ヨハネ書簡集を読む
-
ヨハネ書簡集を読む(13)「巡回宣教者をもてなしなさい」―愛と真理によって― 臼田宣弘
今回は、第3ヨハネ書の本文全体の1~15節を読みます。「長老」と名乗っている人物が誰であるかについては、諸説あります。第2ヨハネ書も同様な名乗りで書き始められていますが、両者は別人であるという説もあります。
-
ヨハネ書簡集を読む(12)「もてなしの勧めの手紙」―第3ヨハネ書概論― 臼田宣弘
今回から第3ヨハネ書を扱います。最初に、この短い書簡がなぜ新約聖書に残されたのかについて記します。第1回で、第2ヨハネ書と第3ヨハネ書の著者である「長老」が、ヨハネ福音書の著者である「愛弟子」と同一であるという私の考えをお伝えしました。
-
ヨハネ書簡集を読む(11)「道・真理・命」―第1ヨハネ書が伝えていること― 臼田宣弘
今回は、第1ヨハネ書5章6~21節を読みます。この箇所を読んで連想するのは、ヨハネ福音書19章34節の「しかし、兵士の一人が槍(やり)でイエスの脇腹を刺した。すると、すぐ血と水とが流れ出た」です。
-
ヨハネ書簡集を読む(10)「愛と信仰」―その内的な関係― 臼田宣弘
今回は、第1ヨハネ4章15節~5章5節を読みます。前回お伝えしましたように、4~5章には、私たちの「愛」と「信仰」と「永遠の命(希望)」について記されています。
-
ヨハネ書簡集を読む(9)「互いに愛し合う」―神様の愛を受けて― 臼田宣弘
今回から3回にわたって、第1ヨハネ書4~5章を読みます。ここでは、私たちの「愛」と「信仰」と「永遠の命(希望)」が伝えられています。その意味では、上図の下側のラインについて書かれているといえましょう。
-
ヨハネ書簡集を読む(8)「神の内にとどまり、神が人の内にとどまる」―心を安らかにされること― 臼田宣弘
今回は、第1ヨハネ書3章4~24節を読みます。三様態の図を基にして、第5回では真理を、第6回では愛を、第7回では永遠の命を、それぞれ中心にお伝えしてきましたが、今回の箇所は、これら「真理」「愛」「永遠の命」が複合的に記されているといえます。
-
ヨハネ書簡集を読む(7)「神の永遠の命にとどまる」―3番目の縦軸で示されていること― 臼田宣弘
クリスマスによく読まれる聖書の言葉に「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。御子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」があります。この「永遠の命」という言葉は、ヨハネ福音書と第1ヨハネ書において特徴的です。
-
ヨハネ書簡集を読む(6)「愛・道・愛」―私たちの交わりの具体的な展開― 臼田宣弘
今回は、第1ヨハネ書2章1~14節を読みます。第2回において、「短い第2ヨハネ書は、少し長めの第1ヨハネ書の要約版とみることができる」とお伝えしました。つまり、第2ヨハネ書が詳細に展開されているのが第1ヨハネ書といえるのです。
-
ヨハネ書簡集を読む(5)「義・真理・信仰」―イエス・キリストを通して― 臼田宣弘
前コラム「ヨハネ福音書を読む」と本コラム「ヨハネ書簡集を読む」の執筆のために、ヨハネ福音書と第2ヨハネ書を精読しました。また、前教皇による回勅『希望による救い』の書評を執筆するに当たり、同書とその前の回勅『神は愛』を閲読しました。
-
ヨハネ書簡集を読む(4)「ヨハネ共同体における『道・真理・命』」―諸文書の関連性の中から見えてくること― 臼田宣弘
今回は、第2ヨハネ書12~13節と、第1ヨハネ書1章1~4節を読みます。私は、3つのヨハネ書簡は一体的なものであると考えていますので、この2カ所を一緒に読んでよいと思っています。
-
ヨハネ書簡集を読む(3)「偽巡回宣教者の警告」―解釈困難な箇所を時代背景から読み解く― 臼田宣弘
今回の箇所は、第2ヨハネ書の中で、いや極言するならば、新約聖書の中で最も解釈が困難な内容が書かれています。前回お伝えした偽巡回宣教者について、「家に入れてはなりません。挨拶してもなりません」と書いているのです。
-
ヨハネ書簡集を読む(2)「反キリストに気を付けなさい」―手紙の中心部で述べられていること― 臼田宣弘
第2ヨハネ書は、集中構造になっているようです。小林氏の分析を基にして、以下にその構造を示します。今回は、上記の集中構造分析の中核(X)である7~8節を読みます。ここはまさに、この手紙の中心メッセージということができるでしょう。
-
ヨハネ書簡集を読む(1)「真理と愛」―ヨハネ共同体の信仰訓― 臼田宣弘
73回にわたって「ヨハネ福音書を読む」を執筆してきましたが、今回からはヨハネ書簡集を読んでいきます。ヨハネ書簡集とは「ヨハネの手紙一」「ヨハネの手紙二」「ヨハネの手紙三」のことです。この書簡集はヨハネ福音書との関連も大きいといわれています。
人気記事ランキング
-
青山学院と山梨英和学院が協定締結、授業連携など視野に
-
コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(16)「生きているだけで丸もうけ」 臼田宣弘
-
欧州の反キリスト教ヘイトクライム、依然として多発 年間2200件超発生
-
中国の大型政府非公認教会「シオン教会」の主任牧師ら18人逮捕、最大拘禁3年の可能性
-
チャーリー・カーク氏が殺害された大学で伝道集会、2100人以上が信仰を決心
-
ワールドミッションレポート(11月27日):アフリカ・サヘル地域、死の陰から生まれた祈りの軍隊(3)
-
サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(33)これにて勝て!
-
ワールドミッションレポート(11月26日):アフリカ・サヘル地域、死の陰から生まれた祈りの軍隊(2)
-
篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(254)聖書と考える「パパと親父のウチご飯」
-
主が導きと助け 菅野直基
-
15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」
-
チャーリー・カーク氏が殺害された大学で伝道集会、2100人以上が信仰を決心
-
欧州の反キリスト教ヘイトクライム、依然として多発 年間2200件超発生
-
中国の大型政府非公認教会「シオン教会」の主任牧師ら18人逮捕、最大拘禁3年の可能性
-
映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く
-
武装集団がカトリック神父の住居を襲撃、神父ら数人拉致し1人殺害 ナイジェリア
-
ヨハネの黙示録(9)サルデス教会の御使いへ 岡田昌弘
-
青山学院と山梨英和学院が協定締結、授業連携など視野に
-
ヒンズー民族主義者による迫害続くインド 宣教師のバス襲撃、キリスト教住民を村八分
-
心の仕切りを取り除け! 万代栄嗣
-
オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで
-
映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く
-
日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過
-
15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」
-
メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優
-
チャーリー・カーク氏が殺害された大学で伝道集会、2100人以上が信仰を決心
-
「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事
-
聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」
-
カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声
-
全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演















