ヨハネ23世とヨハネ・パウロ2世を聖人に、バチカンで列聖式 100万人がローマに

2014年4月28日23時24分 印刷

【CJC=東京】教皇フランシスコは4月27日、バチカンのサンピエトロ広場で、教皇ヨハネ・パウロ2世(在位1978〜2005年)と、教皇ヨハネ23世(同1958〜63年)を「聖人」とする列聖式を行った。

列聖式には、前教皇のベネディクト16世も出席、バチカン関係者は「教会にとって歴史的な出来事」としている。

27日はカトリック教会の典礼暦で「神のいつくしみの主日」。教皇は、サンピエトロ広場で捧げた荘厳ミサの中で、2人の教皇を聖人として宣言した。ミサに出席したベネディクト16世は、式の始めに教皇フランシスコと抱擁を交わし、多数の枢機卿・司教・司祭らと一緒にミサを共同司式した。

列聖式のために、北イタリア・ベルガモやポーランドなど、ヨハネ23世とヨハネ・パウロ2世のゆかりの地をはじめ、世界中から巡礼者約100万人がローマを訪問した。ミサ参加者は80万人と推定されている。

バチカン放送(日本語電子版)は式典の様子を詳細に速報している。

復活節の喜びに満ちた、「主の復活」から1週間後の日曜日、サンピエトロ大聖堂の正面には列聖された2教皇の肖像が掲げられ、聖歌の合唱が広場を包んだ。

色とりどりの国旗を掲げた参加者の波は、サンピエトロ広場からコンチリアツィオーネ通りを埋め、さらにサンタンジエロ城を越えて、長くテベレ川沿いに続いた。ローマの各所に設置された大スクリーンの前でも巡礼者らが式の進行を見守った。

列聖式は、厳かな「諸聖人の連祷」で始まった。続いて、教皇庁列聖省長官アンジェロ・アマート枢機卿が、ヨハネ23世とヨハネ・パウロ2世の列聖申請人2人を伴い、教皇フランシスコの前に進み出た。

「聖なる教会は、2人の福者、ヨハネ23世とヨハネ・パウロ2世の聖人の列に加えてほしいと願っている」と、列聖省長官がラテン語で「ペティティオ(嘆願)」を3度にわたり教皇フランシスコに述べると、教皇は皆を祈りに招き、会衆は聖霊の照らしを願い「ヴェニ・クレアトル・スピリトゥス(創造主なる聖霊よ、来り給え)」を歌った。

そして教皇は列聖の「フォルムラ(式文)」を読み上げ、ヨハネ23世とヨハネ・パウロ2世を聖人の列に加え、全教会の崇敬の対象にすると宣言した。その瞬間、この日を待ち望んでいた会衆から、大きな歓声と拍手が沸き起こった。

この後、ヨハネ23世とヨハネ・パウロ2世の聖遺物が祭壇の隣に持ち込まれた。

説教で教皇は、ヨハネ23世とヨハネ・パウロ2世は、キリストの傷を見つめ、それに触れる勇気を持った人、真理を告げる聖霊の力に満ちた人であったと述べ、2人の信仰の証しは教会と世界に神の優しさといつくしみを伝えたと話した。

ミサ終了後、教皇フランシスコはベネディクト16世と再び固い抱擁を交わした。そして、特別車「パパモービル」で広場を一巡、さらにコンチリアツィオーネ通りに沿って会衆を祝福した。

カトリック青年たちの祝祭「世界青年の日」の創始者であり、若者たちと深い精神的交流があったヨハネ・パウロ2世のために、若い巡礼者たちの姿も非常に多く見られた。青年たちの多くは前夜の祈りに参加し、そのまま会場の近くで朝を迎えた。

※この記事はCJC通信の提供記事を一部編集して掲載したものです。

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