第51回日本ケズィック・コンベンション箱根大会は2日目の22日、午前9時半からバイブル・リーディングが行われ、主講師のテッド・レンドル氏が講演した。レンドル氏は、「神は十字架につけられた民を探しておられる」と語り、「十字架につけられた人」の特徴を挙げた。
第1の特徴は、「神の宣告を受け入れた人」。レンドル氏は、人類の代表であった最初の人アダムの罪の深刻さを強調し、「アダムにおいてはみな死の宣告を受けた者。神は全人類に死刑の宣告をしておられる」と述べた。そのうえで、「私は死の宣告を受けるべき有罪者。しかし、キリストが来られて私の身代わりとなって死んでくださった」と説いた。レンドル氏は、ガラテヤの信徒への手紙2章20節を引用し、「ここにはっきりと描かれている。私はイエスとともに十字架につけられた。しかし、復活の主の命が私とともに住んでおられる。ただ死んだだけでなく、キリストとともに新しい命に生きるようによみがえらされた」と強調した。
レンドル氏は、「もしあなたがクリスチャンでなければ、それは非常に深刻な状況。心の中に生ける主の命をいただいていないから。だからこそ、聖霊の働きによって新しく生まれ変わることが必要だ」と強調し、「しかし、生まれ変わりを経験したのであれば、十字架において、葬りにおいて、復活において主と一つにされた」と説いた。
第2の特徴は、「神の計画を受け取った人」。レンドル氏は、ローマの信徒への手紙6章4節、6章11節、6章13節、7章4節、7章6節を引用し、すべてのクリスチャンに対する神の計画を説いた。レンドル氏は、「新しい命に生きること」が神の計画だと語ったうえで、ヨハネによる福音書10章10節を強調し、キリストにある新しい命をただ受けるに留まらず、豊かに受けるべきだと説いた。さらに、「豊かな実を結ぶこと」「喜んで仕える者となること」が神の計画だと強調した。
第3の特徴は、「私たちのために神が備えたものを手に入れた人」。レンドル氏は、神が備えたものとして「従順」と「神の義」を挙げ、歴代誌下7章14節に示されているリバイバルの条件を満たすことで、従順の実が結ばれ、神の義が実現すると説いた。
第4の特徴は、「神の勝利を体験する人」。レンドル氏は、ローマの信徒への手紙5章16節、6章14節、8章37節、ヨハネの黙示録12章11節を引用し、キリストにある勝利を説いた。レンドル氏は、「自らをすでに死んだものだと見るとき、はじめて世界に出て行って福音を伝えることができる。神は今朝、そのような人を求めておられる」と強調した。
大会は23日まで行われる。午後1時半からは教職セミナー、信徒セミナー、レディス・コンベンションがそれぞれ行われ、午後7時からの聖会では、日本イエス・キリスト教団香登教会牧師の工藤弘雄氏が講演した。
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