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新創造の力によって

新創造の力によって(9) 森本春子牧師

2013年6月14日08時19分
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関連タグ:森本春子
森本春子牧師+

「ハレルヤ!」の声が町中に―町は変わった

―神様。この人たちの救いのために、私はあなたに命をささげました。どうぞ彼らの魂を救い出して下さい―

この祈りで始まった山谷伝道の26年間は、一言で言うと「愛の絶叫」の日々でした。一つは滅び行く魂に対する、神の愛から出た断腸の思いが発する叫びです。

もう一つは民衆の側からの、神の愛と憐れみと救いを求める叫びです。その2つの絶叫に、聖霊によって突き動かされるようにして、山谷の人々を救いに導き、洗礼を授け、炊き出しを続けてきました。

「父よ。彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」(ルカ23・34)

イエス様は十字架上でこう叫ばれ、人々を救うために自ら絶望のどん底まで下りて下さいました。それほどまでのすさまじい愛が、私の中から激流のように溢れ出し、悔い改めに導く説教ならぬ絶叫となってほとばしり出ました。それは、聴く者一人一人の魂を切々と貫き通します。その愛が復活の命となって人々に注がれ、一人一人の人生を闇から光へと変えていきました。

主の憐れみと皆様のご支援によって、26年間に延べ100万人以上の給食伝道がなされました。この教会に来た人々の80%が救われ、総受洗者は97年8月時点で2108名となりました。一人の魂が救われた時、天国では大いなる喜びの祝宴が開かれる。私はそのためのはしため役を果たしているに過ぎません。

山谷の教会では、日曜礼拝には3回、1000人余りの人々が、水曜祈祷会の晩には2回、700人ほどの人が、互いに「ハレルヤ!」と挨拶を交わします。

山谷―かつて人生の険しい「山」、深い絶望の「谷」底に倒れ、うずくまるようにして生きてきた人々の住む街角に、今や「ハレルヤ!」の声がこだましています。教会を通して、生きて働かれる神の新創造の力、栄光の輝きを目の当たりに拝する思いです。これまで物心ともに支援して下さった教会関係の方々、そして全国の皆様に、改めて感謝申し上げたいです。

紀元前869年頃、イスラエルの国では、真の神を礼拝する者はおらず、偶像にささげる礼拝の煙が立ち込めていました。そんな暗黒時代に、エリヤという預言者は立ち上がって、人々に「真の神に立ち返れ」と叫ばずにいられませんでした。私もまた、神から遣わされた地、山谷からエリヤのように叫ばずにはいられません。

「愛する祖国日本の人々よ。真の神を信じなさい!」と。

今、日本の上空にも霊的暗黒の雲が垂れ込め、様々な猟奇的殺人事件が続発し、人々は不安と相互不信に陥っています。しかし、闇が濃ければ濃いほど、新しい時代の夜明けは近い。だから神様に「日本にリバイバル(信仰復興)を!」と熱心に祈り、伝道を続けたいです。

人生には2つの道があります。一つは平凡だが波風の立たないいわゆる幸せな道。もう一つは、嵐に揉まれ、傷つき倒れ、涙しながら歩む道。もしそのどちらか一つを選べるとしたら、私は迷わず後者を選びます。

もちろん、その道には、悲しみ苦しみが絶えません。しかし、その中でこそ、神様は慰め励まし立たせて下さいます。そうやって立ち直った時には、同じような苦しみの中にある人々を、慰め励まし立たせることができるのです。

そのような人生こそ、本当の意味で幸せな意義ある人生だと思います。この人生を、命の灯が燃え尽きるまで、神の愛の命に燃やされて、山谷伝道の使命に生きる者として、神の栄光のために全身全霊をささげていきたいです。

昔も今もこれからも、限りなく生きて御業をなして下さる全能の神に、栄光を帰しつつ。(終わり)


森本春子(もりもと・はるこ)牧師の年譜
1929年 熊本県に生まれる。
1934年 福岡で再婚していた前父の養女となる。この頃、初めて教会学校に通い出す。
1944年 福岡高等簿記専門学校卒業。義母の故郷・釜山(韓国)に疎開。
1947年 1人暮らしを始め、行商生活に。
1947年 王継曽と結婚。ソウルに住み、三男二女の母となる。
1953年 朝鮮戦争終息後、孤児たちに炊出しを続け、17人を育てる。
1968年 ソウルに夫を残し、五児を連れて日本に帰る。
1969年 脳卒中で倒れた夫を日本に連れ帰る。夫を介護しながら日本聖書神学校入学。
1972年 同校卒業、善隣キリスト教会伝道師となる。山谷(東京都台東区)で、独立自給伝道を開始する。
1974年 夫の王継曽召天。
1977年 徳野次夫と再婚。広島平和教会と付属神学校と、山谷の教会を兼牧指導。
1978年 山谷に、聖川基督福音教会を献堂。
1979年 この頃から、カナダ、アメリカ、ドイツ、韓国、台湾、中国、ノルウェーなどに宣教。
1980年 北千住(東京都足立区)に、聖愛基督福音教会を献堂。
1992年 NHK総合テレビで山谷伝道を放映。「ロサンゼルス・タイムズ」「ノルウェー・タイムズ」等で報道され、欧米ほか150カ国でテレビ放映。
1994年 「シチズン・オブ・ザ・イヤー賞」受賞。
1998年 「よみがえりの祈祷館」献堂。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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