阪神大震災から12年目:米国人犠牲者の遺族新しい出発

2007年1月18日16時35分 印刷

12年前の95年1月、阪神大震災によって、当時この町の外国人向け下宿先で暮らしていた長女バニィ・リン・ウォンさん(当時24歳)は、米国人犠牲者の2人のうち1人として亡くなった。米国人犠牲者の遺族も12回目の「1・17」を静かに迎える。

バニィさんの両親は、ヘンリーさん(76)・マートルさん(77)夫妻。娘が無事であることを信じたが、被災翌日には悲しい連絡が来てしまった。米国のテレビでも神戸の惨状が映し出されていた。

あれから、12年。初めは悲しみがあったが、遺族は神様の愛によって乗り越えてきた。

バニィさんは、カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)を卒業し、94年1月初めに来日。芦屋市津知町を自分の故郷のように愛していた。震災前には、バニィさんから両親に手紙が届き、元気な姿を見せていた。

信仰に従う両親の希望で、遺体は火葬されずに安置され、1週間後、家族の元に返された。夫妻とは家族ぐるみの付き合いで、昨年まで大阪府箕面市に住んでいたジョン・ビューリーさん(54)によって申請され、バニィさんが神戸に生きたことの証が、神戸中央区の「慰霊と復興のモニュメント」にも記されている。

96年1月には、兄のジョナサンさん(42)も世話になった人たちにお礼を言うために来日し、津知町を訪れた。

全米から募った寄付金の一部で、両親の通う米国の教会でもステンドグラスに「January.17.1995」と刻まれ、娘を失っても変わらぬ両親の信仰を祝福している。

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