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WCCが気候変動問題で正義に焦点 ACTアライアンスは国連会議を批判

2014年12月16日21時18分 記者 : 行本尚史
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関連タグ:気候変動ペルー世界教会協議会(WCC)ACTアライアンス
WCCが気候変動問題で正義に焦点 ACTアライアンスは国連会議を批判+
ペルーの首都リマで開かれた国連気候変動枠組条約第20回締約国会議(COP20)に参加した先住民族(写真:ルーテル世界連盟 / シーン・ハウキー)

南米ペルーの首都リマで1日から14日まで予定より2日延長して開かれた国連気候変動枠組条約第20回締約国会議(COP20)。地球温暖化による気候変動対策の国際交渉に関わり続けて来た世界教会協議会(WCC)にとって、今回の会議でも気候に関する正義(climate justice)が提言活動における方策の焦点となった。

一方、WCCの加盟教会や関連団体などが共同で、災害の被災者に対する人道支援や開発協力・政策提言などを行う国際的な連合組織「ACTアライアンス」は、海面上昇で移住を余儀なくされたり、台風の被害を受ける人など、貧しくされた被災者の現場を知る立場から、今回の国連会議は「進展が遅く野心に欠ける」などと強く批判した。ACTは「Action by Churches Together(教会共同行動)」の略。

また、「カトリック開発と連帯のための国際協力」(CIDSE)も9日、ペルーやブラジル、アフリカ、アジア、フランスの司教らが署名した「パリへの途上におけるリマでのカトリック司教声明」を発表し、貧しい社会が気候変動の被害を受けているとして、2015年にパリで開かれるCOP21で公正で法的拘束力のある合意がなされるよう求めた。

WCCはこの気候変動に関する国連会議の過程に参加し続けている理由について、「正義や倫理、連帯、公正、そしてキリスト教的な愛の追求」だと説明している。神の創られた良い世界、環境、隣人と、地球上の生きとし生けるものが永続するためのこれらの価値は、この活動を通じて確認されてきた。20年以上にわたり、WCCは国際交渉の場に、疎外された人たちの声を伝え、正義と尊厳を持って生きられるように訴えようとしてきた。

8日には、ペルー・メソジスト教会の主催により、「被造世界への配慮に責務を負うクリスチャン」と題するパネル討論会が行われた。

また、9日には、COP20でWCC代表団の最高責任者を務めたグイレルモ・ケルバー博士(WCC被造世界への配慮と気候に関する正義担当プログラム幹部職員)は、エコ神学と宗教間対話に関する円卓会議で議長を務めた。

10日、WCCは「人権を脅かす気候変動」と題する公式なサイドイベントを、今回の国連会議と並行してリマで世界宗教者平和会議やクウェーカー国連事務所などと共に開催した。

11日には、12のエキュメニカル組織や教会が、中南米やカリブ諸国の政府に対し、「幅広く野心的で公正かつ法的拘束力のある約束を提唱するよう」訴えるとともに、先進国に対し、温室効果ガスの削減をするための決定と明確な約束を求める声明文を発表した。

この声明文には、WCCやACTアライアンス、中南米教会協議会、中南米長老・改革派教会同盟、世界学生キリスト教連盟運動・中南米及びカリブ、助言と奉仕のための地域エキュメニカルセンター、カイロス:カナダ・エキュメニカル正義イニシアチブ、いのちのために手をつなぐボリビア・ネットワーク、ボリビア福音ルーテル教会、ボリビア福音メソジスト教会、IELCO人権プログラムが署名した。

1997年に京都で行われた第3回締約国会議(COP3、通称「地球温暖化防止京都会議」)で採択され、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量の削減目標を定めた京都議定書の約束期間が2012年に終了し、それに代わる国際的な枠組みを話し合おうと、国連会議などでの国際交渉が続けられてきた。

しかし、ACTアライアンスは、各国に展望が欠けており、機会を逃したリマでの気候会議は、2015年の気候変動に関する地球規模の合意に向けた過程を台無しにしてしまったと述べた。

「気候変動による取り返しのつかない被害をどう回避するかについての2週間にわたる各国の実りのない交渉の末、ACTアライアンスは締約国が緊急性についての意識に欠けており、自らの快適な領域から踏み出すのを拒み、決定文書のどの側面においても進歩がないという結果を生んでしまったと述べた」と、同団体は14日付の記者発表資料で伝えた。

ACTアライアンスは、COP20で達した合意はペルーのCOP議長に対する単なる象徴的なあいさつに過ぎず、2月に行われる気候会議での次の会合に新たな交渉をしようという約束でしかないと厳しく批判した。

なお、日本福音ルーテル教会は3日、「気候変動に心を留め、祈りを合わせる『Light for Lima』」という見出しの記事を公式ブログに掲載し、ルーテル世界連盟(LWF)の青年たちによる断食キャンペーンや、7日に東京の日比谷公園などで行われた祈りのイベントについて伝えていた。

一方、このCOP20で自国の温室効果ガスの削減目標を示すことができなかった日本政府は、インドネシアなどの発展途上国に再生可能エネルギーではなく石炭やガス発電所に資金提供を行うとしたとして、現地時間の2日、国際的な環境NGO「気候アクションネットワーク(CAN)インターナショナル」から、二酸化炭素の排出源である化石燃料の燃焼を皮肉った「本日の化石賞」を受賞した。

CANには、100カ国を超える国々から、WCCやCIDSE、ワールドビジョン、クリスチャンエイド、カナダ合同教会、米国長老教会、米国合同メソジスト教会、カトリック・アースケア・オーストラリア、ブロット・フュア・ディ・ヴェルト(ブレッド・フォー・ザ・ワールド)など一部のキリスト教団体・教会を含む850以上の団体が参加している。

関連タグ:気候変動ペルー世界教会協議会(WCC)ACTアライアンス
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