阪神大震災から19年、牧師・信徒ら回想 被災の中でも神の恵み

2014年1月18日10時23分 印刷
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東遊園地(神戸市中央区三宮)での追悼行事の様子。阪神淡路大震災(1995年)が発生した1.17(1月17日)をろうそくで形作っている。

阪神淡路大震災から19年が経った1月17日、震災で全焼し、その後敷地内に建てられた集会所がボランティア活動の拠点にもなったカトリックたかとり教会(神戸市長田区)では、犠牲者のための追悼式が行われ、黙祷が捧げられた。また、牧師や一般信徒も含めて全国各地のクリスチャンはこの日、当時の経験を振り返り、それぞれの思いをつづった。中には被災しながらも体験した神の恵みを記する人もいた。

日本福音ルーテル教会は、東日本大震災ルーテル教会救援が運営するブログ「ルーテルとなりびと」の17日の記事で、阪神淡路大震災から19年経過したことに触れた。同教団が震災支援でお茶っこサロンを開設した宮城県石巻市の仮設大森第二団地集会所には、阪神淡路大震災を体験した人のメッセージが掲載された日めくりカレンダーが壁にかけてあった。カレンダーには「私は神戸の震災を経験しました。長田も今はきれいです。皆さんのまちが過去のもの以上に美しくなりますように。私もがんばります」と書かれていたという。

日本基督教団青森教会の平松洋一牧師は自身のブログに掲載した17日の記事で、テレビ中継の黙祷の合図に合わせて祈ったことを明かした。平松氏は当時、兵庫県西宮市に住む神学生で、「多くの建物が倒壊し、目の前で水が吹き出し、ガス臭がひどく、あらゆるものが破壊された街の中でも命は守られました」と神の恵みを回想した。

当時の住居には震災の1年前に引っ越したという。引越し前の家が取り壊されるためだった。平松氏は「取り壊し計画がなければ私は家の下敷きになっていたでしょう。そこに神様の不思議なお計らいがあったように思えてなりません。『自分は、生きているのではなく大いなるお方によって生かされているのだ』ということを体で感じ、思いを新たにした時でもありました」と神の働きを証しした。

日本キリスト改革派松戸小金原教会の関口康牧師は、阪神淡路大震災当日は岡山県岡山市におり、「ニケア信条を学ぶ研修会」に前日から出席していたという。関口氏が17日に掲載したブログ記事「阪神・淡路大震災の記憶」によると、関口氏は父の「神戸が大変だ」の声に飛び起き、研修会の会場であった蕃山町教会へ行ったが、2日目の研修会は中止。出席者は和歌山、大阪、兵庫から参加していた牧師や信徒であったため、家と連絡がつかず、紀伊半島や大阪方面からの出席者を岡山から瀬戸大橋経由で徳島港まで送り、フェリーで帰ることとなったという。関口氏は「大きな被害に遭われた方々のことを知るにつけ、胸が痛みました」と、当時を振り返った。

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