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
高校生伝道オモシロ話

高校生伝道オモシロ話(1)はじめに 吉枝隆邦

2015年1月30日18時36分 コラムニスト : 吉枝隆邦
  • ツイート
印刷
関連タグ:吉枝隆邦高校生聖書伝道協会(hi-b.a.)

僕がなぜ50年もhi-b.a.(ハイビーエー、高校生聖書伝道協会)で、高校生に対する福音伝道にこだわるかのように従事してきたかを最初に話しておきたい。

僕は中学生と高校生の最初の時に、人生の意味は何かということと死んだらどうなるかという問題で悩んでいた。友達に誘われて参加した学校内の聖書研究会で、初めて聖書の言葉を聞いた。その頃は文語訳だったが、新改訳では「罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです」(ローマ人への手紙6:23)だった。

僕が不安を感じている死が自分の罪と関係があるらしいとわかった。そのとき初めて自分の罪について真剣に考え始めた。死とは正反対のもの、永遠の命というものがある。どんなものかはわからなかったけれど、本当にあるのならほしいと思った。

ハッキリわかるには時間がかかった。高校一年の夏に誘われてhi-b.a.キャンプに参加した。今と違って粗末なもので、自分のシーツと毛布を持参した。それでも僕にとっては最高の意味ある時になった。一番助けになったのは第一コリント15:3、4の言葉、「私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書の示すとおりに、三日目によみがえられたこと」、これだった。

キリスト教というものを理解しなくちゃいけないんだと思って一生懸命になっていた。そうじゃないんだ、キリスト教じゃなくてキリストだ! この方なのだ。僕の罪のために死んでくださった方。それで終わりじゃない、3日目によみがえってくださった方、この方を信じるのだと分かった。高校生時代は人生の悩みを抱えて追求している人が多いけれど、僕はその一人で、探求の途中で答えであるイエス・キリストに出会ったわけだ。

hi-b.aの集会と紹介された教会に通ううちに、だんだんとはっきり分かってきて、信仰は少しずつ成長していったと思う。高校3年の夏に、福音を伝える仕事のために一生を捧げるよう示されて、高校卒業とともに日本クリスチャンカレッジという聖書学校に進んだ。4年学んで同級生が日本のあちこちの教会に伝道師や副牧師として遣わされて行く中で、僕は更に学ぶことを選んで聖書神学舎という神学校に進んだ。

僕の心に重大な二つの質問があったからだ。一つは、学んできた組織神学の中の教会論で、超教派伝道団体であるhi-b.a.はどう位置づけられるかという質問だった。二つ目の質問は、一生高校生伝道をやっていって相手にするのはいつも15歳から18歳の若者ばかりで、自分は毎年年をとっていく。それで大丈夫かという質問だった。

正直に言えば、それで神学校に逃げ込んだような具合だった。いくつかの学科は既にやっていたので、勉強はわりと楽にやれたが、ここに来た最大の目的には回答が得られないままに日々を過ごした。2年生の初夏にこの問題にはっきり決着をつけなければいけないと思って、一カ月の断食祈祷に取り組んだ。みんなが朝食のため階下の食堂に行く時、僕一人は梯子を登って屋根裏の祈祷室でひたすら祈って聖書を読み、質問の答えを求めた。下からうまそうな味噌汁の香りなどが上ってきたが、ひたすら耐えた。

ある日に読んでいた詩篇71:17、18、「神よ。あなたは、私の若いころから、私を教えてくださいました。私は今もなお、あなたの奇しいわざを告げ知らせています。年老いて、しらがになっていても、神よ、私を捨てないでください。私はなおも、あなたの力を次の世代に、あなたの大能のわざを、後に来るすべての者に告げ知らせます」を示され、これを生涯の祈りとしていくようにと教えられた。

与えられた答えは、神学的なものでも論理的なものでもなかったが、僕は十分に満足して断食をやめた。ちなみに断食は朝だけである。

日本のhi-b.a.を始めた宣教師のクラークさんから、「今、手が足りないので神学校の休みの時だけでいいからhi-b.a.集会の指導をして手伝ってくれないか」との申し出を受けた。祈りとすべき聖書の言葉を与えられた直後であったので、すぐに受け入れてhi-b.a.の協力スタッフになった。このときにはフルタイムスタッフしかいなかったけど、自慢するんじゃないけど僕が最初の協力スタッフだった。

学校の休みの日(月)にスタッフ会議をしてもらって、午後は中野集会を指導した。その頃の高校生には50年経った今も信仰の交わりの続いている人たちもある。

一年半経ってフルタイムスタッフになった。願っていた形では答えられなかった質問は心に残って、超教派伝道団体と教会の関係ということはその後も僕の研究課題になった。

次の回からは実際のオモシロ話を紹介しよう。

(1)(2)(3)(4)

◇

吉枝隆邦

吉枝隆邦(よしえだ・たかくに)

hi-b.a. (ハイビーエー、高校生聖書伝道協会)にて42年間働くも、突然脳梗塞で倒れ5カ月間入院。8カ月後には説教者として再起し、今も情熱を持って福音(神様からの良い知らせ)を語り続けている。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:吉枝隆邦高校生聖書伝道協会(hi-b.a.)
  • ツイート

関連記事

  • こころの手帳(1)はじめに・ストレス 浜原昭仁

  • 女性と信仰(17)賢い女、賢い妻④―愛と憎しみ・妬み(1) 前田基子

  • 本屋ぴりぽの生い立ち(5) 塚本春美

  • ようこそ!みのり農場へ(8) 星野敦子

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • ワールドミッションレポート(10月26日):タンザニアのルオ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(10月25日):アイルランド ホームレスからセレブへ 若き成功者ゲッドの回心(1)

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.