クリスチャンのヘビーメタルというものは、多くのヘビメタファンあるいはクリスチャンが当てにしないコンビネーションだ。しかし、人は「死の床に横たわった」時、神を容易に受け入れることができる。
会場での押し合いに反対し、観客が暴力的な行為を酷評しながら、アズ・アイ・レイ・ダイングがなぜヘビメタバントと分類されるのを拒み続けるのかは容易に分かる。彼らは10年間活動してクリスチャンであることを公にしながら、非宗教的なヘビメタの世界を征服してきた。
彼らは全米で「Decade of Destruction」ツアーを開催し、10周年記念を祝っている。
ベースのジョシュ・ギルバートはツアーの目的を「何年もアズ・アイ・レイ・ダイングに付いてきてくれたファンたちに感謝することだ」と語っている。そのようなファンたちの支持により、同バンドはグラミー賞にノミネートされ、昨年のアルバム「The Powerless Rise」はビルボードチャートのトップ10入りを果たした。
「ファンは僕たちの活動全てにとって本当に大切な存在なんだ。特に人気の浮き沈みが激しい音楽業界ではね。ファンを大事にすることは重要なことなんだ。このツアーは素晴らしいものになって、何年か後のヘビメタシーンに活かされていくと思うよ」とギルバートは語った。
彼はプレコンサート中にワシントンD.C.の930クラブで、アズ・アイ・レイ・ダイングはポジティブでパワフルなサウンドをミックスした曲で成功したと明かした。しかし、ヘビメタのための曲を手掛けると同時にキリスト教の背景をもっている人々にそれを届けるため、通常のヘビメタからすると変わった部分もあるという。
「メタルシーンにおいては明らかにポジティブさを欠いていると思うんだ。いつも僕たちはポジティブな曲を書いてるわけじゃないんだけど、その代わりになるものを提供しているんだ」とギルバートは語った。
ギルバートは一瞬腕に目をやり、文字通り自分の腕を信じて戦うことを明らかにしている。片方の腕には悪魔の頭とライフル銃をもった天使のタトゥーが彫られており、もう一方の腕には荒れた海の真ん中に浮かんでいるボートが、十字架に釘付けにされたキリストに向かって帆走しているというタトゥーがある。そのような宗教的な象徴を前面に出しているにもかかわらず、彼はバンドの歌詞こそがキリスト教の世界に飛び込むことを唯一提供していると語った。
「バンドの目的は外に出て、神からの御霊を獲得することではないんだ。素晴らしいヘビメタバンドになることを目標としているんだよ。何人かは僕たちの歌詞に影響されていると思う。もし誰かが僕たちの行動によって感動させられたら、それだけでとても意味のあることなんだ」とギルバートは語った。
彼は、極端な音楽のジャンルの中で天国や世界という大切なことのバランスを保ち続けることが重要だと語り、他のヘビメタバンドと彼らのバンドを分けるものはそれだと主張した。アズ・アイ・レイ・ダイングはリスナーに天国のヒントを与えている。
「僕たちのCDは、人々がどうして幸せになれないのかという疑問を投げ掛けているんだ。彼らは満たされない空虚感を覚えていて、僕たちの歌は、もし彼らが幸せになりたいならどうすべきかという解決策を提供しているんだ」とギルバートは説明した。
クリスチャントゥデイからのお願い
皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。
人気記事ランキング
-
「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ
-
日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害
-
聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に
-
ワールドミッションレポート(10月25日):アイルランド ホームレスからセレブへ 若き成功者ゲッドの回心(1)
-
神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基
-
イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年
-
現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず
-
トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に
-
ワールドミッションレポート(10月24日):トルコ 静かな霊的復興―教会を生む教会へ
-
コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(14)抗黙示思想と現代 臼田宣弘
-
やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明
-
聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に
-
日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害
-
現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず
-
トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に
-
中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明
-
冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣
-
イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年
-
日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也
-
【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」
-
やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明
-
「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション
-
米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ
-
「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版
-
日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議
-
英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認
-
「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ
-
聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に
-
イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される
-
中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明















