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思考の転換で、人生の転換が訪れる

2011年11月9日09時51分
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マイケル・ハイアット氏+
 私は29歳で、トーマス・ネルソンマーケティング部のバイスプレジデントに就任しました。このことは、当時私のキャリアにおいて大きな昇進を迎えたように思えました。まるで自分が人生の成功の頂点に達したかのようにも思えたものです。しかしこの役職は私の領分を超えたものであるとも感じていました。そのため私と同じような感覚をもっている他の人々が出てこないか周りを様子見していました。

 私はいつも不安や恐れを感じ、そのような葛藤と格闘していました。昼間は心配事、夜になれば恐れの感情が自分自身に襲ってきました。このような感情は、私の肉体にも表面的に目に見えて現れるようになってきました。第一に、頻繁に汗をかくようになりました。第二に私の両手はいつも氷のように冷たい感覚になりました。

 重要な会議に参加する前に、Tシャツを二枚重ね着することで、私の体から汗がにじみ出ているのが見えないように心がけていました。いつも自分の汗が目立たないようなスーツや色を戦略的に選んで会議に参加していました。

 また会議が始まる直前にはトイレに行き、熱心に手を温水で洗っていました。その後手を熱心に乾かし、手が暖かくなるように祈っていました。いつも会議でたくさんの人たちと握手をしなければならなかったからです。

 しかし当時、私の身体の問題は物理的な健康問題ではなく、精神面にあることをある程度悟っていました。というのも私は自分自身に悪い話ばかりしていたからです。たとえば、「私はこの役職に就くにはあまりに若すぎるのではないか。経験もないし、周りは皆私を馬鹿にして見ているのではないだろうか。自分の愚かさが会社の皆に看破られるのは時間の問題だ。一度自分が愚か者であることが看破られれば、私はもうこの役職を外されてしまうだろう…」というような悪い考えばかりが自分の脳内を行き来していました。

 このようなことを声に出してはっきりと言ったことはもちろんありませんが、いつも脳内ではそのような考えが巡っていました。その後私はあえて自分自身に異なる考え方をするように心がけてみることにすることで、生き方に変化が生じるようになってきました。

 私たちが経験するほとんどすべての問題は、私たち自身の考え方に起因しているものだと思われます。時にはそのような考え方をすることで、自分の問題に気づかされ、良いこともあるかもしれませんが、最終的には悪い考え方の積み重ねによって悪い結果がもたらされてしまいます。そのため「思考の転換によって人生を転換させる」ことが必要になってきます。

 考え方を変えるためは、まず自分の脳内から発せられる声を認識することが必要です。その考えの原因は、あなたの両親、先生、あるいは暴力的な配偶者から来るものかもしれませんが、どこから来るものであってもかまいません。ただどんな言葉が脳内から発せられているかを素直に認識することが大切です。そして脳内から発せられた声を手早く筆記してみてください。

 たとえば「自分は若すぎる」、「もう年をとり過ぎている」、「教育を受けていない」、「教育を受け過ぎた」、「十分な経験がない」、「正しい人生経験をしてこなかった…」というような声かもしれません。脳内から発せられる声はどんな声である可能性も考えられます。そして注意深く脳内から発せられる声を一語一語筆記してみてください。

 そして脳内から発せられる声の内容が自分自身を啓発するような内容であるか判断してみてください。その声の導きに従うことで、自身が望んでいる結果を得られるのか、あるいは自身が望んでいる結果を妨げるものとなるのか…正直に判断してみましょう(といいますのも、時に人々はそのような考え方の中毒になっていて、価値判断が正常にできないこともあるからです)。

 それからそのような悪い考え方とは異なるストーリーを書いてみてください。そんなに大それた大げさなストーリーを書かなくてもかまいません。ただ自分自身に正直に向き合っていただきたいのです。ときにこれはあなた自身の事柄に対する認識の仕方を変えるだけで簡単に生じることであったりもするのです。

 あなた自身に新たなストーリーを伝え始めてみましょう。あなたの内なる声はいつも、あなたに古い考え慣れた考え方を提示してきます。そのような考え方を受け入れることを止めてください。そして「違う!そんなたわ言は受け入れない。私はすでに真実を知っている」と言って、悪い考えが入ってきたときに、積極的にそれを拒絶するようにしてみてください。

 一度このことに気づいて実行するようになってから、私の考え方、人生の生き方が変化するようになりました。私の場合は、「そうだよ。私は若者だ。若いということははかり知れないエネルギーが与えられるということだ。経験は確かにあまりないけれど、だからこそ柔軟に形式に捉われた考え方をしなくて済むんだ。神様が私が成功するためにあらゆる状況に置いて必要なものを恵んでくださる。もし私が失敗したとしても、そこから何かを学ぶことができるだろう。道を進むことを止めることはできても、そこで私が負けることはあり得ない。そして私はもっとも途中で投げ出すことなく進んでいくことができる人間だ」というふうに考え方を変えるように努めてみることにしたのです。

 このように考えることで、私の生き方のすべてが変わりました。一夜にしてこのような思考の転換ができるものではありませんが、やってみれば思っていたよりは早く思考の転換ができるようになりました。今の私は、自分自身が変えなければならないという問題点に着目するよりも、私が自身に言い聞かせている良い考えを促す声に焦点を合わせて生きることができていると思います。

(このコラムは、マイケル・ハイアット氏のブログから翻訳しています。著作権はマイケル・ハイアット氏に属します)

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トーマス・ネルソン 会長(前CEO) マイケル・ハイアット氏

 トーマス・ネルソンは世界最大のキリスト教書籍出版会社である。米国内では書籍出版貿易で第7位となっている。同氏のブログ(http://michaelhyatt.com)では、指導者として必要な福音的思考法やウェブサイトによる効果的なビジネス法、出版業界に関するトレンドなどを紹介している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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