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保育施設における虐待はなぜ起こるのか(10)水平思考のガバナンス
前回、傍観者効果という心理作用をご紹介しました。傍観者効果とは集団心理の一つで、「ある事件に対して、自分以外に傍観者がいる時に率先して行動を起こさなくなる心理」です。
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保育施設における虐待はなぜ起こるのか(9)今そこにある危機を認識できない危険性
近年、さまざまな警鐘がさまざまなところから鳴らされています。地球環境の問題、国内外の政治課題など、さまざまな立場から、真剣な訴えが出ています。私が今関わっている保育事業にあっても同様のことです。
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保育施設における虐待はなぜ起こるのか(8)虐待って何だ?
保育施設における虐待のニュースについて、私の周囲の人に聞いてみると、「あんなの虐待って言わないよ。昔はあんなものだった」と言う人から、「時代錯誤も甚だしい。許されない」と言う人までいろいろいました。
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保育施設における虐待はなぜ起こるのか(7)誤ったガバナンスが現場を思考停止させる
前回、「子育てに関する理念の欠如」を指摘しましたが、このことは重要です。保育施設では「保育理念」「保育方針」「保育目標」を設定して保育をしています。しかし、これが曖昧模糊(あいまいもこ)としている感が否めない施設が多いのも実情です。
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保育施設における虐待はなぜ起こるのか(6)家庭との行き違い
保育は地域に根ざした児童福祉です。そのため、地域の「子育て観」に少なからず影響を受けます。この部分に関して、地域とどう連携していくのかという問題がおざなりになってしまっている感が拭えません。
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保育施設における虐待はなぜ起こるのか(5)「個別の支援」のやり方
子どもの行動というのは、その子の体のさまざまな協調動作によって成り立ちます。協調動作がうまくいかないと、行動がぎこちなくなってしまいます。大切なことは、子ども一人一人の発達状態を見極め、その状態に応じて次の発達を促していくことです。
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保育施設における虐待はなぜ起こるのか(4)「手間のかかる子」を避けてきた集団保育
認定こども園の元園長である私の観測では、これからも保育施設での虐待事案は後を絶たないと思われます。これまでの報道について、付き合いのある園長にも聞いてみましたが、「一方的過ぎる感じがする」との声が聞こえてきました。
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保育施設における虐待はなぜ起こるのか(3)保育への無理解
前回まで、効率主義とそれを目指す管理監督が、保育施設の保育を硬直化させ、虐待やそれに類する行為を誘発している様子を考察しました。さて、それでは今一度、「保育」とは一体何なのかという抜本的な問題に取り組みましょう。
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聖路加病院とチャプレンに110万円の賠償命令 元患者の女性が性被害訴え
聖公会系の聖路加国際病院でチャプレンをしていた男性牧師(日本基督教団所属)から性暴力を受けたとして、元患者の女性が計約1160万円の損害賠償を求めていた訴訟で、東京地裁は23日、牧師と病院に対し、計110万円を支払うよう命じた。
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保育施設における虐待はなぜ起こるのか(2)効率主義が保育を管理にしてしまう危険性
前回書きましたように、保育現場では「保育」が「指導」になってしまっている現実があります。10年ほど前に認定こども園の園長をしていた時代、保育実習の実習生を受け入れていたときに気付いたことがあります。
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保育施設における虐待はなぜ起こるのか(1)保育論が教育論になってしまった弊害
最近、ある認定こども園の園長から相談を受けました。「食べるのが極端に遅い子がいて、仕方がないのでみんなが、ごちそうさまをして遊びに行った後も一人残して食べさせているんですけど、これって虐待って言われますか」
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覚醒剤使用容疑で神戸市の牧師を逮捕、容疑は否認
イエス教世界日本宣教会・神戸弟子教会(神戸市灘区)の森康彦牧師(64)が8日、覚醒剤取締法違反(使用)容疑で緊急逮捕された。同日行われた尿検査で陽性反応が出たという。森牧師は「全く思い当たりません」と容疑を否認しているという。
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「STOP性暴力」 聖路加チャプレンの事件受けキリスト教関係者がシンポジウム
性暴力の防止をテーマにしたシンポジウムが6日、日比谷図書文化館(東京都千代田区)で開催された。聖路加国際病院の男性チャプレンから性暴力を受けたとして、病院とチャプレンを相手取り民事訴訟を起こした元患者の女性を「支援する会」が主催した。
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「宗教2世」 2022年の新語・流行語大賞でトップテン入り
「2022ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日に発表され、「宗教2世」がトップテンに選ばれた。宗教2世とは、特定の宗教を信仰するようになった親や家族などの影響を受けて育った世代を指す言葉。
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日本キリスト教協議会、旧統一協会問題で声明 「信教の自由を侵害する問題」
日本キリスト教協議会(NCC)は18日、世界平和統一家庭連合(旧統一協会)の問題に関する声明を公式サイトで発表した。声明は、旧統一協会の問題は、「憲法20条が保障する『信教の自由』を侵害する問題」だとしている。
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「聖路加国際病院チャプレンによる性暴力被害者を支援する会」支援者たちからの言葉
「聖路加国際病院チャプレンによる性暴力被害者を支援する会」主催の報告会で配布された「支援する会」の呼びかけ文や支援者たちからの言葉を、一部加工した上で掲載します。
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カトリック正平協、「世界死刑廃止デー」に合わせ声明 首相らに要請
日本カトリック正義と平和協議会は、「世界死刑廃止デー」だった10日に合わせ、声明を発表した。声明では、直ちに死刑執行を停止するとともに、1989年に国連で採択された死刑廃止国際条約の批准に向け、最大限の行動を取るよう要請した。
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旧統一協会に対する解散命令請求を 全国弁連が文科相、法相らに申し入れ書
世界平和統一家庭連合(旧統一協会)の問題に取り組む全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)は11日、協会に対し宗教法人法に基づく解散命令を請求するよう、永岡桂子文科相や葉梨康弘法相らに求める公開の申し入れ書をホームページに掲載した。
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聖路加チャプレン性被害訴訟、原告・被告ら出廷し本人・証人尋問 12月に判決
聖公会系の聖路加国際病院でチャプレンをしていた男性牧師(日本基督教団所属)から性被害を受けたとして、元患者の女性が牧師と病院を運営する聖路加国際大学を相手取って起こした損害賠償請求訴訟の本人・証人尋問が7日、東京地裁で行われた。
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第12回津田梅子賞に松原亘子氏 女性初の事務次官
津田塾大学は、第12回津田梅子賞の受賞者を、女性として初めて官僚トップの事務次官となった松原亘子氏に決定したと発表した。同賞は、同大創立者でクリスチャンの津田梅子のパイオニア精神にちなんだ賞。同大創立110年の2010年に創設された。
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