聖山アトス巡礼紀行
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聖山アトス巡礼紀行―アトスの修道士と祈り―(特別編2)修道院の祈りとイコン 司祭・パワェル中西裕一
私はかつてアトスの修道院に半年間滞在して祈りの生活を過ごしたことがある。日本を出発する直前までは、誰もがそうであるように情報の嵐の中に暮らしていた。しかし、修道院で生活を始めると、それらの情報はいとも簡単にほぼ全てが遮断され、全く興味すら示すことがなくなった。
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聖山アトス巡礼紀行―アトスの修道士と祈り―(8)セントアンドレアススキテ~金曜日の朝日 中西裕人
3時ぴったり。「そろそろ出発しましょう」とNは話した。車で10分ほど、カリエの街を横目に通り過ぎ、すぐのところにそのスキテは建っていた。これまでの修道院とは違い、ロシア建築を感じさせる大きな造りになっているのが、車の中からもよく見えた。
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聖山アトス巡礼紀行(7)ケリに生きるN修道士・その2~N修道士との別れ 中西裕人
3月19日に配信しました「ケリに生きるN修道士・その1~祈りと共に」の続編としまして、今回はN修道士のケリでの生活の様子をお送りします。
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聖山アトス巡礼紀行(6)クトゥルムシウー修道院を訪ねて・その2~五感 中西裕人
N修道士を先頭に聖堂内に入った。壁や天井はイコンやフレスコ画に埋め尽くされていた。徐々に修道士たちの声が響き始めた。巡礼者たちも続々と聖堂に入ってきた。Nは私に写真を撮れと指示した。1枚撮ったが、他の修道士が「ダメだ」と言ってきた。
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聖山アトス巡礼紀行(5)クトゥルムシウー修道院を訪ねて・その1~シマンドロの音色 中西裕人
コーヒーを飲みながら、Nは「クトゥルムシウー修道院へ行こう」と案を出してくれた。撮影の交渉をしてみようと。Nの家から車で10分、彼の住むケリを管轄しているアトス内にある大きな20ある修道院の一つ、クトゥルムシウー修道院へ到着した。
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聖山アトス巡礼紀行―アトスの修道士と祈り―(4)ケリに生きるN修道士・その1~祈りと共に 中西裕人
バスを降りると、父と連絡を取り合っていたN修道士(以降Nと省略)が待っていた。英語を流ちょうに使いこなし、歓迎の「エブロギーテ」のあいさつ、どこかで見たことのあるような雰囲気を醸し出し、まるで家族とでも会うかのように抱き締めてくれた。
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聖山アトス巡礼紀行―アトスの修道士と祈り―(3)出逢いと決意~首都カリエにて 中西裕人
男だけを乗せた船は、ダフニ港へ到着した。港は修道士と巡礼者でごった返していた。巡礼者たちと共に停車している大型バスに足早に向かった。バスはどうやらすぐ出発するようで、皆急いで乗り込んでいたのでそれに習った。
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聖山アトス巡礼紀行―アトスの修道士と祈り―(2)男だけの船 中西裕人
窓から柔らかな光が差し込んだ。昨夜はしばらくのお別れと思い、肉を食べ、ビールを飲み気持ち良くなり、部屋に着くなり寝ていたようだ。目覚めは、気候のせいなのか、二日酔いも感じることなく、気持ち良く起きることができた。
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聖山アトス巡礼紀行―アトスの修道士と祈り―(特別編)聖山アトスの修道士と共に 司祭・パワェル中西裕一
ギリシャ国民は、その95パーセント以上がキリスト教徒である。ギリシャ正教と呼ばれ、初代教会よりの伝統を重んじてきたキリスト教のルーツとなる教派に属する。そのギリシャ国内には世界の正教徒たちが憧れ続けてきた大聖地がある。
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聖山アトス巡礼紀行―アトスの修道士と祈り―(1)ウラノーポリの夕日 中西裕人
2014年よりギリシャ正教最大の聖地アトス(アギオンオロス)に、特別に許可を得て修道院に暮らす修道士たちに密着し、取材を敢行してきました。2015年7月よりキヤノンギャラリーにて全国4カ所巡回展示を行い、このたび連載をさせていただく運びとなりました。
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