Skip to main content
2025年10月20日08時01分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

上司が部下をいらいらさせる4つの方法

2012年5月17日11時30分
  • ツイート
印刷
マイケル・ハイアット氏+
 私が初めてトーマス・ネルソンの社長に就任したとき、ランチ会議を月に一回招集していました。月に一度、それぞれ異なる部署の従業員たちを一同に集めてそれぞれの部署の監督者抜きで共にランチを取りながら、会議をしていました。

 この催しが、私にとって混じり気のないフィードバックを得る良い機会となりました。またもっとも生産的で、私にとって大好きな業務内容のひとつとなりました。

 この催しを行ったことで、より多くの部署を率いる存在となればなるほど、どんどん真実を知るに難しい存在となっていくということが現実に生じていることが、明確にわかるようになりました。情報はしばしばフィルターにかけられ、都合のよいように修正されて上司に届けられるものです。人々はあなたに、あなたが知りたい、聞きたいと思うことを伝えるようになっていくでしょう。

 しばらく前に、ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世の伝記を読みました。皇帝直属の部下である将軍たちは、民衆の意見の相違を高圧的に押し込めている中で、皇帝に対しては、民衆の騒動は外国勢力の影響の結果であり、民衆は皇帝を敬愛していると伝えていました。

 皇帝は将軍たちからの情報以外の情報源がありませんでした。共産主義勢力がロシア帝国を転覆させた時、皇帝は突然に逮捕され、王位を放棄せざるをえなくなりました。悲しいことに、共産主義勢力は、最終的に皇帝とその家族全員を処刑してしまいました。これは、私が今まで読んだ伝記の中でも、最も悲しい伝記の一つです。

 極端な例ではありますが、ロシア最後の皇帝の例を見ても、組織のトップが知るべき良い情報を得ることは難しいということが良く分かると思います。もしあなたが何らかの組織の指導者であれば、混じり気のないフィードバックが得られるパイプラインを確保し、広げていかなければなりません。そのためのランチパーティを催すなどのイベントも効果的ではないでしょうか。

 通常私は取締役の10人から12人の人たちと共に昼食を取ります。2,3のアイスブレイク的な質問をした後、いつも取締役たちに質問することがあります。

1.トーマス・ネルソンの何が好きで、どのような道を辿って行きたいと思っていますか?

2.トーマス・ネルソンの何があまり気に入らず、もう止めた方が良いと思っていますか?

 取締役たちと昼食を取る時間は一時間ほどではありますが、これらの質問に対し、取締役たちがとてもオープンに回答してくれて、多くのアイデアを与えてくれることに驚いています。

 その中で、「大部分の部下の職場におけるいら立ちは、上司から影響されるものである」ということに改めて気づくようになりました。

 部下たちは同僚のことを互いに愛し合いながら働いており、会社のことも愛しています。しかし、彼らは、無意識のうちに彼らの仕事の生産性を妨害している上司に対していら立ちを持っていることが多いのです。

 これまで従業員から率直に聞いた上司に対する不満について以下に記述したいと思います。皆さんのご経験と比べてみてください。

 1.上司があまりに多くの会議を開きすぎる。―ほとんどは時間の無駄になってしまいます。また会議で話す事柄はメールで処理可能のものであったりもします。会議を開いても、上司が何を達成したいのか、具体的な課題が何なのか明確でないまま会議がなされてしまうことがあり、それが上司に対する敬意が失われる原因ともなってしまいます。

 2.上司はしばしば自分で招集した会議に遅れる。―上司抜きで参加者だけで会議は始められません。その結果上司が来るまでに多くの時間が無駄になります。

 3.上司が実際の仕事のプロセスについて本当に理解できていない。―仕事にかかる実際の時間を上司が理解していないことがあります。その結果、ただ座って仕事の承認を行っているだけで、仕事全体の進行過程を遅延させることにもつながってしまいます。従業員がそれに対して不平を言うときは、もはや危機的な状況に陥っているときとなってしまうこともあります。締切が過ぎてしまえば、顧客に対して責任を負わなければならなくなります。これが入らぬストレスを多くの人に与えることにつながってしまいます。

 4.上司が反応しない。―電子メールで報告しても返信がありません。上司がメールの文章として返信を伝えようとしません。従業員はしばしば電子メールをブラックホールの中に送り込んでいるような感覚に襲われてしまいます。上司が返信するときには、もはやその問題は解決されているか、あるいはより深刻なレベルに問題が悪化していることになってしまいます。どうしてすぐに何らかの返信ができないのかと従業員はいら立ちを覚えてしまいます。

 さらに悪いことには、そのような行動に対して、上司が罪意識を感じていないということが挙げられます。―もしあなたが上司であれば、このような反応が共に働くチームメイトをどれだけいらいらさせているか考えてみることが必要ではないでしょうか。また従業員であれば、従業員が上司の態度を変えることはできないかもしれませんが、あなたがあなた自身の態度を変革させて、あなたが率いている他の人々との間の環境をより良いものに改善していくことは可能であると思います。

======================================
トーマス・ネルソン 会長(前CEO) マイケル・ハイアット氏

 トーマス・ネルソンは世界最大のキリスト教書籍出版会社である。米国内では書籍出版貿易で第7位となっている。同氏のブログ(http://michaelhyatt.com)では、指導者として必要な福音的思考法やウェブサイトによる効果的なビジネス法、出版業界に関するトレンドなどを紹介している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
  • ツイート

関連記事

  • 信用を築き上げるには

  • 問題の背後に隠れた問題

  • 組織の文化を変えるには?

  • キリスト教指導者、「他者を肯定する姿勢が必要」

  • 目標を立てる際に見失いがちなこと

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 焦りは禁物 菅野直基

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • ワールドミッションレポート(10月20日):ザンビアのルアノ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(10月19日):南アフリカ 孫を育てるおばあさんたちに福音の支えを

  • 聖霊の働きを妨げるもの 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(248)聖書と考える「終末ツーリング」

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.