Skip to main content
2025年9月9日15時24分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

スーチー氏、CCIA協議会に和解の新モデル適用を促進

2012年8月10日12時11分
  • ツイート
印刷
アウン・サン・スー・チー氏他CCIA参加者ら(写真提供:WCC)+
 世界教会協議会(WCC)の国際関係委員会(CCIA)による「ミャンマーにおける平和、治安と和解」に関する国際競技会が開催され、ノーベル平和賞受賞者のアウン・サン・スーチー氏が「他者の深い受容、多様性の中にある一致の道を広く模索していく精神が、いかなる社会や共同体においても平和と治安、そして和解の価値観を支持するものである」と述べた。

 同協議会はミャンマー教会協議会(MCC)およびアジアキリスト者会議と共同で、2日から5日にかけてミャンマー旧首都ヤンゴンにあるMCC本部で開催された。スーチー氏は同協議会で参加者らとの対話を通して、平和の構築、人権尊重、自由と民主主義を勝ち取るための闘いに対する単純でありながら奥深い方法を提案した。

 スーチー氏は、「嫉妬と憎しみの壁を超えて進まなければならない。その時にこそ和解と平和の道を考えることができる。和解は一方向のみ見ているだけでは進まない。一度和解が成立したならば、平和の実現、治安の確保こそ目指すべき道である。和解し得ない社会においては平和は成りたたないだろう」と述べた。

 世界でもっとも有名な政治的軟禁者のひとりであったスーチー氏は現在、倫理的、政治的に分裂しているミャンマーにおいて和解と平和の道を促進している。スーチー氏は2010年11月に解放されるまで15年以上軟禁下に置かれていた。

 1991年にノーベル平和賞受賞者とされたものの、実際に賞を授与したのは今年の6月になってからであった。ノーベル平和賞受賞にあたってスーチー氏は、「ノーベル平和賞を受賞するということは、私の民主主義と人権の尊重に関する個人的な関心を国境を超えて広げることを意味している。ノーベル平和賞受賞によって私の心の扉を開くことにつながった」と述べている。

 スーチー氏はMCC本部で参加者らとの会話を通して、平和を構築するにはまず自分自身の中に平和を得る必要があると説き、「義人は自分の力を誇って見せようとはしない。他者に親切に振る舞う。このような振る舞い方は、和解と平和に必要不可欠な要素である。他者により良く振る舞える能力が、和解と平和の鍵である」と述べた。


和解のために国境を超えて行く必要

 スーチー氏は、「もしある人が他者を嫉妬しているとすれば、その人はいつも誰かを憎んでいる状態にあるということだ。憎しみは最も危険な人間の感情である。自分に自信のない人々は他者の欠点を見つけ出そうとしたがる。そのようにしてさらなる憎しみの感情を抱き、よりネガティブな性格をもって他者と付き合うようになってしまう。そのような行動によって、彼らは一国家や共同体における平和と調和を乱しているのである」と説き、参加者らに対し「和解を第一に置き、次に平和がなされるということを肝に銘じること、そして平和がある時に初めて治安があるという風に、順序をひっくり返して考えることが必要である」と促した。

 過去数十年間のミャンマーにおける民主主義獲得の闘いを維持してきた根底にあるものとして、スーチー氏は仏教の精神的な伝統がその礎にあり、すべての信仰ある人々の一致した祈りにも支えられてきたと答えた。 

 経済的発展と民主化の最中にあるミャンマーにおける国際共同体の役割として、スーチー氏は「法と正義は分離できるものではない。いかなる社会にあっても経済の発展が民主主義の主軸にあるのではなく、政治的発展が人々や共同体の中で平和を得るために必要不可欠である。国際共同体はあらゆる社会において和解と平和を促進するための主要な役割を担っている」と述べた。

 スーチー氏は今回の協議会での対話を通して、多くの摩擦が生じている今日の社会における独特のモデルを提唱し、自身がいかに国民を愛しており非暴力の平和を成していきたいかを熱心に伝えた。

 CCIA協議会では、政治的、倫理的に分裂状態にあるミャンマーにおいて平和構築のための進歩的な戦略を達成しようとしている。今回の協議会には40人が参加した。協議会ではより幅広い諸教会がエキュメニカル運動に加わっていくことでミャンマーにおける摩擦に対応し、和解と平和構築のためにより多くのキリスト者が参加して行くことが出来る道を模索している。

※スーチー氏をテーマにした映画「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」公式ホームページはこちら

  • ツイート

関連記事

  • スーチー氏、21年ぶりノーベル平和賞演説

  • クリントン米国務長官、ミャンマーへ歴史的な訪問

  • ミャンマー軍、チン族の教会を襲撃・略奪

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(230)「善き隣人」を支えたい 広田信也

  • イエス様は何を祈ってくださるのか 菅野直基

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(243)聖書と考える「世界の果てまでイッテQ!」

  • 2024年の聖書頒布統計発表、デジタル版が印刷版を初めて上回る

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 2024年の聖書頒布統計発表、デジタル版が印刷版を初めて上回る

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(230)「善き隣人」を支えたい 広田信也

  • イエス様は何を祈ってくださるのか 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(9月8日):南アフリカ せめぎ合う真の福音と繁栄の福音

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • 2024年の聖書頒布統計発表、デジタル版が印刷版を初めて上回る

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.