Skip to main content
2025年10月27日23時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

スーチー氏、CCIA協議会に和解の新モデル適用を促進

2012年8月10日12時11分
  • ツイート
印刷
アウン・サン・スー・チー氏他CCIA参加者ら(写真提供:WCC)+
 世界教会協議会(WCC)の国際関係委員会(CCIA)による「ミャンマーにおける平和、治安と和解」に関する国際競技会が開催され、ノーベル平和賞受賞者のアウン・サン・スーチー氏が「他者の深い受容、多様性の中にある一致の道を広く模索していく精神が、いかなる社会や共同体においても平和と治安、そして和解の価値観を支持するものである」と述べた。

 同協議会はミャンマー教会協議会(MCC)およびアジアキリスト者会議と共同で、2日から5日にかけてミャンマー旧首都ヤンゴンにあるMCC本部で開催された。スーチー氏は同協議会で参加者らとの対話を通して、平和の構築、人権尊重、自由と民主主義を勝ち取るための闘いに対する単純でありながら奥深い方法を提案した。

 スーチー氏は、「嫉妬と憎しみの壁を超えて進まなければならない。その時にこそ和解と平和の道を考えることができる。和解は一方向のみ見ているだけでは進まない。一度和解が成立したならば、平和の実現、治安の確保こそ目指すべき道である。和解し得ない社会においては平和は成りたたないだろう」と述べた。

 世界でもっとも有名な政治的軟禁者のひとりであったスーチー氏は現在、倫理的、政治的に分裂しているミャンマーにおいて和解と平和の道を促進している。スーチー氏は2010年11月に解放されるまで15年以上軟禁下に置かれていた。

 1991年にノーベル平和賞受賞者とされたものの、実際に賞を授与したのは今年の6月になってからであった。ノーベル平和賞受賞にあたってスーチー氏は、「ノーベル平和賞を受賞するということは、私の民主主義と人権の尊重に関する個人的な関心を国境を超えて広げることを意味している。ノーベル平和賞受賞によって私の心の扉を開くことにつながった」と述べている。

 スーチー氏はMCC本部で参加者らとの会話を通して、平和を構築するにはまず自分自身の中に平和を得る必要があると説き、「義人は自分の力を誇って見せようとはしない。他者に親切に振る舞う。このような振る舞い方は、和解と平和に必要不可欠な要素である。他者により良く振る舞える能力が、和解と平和の鍵である」と述べた。


和解のために国境を超えて行く必要

 スーチー氏は、「もしある人が他者を嫉妬しているとすれば、その人はいつも誰かを憎んでいる状態にあるということだ。憎しみは最も危険な人間の感情である。自分に自信のない人々は他者の欠点を見つけ出そうとしたがる。そのようにしてさらなる憎しみの感情を抱き、よりネガティブな性格をもって他者と付き合うようになってしまう。そのような行動によって、彼らは一国家や共同体における平和と調和を乱しているのである」と説き、参加者らに対し「和解を第一に置き、次に平和がなされるということを肝に銘じること、そして平和がある時に初めて治安があるという風に、順序をひっくり返して考えることが必要である」と促した。

 過去数十年間のミャンマーにおける民主主義獲得の闘いを維持してきた根底にあるものとして、スーチー氏は仏教の精神的な伝統がその礎にあり、すべての信仰ある人々の一致した祈りにも支えられてきたと答えた。 

 経済的発展と民主化の最中にあるミャンマーにおける国際共同体の役割として、スーチー氏は「法と正義は分離できるものではない。いかなる社会にあっても経済の発展が民主主義の主軸にあるのではなく、政治的発展が人々や共同体の中で平和を得るために必要不可欠である。国際共同体はあらゆる社会において和解と平和を促進するための主要な役割を担っている」と述べた。

 スーチー氏は今回の協議会での対話を通して、多くの摩擦が生じている今日の社会における独特のモデルを提唱し、自身がいかに国民を愛しており非暴力の平和を成していきたいかを熱心に伝えた。

 CCIA協議会では、政治的、倫理的に分裂状態にあるミャンマーにおいて平和構築のための進歩的な戦略を達成しようとしている。今回の協議会には40人が参加した。協議会ではより幅広い諸教会がエキュメニカル運動に加わっていくことでミャンマーにおける摩擦に対応し、和解と平和構築のためにより多くのキリスト者が参加して行くことが出来る道を模索している。

※スーチー氏をテーマにした映画「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」公式ホームページはこちら

  • ツイート

関連記事

  • スーチー氏、21年ぶりノーベル平和賞演説

  • クリントン米国務長官、ミャンマーへ歴史的な訪問

  • ミャンマー軍、チン族の教会を襲撃・略奪

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • 私たちを生かす主キリストの御業 万代栄嗣

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(10月27日):アイルランド ホームレスからセレブへ 若き成功者ゲッドの回心(2)

  • シリア語の世界(35)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(2) 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(10月24日):トルコ 静かな霊的復興―教会を生む教会へ

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.