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愛による全面受容と心の癒やしへの道

愛による全面受容と心の癒やしへの道(39) 峯野龍弘牧師

2013年10月24日06時59分 コラムニスト : 峯野龍弘
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第3章 ウルトラ良い子の抑圧の最大要因
Ⅳ.両親からの抑圧と諸問題
1)父の役割と母の役割の欠如による抑圧の素地
③真善美、神愛聖、命霊祈、天永滅などの見えざる尊いものへの畏敬心の啓発の欠如

3. 命霊祈

さて、ここで更に生まれながらにして純粋で、卓越した、かつ鋭敏な感性をもって世に生を与えられてきた「ウルトラ良い子たち」に、「見えざる尊いものへの畏敬心」を育むためになお必要な第三の類型として、「命霊祈」が挙げられる。これまた前項で述べた「神愛聖」と共に人間にとって最も畏敬しなければならない最重要の尊い資質であると共に、きわめて大切な認識の対象である。

言うまでもなく決して肉眼で検証することの出来るものではないが、本来、人間である限り誰でも、神が天地創造の初めから人間各人に分かち与えられた天的資質であって、その理性と感性と霊性を駆使することによって、必ず認識することが出来るものなのである。

そもそも「命」若しくは「生命」は、それ自体人間の肉眼をもって、認識、識別することは出来ない不思議な、聖なる、神秘的存在である。それは単に人間ばかりではなく、動物や植物などの内にも宿り、そのものを生命あるものとしてそこに機能若しくは存在させている「生かす力」である。この場合、お互い人間はその命を与えられている人間自身や動物、植物を目撃することは出来るが、決して命そのものを認識することが出来ない。

ちなみに「命」はまことに神秘にして、厳かである。今の今までそこに命を与えられ生きていたものが、ひとたびそのものの内から命が出て行けば、たちどころにそのものは死んで、朽ち果てて行く。そしてそのものは命のある内は、決して朽ち果てない。

ではこの「命」とは、果たして如何なるものか。聖書は、この「命」について以下のように教示している。

①天地万物の創造者である神が、命の付与者。神は人間をはじめ、天地万物の唯一の創造者にして、全能者。このお方が人間の内に命を与えられた(創世記1章1、27節)。

②神は人間に命の息を吹き込まれ、人間は生きる者となった(創世記2章7節、ヨブ記33章4節)。この場合「息」とは「霊」と同義語であって、実に神ご自身は永遠の命を持ち給う霊的御実在であって、人間の「命」はこの永遠の命の源である神の霊の分与である。

そこで人間はこの分与された命の霊によって神に命を付与されたばかりでなく、霊なる神と深く交わり、神の御旨を知って、霊と真実をもって神と共に歩むのである。これが霊的礼拝であり、祈りである(ヨハネ4章24節、ロマ12章1節)。

③かくして神の聖い御心に従って人間が生きる時、人間を生かすため神から注がれた命の霊が、人の内に住み、人は生きることが出来る。しかし、人が神の御心に背く時、その命の霊は取り去られ、人は死んだ者となる(イザヤ38章16節)。

さて、通常人々は「命」について何を思い、何を感じ、どのように生きようとしているだろうか。「命」、「霊」、「祈り」の深い関わりについて、相当の学識経験者であっても、また実力者であってもほとんど考えることも、語ることもない。のみならず世俗的価値観、人生観を基盤として生きている現代人は、かかる人間の深層に迫り、人生を熟考することなど、皆無に等しい。

しかし、前述した生まれながらにして純粋志向性を有した、事物の本質を追い求め、絶対志向性、霊的志向性の強い「ウルトラ良い子たち」は、かかる深くして神秘的な「命」や「霊」や「祈り」の世界を、心の奥底で希求しているのである。ここに「ウルトラ良い子たち」の抑圧と渇望が余儀なくされるのである。世俗的価値観に日々生きている両親たちは、またしてもこの点において、大事な子育てに失敗してしまうことになるわけである。(続く)

◇

峯野龍弘(みねの・たつひろ)

1939年横浜市に生れる。日本大学法学部、東京聖書学校卒業後、65年~68年日本基督教団桜ヶ丘教会で牧会、68年淀橋教会に就任、72年より同教会主任牧師をつとめて現在に至る。また、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会および同教会の各地ブランチ教会を司る主管牧師でもある。

この間、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン総裁(現名誉会長)、東京大聖書展実務委員長、日本福音同盟(JEA)理事長等を歴任。現在、日本ケズィック・コンベンション中央委員長、日本プロテスタント宣教150周年実行委員長などの任にある。名誉神学博士(米国アズベリー神学校、韓国トーチ・トリニティー神学大学)。

主な著書に、自伝「愛ひとすじに」(いのちのことば社)、「聖なる生涯を慕い求めて―ケズィックとその精神―」(教文館)、「真のキリスト者への道」(いのちのことば社)など。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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