Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

朝日新聞、慰安婦問題特集で強制連行証言記事を取消 報道姿勢は変えず

2014年8月6日19時29分 記者 : 内田周作
  • ツイート
印刷
関連タグ:慰安婦性奴隷
朝日新聞、慰安婦問題特集で強制連行証言記事を取消 報道姿勢は変えず+
特集「慰安婦問題を考える」を掲載した朝日新聞(2014年8月5日号、同6日号)

朝日新聞は、5・6日両日付の同紙朝刊で、特集「慰安婦問題を考える」(上・下)を掲載した。5日の紙面では、当時、慰安婦の強制連行を根拠付けた吉田晴治氏による証言を扱った記事について、「(証言は)虚偽だと判断し、記事を取り消します。当時、虚偽の証言を見抜けませんでした」と述べ、取り消した。

また、5日1面の記事「慰安婦問題の本質 直視を」では、「裏付け取材が不十分だった点は反省します」としながらも、「戦時中、日本軍兵士らの性の相手を強いられた女性がいた事実を取り消すことはできません。慰安婦として自由を奪われ、女性としての尊厳を踏みにじられたことが問題の本質なのです」と主張。「隣国と未来志向の安定した関係を築くには慰安婦問題は避けて通れない課題の一つです。私たちはこれからも変わらない姿勢でこの問題を報じ続けます」と伝えた。

5日の「慰安婦問題を考える」(上)では、慰安婦問題のQ&A、当時の他紙の報道比較などと共に、読者からの疑問に答えるかたちで、1)強制連行の有無、2)吉田氏による証言、3)宮沢喜一首相(当時)訪韓直前報道の意図性、4)慰安婦と女子挺身隊との混同、5)元慰安婦の初証言記事の公正さ、の5点について取り上げ検証を行なった。

1)ついては、強制連行の定義が、「ひとさらい」的連行に限定する狭義のものと、「軍または総督府が選定した業者が、略取、誘拐や人身売買により連行」した場合も含むという広義のものがあり、今も研究者の間で意見が別れていると説明。その上で、「軍などが組織的にひとさらいのように連行した資料は見つかっていません」とした。だが、「問題の本質は、軍の関与がなければ成立しなかった慰安所で女性が自由を奪われ、尊厳が傷つけられたこと」「女性たちが本人の意に反して慰安婦にされる強制性があった」と伝えた。

3)と5)については、それぞれ「宮沢首相の訪韓時期を狙ったわけではありません」「意図的な事実のねじ曲げなどはありません」と指摘を否定。4)については、誤用したことを認めた。

一方、6日の「慰安婦問題を考える」(下)では、慰安婦問題がどのように政治・外交問題化したのかを、河野談話(1993年)、アジア女性基金(1995〜2002)、韓国憲法裁判所の違憲判決(2011)などを軸に、時系列に沿って解説。さらに、米国からの視線として、日本い詳しい米大学教授2人の主張を掲載。また、事前に特集記事を読んだ慰安婦問題に詳しい専門家3人の主張を載せた。

専門家の1人である秦郁彦氏(現代史家)は、「20数年にわたり慰安婦報道を終始リードした観のある朝日新聞が、遅ればせながら過去の報道ぶりについて事後検証したことをまず、評価したい」とする一方、「彼女たちの稼ぎは兵士の数十倍という高収入で故郷へ送金していたし、廃業帰国や接客拒否の自由もあった。奴隷とは言いかねるのに、なぜか国際常識化しかけている性奴隷説に朝日は追随しようとしているかに見える」などと述べた。

吉見義明氏(中央大学教授)は、「(吉田氏の)証言が虚偽でもこの(慰安婦)問題に与える影響はない。今回、関連する記事を訂正したことには賛成するが、問題の研究が進んだ1990年代の早い段階でできなかったのかと残念に思う」「問題と感じたのは、今回の紙面を読んでも、慰安婦問題の何が課題で、何をする必要があるのか、朝日新聞が考える解決策が見えてこないことだ。被害者に寄り添う姿勢が紙面からうかがえない」と指摘した。

小熊英二氏(慶応義塾大学教授)は、「大きな変化を念頭にこの問題をみると、20年前の新聞記事に誤報があったかどうかは、枝葉末節にすぎない。とはいえ、(中略)新聞が自らの報道を点検したのは意義がある」「この問題に関する日本の議論はおよそガラパゴス的だ。日本の保守派には、軍人や役人が直接に女性を連行したか否かだけを論点にし、それがなければ日本には責任がないと主張する人がいる。だが、そんな論点は、日本以外では問題にされていない」などと語った。

慰安婦問題については、国内外のキリスト教会でも取り上げられている。世界教会協議会(WCC)が今年6月にスイス・ジュネーブで開いたイベントでは、元慰安婦が発題者の一人として出席。第二次世界大戦中の自らの体験を語った。同じく6月に、スイスのシャトー・ド・ボッセでWCCの支援を受けて開かれた朝鮮半島和平に関する国際会議では、北朝鮮や韓国を含む15カ国から34の教会と関連団体の指導者が参加し、共同宣言を発表。この宣言の中では、「私たちは日本政府に対し、軍による性奴隷制(従軍慰安婦)の暴虐を認め、真摯かつ正直な謝罪を示し、被害者に償うための補償的措置を行うよう、強く要求する」と求めた。

一方、日本基督教団と在日大韓基督教会は今月1日、共同で「2014年平和メッセージ」を発表。この中で慰安婦問題も言及し、「わたしたちは、『従軍慰安婦』問題に関する日本政府の責任回避的な姿勢に抗議し、1日も早く被害者女性たちに日本政府による真実な謝罪と公的な補償がなされることを求めます」とした。

また、今月14から18日にわって韓国を訪れるローマ教皇は、18日にはソウルの明洞大聖堂で行われる「朝鮮半島の平和と和解のためのミサ」に出席する。このミサには、元慰安婦も招待されており、教皇と元慰安婦たちとの面会が予定されていると伝えられている。

朝日新聞の特集「慰安婦問題を考える」は、同紙電子版でも公開されている。

関連タグ:慰安婦性奴隷
  • ツイート

関連記事

  • 明学大で映画『蘆葦の歌』上映 台湾の日本軍「慰安婦」被害者たちの回復への道のりを描く

  • 「朝鮮半島における正義と平和そして和解に関する国際会議」共同宣言

  • 日基・KCCJ、共同で平和メッセージを発表

  • 日本人牧師がソウルの慰安婦少女像前で謝罪の祈り

  • 日本初の慰安婦資料館、キリスト教会館で開館

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.