Skip to main content
2025年12月20日17時16分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

シリアのキリスト教徒、攻撃の標的に

2011年12月9日14時30分
  • ツイート
印刷
 シリアのイスラム教過激派は、同国の政治的混乱状況に便乗し、キリスト教徒に対する攻撃を激化させている。キリスト教迫害監視団体の国際オープン・ドアーズは、世界の中東に関する注目はエジプト議会選挙とイラクからの米軍撤退に寄せられているものの、シリア国内の状況も悪化しており、特に同国のキリスト教徒に対する迫害は深刻なものであるとの懸念を伝えている。8日、米クリスチャンポスト(CP)が報じた。

 オープン・ドアーズCEOのカール・モエラー博士は「シリア国内のキリスト教徒らは、他の中東各国と同様に攻撃の標的とされています。バッシャール・アル=アサド政権に反対する抗議運動が始まるまでは、同国のキリスト教共同体はある程度保護されていました。しかし現在の状況下においては、シリア国内のキリスト教徒たちは、将来の生活を懸念するようになっており、国外への逃亡もせざるを得ないような状況となっています」と述べた。

 オープン・ドアーズコミュニケーションスペシャリストのポール・エスタブルックス氏は、米CPに対し、シリアのオープン・ドアーズ活動家が同国で多様な迫害が生じていることを報告していることを明らかにした。同国ではイスラム教過激派が運転するタクシーを利用した二人のキリスト教徒の女性が、タクシーに乗車したまま誘拐される事件が生じたという。

 オープン・ドアーズによると、同国のイスラム教過激派のタクシー運転手らは、「シリアで顔を覆っていないすべてのタクシーを利用する女性を傷つける」との誓約をしているという。

 シリアのオープン・ドアーズ活動家の報告によると、「イスラム教過激派によって比較的リベラルなイスラム教徒、およびキリスト教徒の女性たちが誘拐、強姦、さらには殺害に遭っています。数カ月前には二人のキリスト教徒の女性が誘拐され、そのうち一人は車内の窓から飛び出して助かりましたが、もう一人の女性は連れ去られてしまいました。その女性は未だ行方不明のままとなっています。このような事件は地方では生じていないのですが、首都のダマスカスで頻繁に生じています。現在ダマスカスにおいて女性の安全は守られていない状況にあるといえます。人々は日々の仕事に忙しく暮らしていますが、より外を出歩くのに注意深くなってきました」という。

 エスタブルックス氏はシリアのタクシーで生じた事件は、キリスト教徒に対するイスラム教過激派の迫害という事件に収まらないという。同氏によると、「シリアで軍隊が撤退した場所を中心にイスラム教過激派が乗り込んでくるようになりました。これらの地域をイスラム教過激派が乗っ取ろうとしています。ひとつの権勢が去れば別の権勢がその地位を確保しようとする動きを見せています。キリスト教徒にとっては脅威の日々が続いています。教会が襲撃される事件も生じています」という。

 同氏は「シリアのキリスト教徒たちは、自国に住み続けることに対して非常なる懸念を示しています。中東全土にわたって、『アラブの春』はほとんどのキリスト教徒にとって『クリスチャンの冬』を意味するものとなっています。他国への移住問題は、シリア国民の間で最優先懸念事項であるといえるでしょう」と述べている。

 シリアは現在紛争直前状態にあり、オープン・ドアーズによると反政府デモを行った数千人ものデモ参加者が殺害されてきたという。同国の統治機能が失われ、経済制裁も行われている状況下にあって、中東におけるシリアの深刻さに注目を向ける必要があることがオープン・ドアーズによって呼びかけられている。

 オープン・ドアーズのフィールドワーカーは「イスラム教過激派が同国が無法地帯と化していることを利用しています。ホムス市では、数日間政府軍が撤退したのを受け、スンニ派が街で権力を振るうようになっています。そのようなイスラム教過激派が諸教会に侵入し、物色したりしています」と述べている。

 シリアは人口2000万人超を有しており、うち150万人のシリア人がキリスト教徒であると言われている。他にもイラクからシリアに避難してきたキリスト教徒が10万人ほど存在しているという。

 エスタブルックス氏はCPに対し、シリアのキリスト教徒は、反政府デモが生じる前は、独裁政権下にあって在る程度公的な存在を認められており、保護もされていたという。しかし現在においてシリアのキリスト教徒の将来については不透明な状態になっており、オープン・ドアーズでは世界中のキリスト教徒たちにシリアの情勢のために祈るよう呼びかけている。オープン・ドアーズはシリアの地方諸教会を今後も物質面・精神面双方において支援して行く予定であるという。

  • ツイート

関連記事

  • 「アラブの春」は「クリスチャンの冬」になり得るか?

  • ムスリム同胞団、エジプト選挙で勝利宣言

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • ニカラグア、入国者の聖書の持ち込みを禁止

  • 第4回ローザンヌ世界宣教会議で発表の「ソウル声明」 日本語版が公開

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • ワールドミッションレポート(12月20日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(5)

  • ワールドミッションレポート(12月19日):インドネシアのマンガライ人イスラム教徒のために祈ろう

  • 金城学院大学と名古屋YWCAが協定締結、外国ルーツの子ども支援で協力

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 第4回ローザンヌ世界宣教会議で発表の「ソウル声明」 日本語版が公開

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • 旧統一協会の田中富広会長、道義的責任など理由に辞任 「謝罪の意を込めおわび」

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

編集部のおすすめ

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.