Skip to main content
2025年9月1日18時05分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
使徒の働き味読・身読の手引き

使徒の働き味読・身読の手引き(54) 宮村武夫牧師

2013年11月20日14時52分 コラムニスト : 宮村武夫
  • ツイート
印刷
関連タグ:宮村武夫
宮村武夫牧師+

聖書に基づいて
使徒の働き17章1節~9節

[1]序

今回は、新しい章・使徒の働き17章へ進みます。

16章11節以下で見てきたように、パウロの一行はマケドニヤ人の招きの幻に答えて(9節と10節)、マケドニヤに渡り、ピリピに進みました。

しかしそこで彼らは歓迎されたのではなく、苦しみに会い、辱めを受ける中で、ピリピ宣教は進められ、ピリピ教会は誕生、成長していったのです。

パウロの一行はピリピに滞在することを許されない中で、なお宣教の熱心に心満たされ、ピリピからテサロニケへと進みます。

17章1節、「彼らはアムピポリスとアポロニヤを通って、テサロニケへ行った。そこには、ユダヤ人の会堂があった」の背後に、この時点でパウロの一行が直面していた事情、そのときの彼らの心の中を読み取る必要があります。

このときの状態について、パウロ自身がテサロニケ教会に後年書き送った手紙(Ⅰテサロニケ2章1、2節「兄弟たち。あなたがたが知っているとおり、私たちがあなたがたのところに行ったことは、むだではありませんでした。ご承知のように、私たちはまずピリピで苦しみに会い、はずかしめを受けたのですが、私たちの神によって、激しい苦闘の中でも大胆に神の福音をあなたがたに語りました」)に見るように、テサロニケにおける宣教・教会の誕生と形成については、テサロニケ人への手紙第1、2を通し知ることができます。

[2]テサロニケ宣教

ルカは、テサロニケ宣教の一場面に焦点を絞り、ユダヤ人会堂でのユダヤ人と神を敬う異邦人を対象とする宣教について描いています(2、3節)。

パウロは「聖書に基づ」き、「キリストは苦しみを受け」ねばならないこと、「死者の中からよみがえらなければならないことを証明し、また論証」したのです。

旧約聖書に基づき主イエスの十字架の死と復活についてパウロは説き明かしたのです。

「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず」(ローマ3章23節)と、罪の実態をパウロは明らかにし、「ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められる」(ロ-マ3章24節)、主イエスの贖いによる救いを指し示したのです。

また主イエスの復活を述べ伝え、「私があなたがたに伝えているこのイエスこそ、キリストなのです」と、ダマスコでの経験に立ち、復活の証人として福音宣教を進めています。

3節の「説明」という言葉に注目。この同じ言葉は、16章14節の「ルデヤという女が聞いていたが、主は彼女の心を開いて、パウロの語る事に心を留めるようにされた」では、「開いて」と訳されています。(参照・ルカ24章45節「そこで、イエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて」)。パウロが聖書を説明しているとき、主なる神ご自身が聞いている人々の心を開いてくださるのです。

聖書が開かれるだけでなく、人々の心が開かれる必要があります。また人々の心が開かれるのは、聖書が開かれることを通してです。

テサロニケの異邦人への宣教。テサロニケ教会を構成している人々に、「あなたがたがどのように偶像から神に立ち返って、生けるまことの神に仕えるようになり」(Ⅰテサロニケ1章9節)とパウロが書き送っています。テサロニケの異邦人に対して、偶像礼拝から離れ、唯一の生ける真の神のみを礼拝するようにパウロたちは宣べ伝えたのです。

[3]宣教の結果

三つの安息日にわたる、聖書に基づくパウロのユダヤ人会堂での宣教は、「彼らのうちの幾人かはよくわかって」とあるように、主イエスを信じる幾人かのユダヤ人を起こす実を結びました。福音に応答する人々が数多く起こされ、テサロニケ教会が誕生しました。

しかし同時に福音が宣べ伝えられるとき、5節から9節に見るように、福音に対する拒絶、否定的な動きや反対運動、口実を挙げての訴訟なども起こりました。

[4]結び

テサロニケにおける聖書に基づく宣教は、聖書を説き明かし、主イエスの十字架と復活を指し示すものでした。その結果、ユダヤ人の中からだけでなく、異邦人の中からも主イエスを信じる人々が起こされました。

数々の困難に直面しながら、テサロニケにおいても教会が誕生、成長し、二通のテサロニケ人への手紙に見るような歩みを続けたのです。

◇

宮村武夫(みやむら・たけお)

1939年東京生まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院、ハーバード大学(新約聖書学)、上智大学神学部修了(組織神学)。現在、日本センド派遣会総主事。

主な著訳書に、編著『存在の喜び―もみの木の十年』真文舎、『申命記 新聖書講解シリーズ旧約4』、『コリント人への手紙 第一 新聖書注解 新約2』、『テサロニケ人への手紙 第一、二 新聖書注解 新約3』、『ガラテヤ人への手紙 新実用聖書注解』以上いのちのことば社、F・F・ブルース『ヘブル人への手紙』聖書図書刊行会、他。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:宮村武夫
  • ツイート

関連記事

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(56) 宮村武夫牧師

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(55) 宮村武夫牧師

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(53) 宮村武夫牧師

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(52) 宮村武夫牧師

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(51) 宮村武夫牧師

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 主キリストと共にある私たちの毎日 万代栄嗣

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • ウクライナ、米大衆伝道者フランクリン・グラハム氏に勲章授与 人道支援を評価

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • DVを受けた人のための礼拝「やすらぎ」 第1回、東京・吉祥寺で9月28日

  • ワールドミッションレポート(9月1日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(5)

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.