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「ニートは国の問題、本心を言える場所を」日本セルチャーチネットワーク代

2006年7月25日09時06分
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 ひきこもりや登校拒否などの問題に加え、04年頃から「学校にいかず、働かず、求職活動をしない若者」を指す「ニート」が深刻な問題として取り上げられている。これは英国における造語で「Not in Education, Employment or Training (NEET)」をあらわしている。05年度版の厚生労働白書では、ニートが64万人に達したこと発表して話題を呼んだ。現在ニートは85万人、登校拒否を含むひきこもりの数は160万人に及ぶと言われている。



 同問題は若者の問題と見られがちだが、石原良人師(日本セルチャーチネットワーク(JCMN)代表、国際クリスチャンバプテスト教会主任牧師)は、ニートやひきこもりの問題は「国の問題」であり、「親の問題」だと話す。なぜ青年が自立できないのか。それに対して石原師は「親自身が子どもを自分の監視下に置いておきたくて、自立しないように育てている」と指摘した。



 また、「ひきこもり」というのは部屋に閉じこもっている状態のことだけを言うのではなく、心の引きこもりもあるという。そして、そのひきこもりは日本全体を覆っている。ひきこもりと密接に関係しているのが「対人恐怖症」。その恐れとはただの恐れではなく、日本の精神文化の特徴である「本音とたてまえ」というものからきている。「本音を言うと嫌われてしまうのではないか、バカにされてしまうのではないか」日本人の心にそのような恐れがある。



 では、対人恐怖症というのはいつごろから生まれるものなのか。石原師によると「親との関係の中、幼少期に生まれる」という。「親は自分の子どもを自分の思う通りに育てようとすることが問題。子どもが本音を言うことが気にくわず、それに耐えられない。そこで、子どものは親に褒められようと良い子を演じるようになる」



 そして、親に叱られるという恐れから子どもの心の内に本音とたてまえの二心が存在するようになる。「良い子を演じさせるというのは、その子自身の人格を否定してしまったということ。子どもの中に自分というものがなくなり、自分が生きることができなくなってしまう」という。親が世間体を気にして生きている結果、子どもを一人の人間として扱うことができず子どもの人格を破壊し、心のひきこもりが始まる。



 石原師のところに悩みをもって来る多くの青年たちの心の深いところに“親を殺したい”“親を消したい”そのような感情があるという。最近、青年たちが
親を殺すという驚くべき犯罪が増えている。しかし、石原師はそのような犯罪がこれからより増えていくのではという見方を示した。



 同問題の解決方法として「その恐れを根本的にとってあげるべき」と石原師は言う。「大切なのは本心を言える場所を与えること。本心を言っても裁かれないことを体験するとその人自身の内に天の父が啓示され、神を知るようになる」「明らかに自分の弱さや罪を告白する者を神は愛をもって接する。その天の父の心を持って、どのようなことを話しても受け止めてあげるべき」と環境やカウンセリングの重要さを語った。



 また、石原師は同問題が教会の中にもあると言及した。「クリスチャンとなった後も、良い人であるべきという考えが強く、本心を言えない人が多い」石原師はクリスチャンに対して「本心で神とつきあっているのか。人を見ないで神を見るべき」と指摘した。



 これらは国の崩壊につながる問題だという石原師だが、「日本全体を変えようというのではなく、どこかの世代でこの悪循環を断ち切らなければならない」と話す。それが、「青年たちの世代ではないか」と語った。



 また、石原師はこの問題を重く受け止め、小、中学校のPTAなどの教育の現場にも足を踏み入れ、問題解決のため邁進している。



 「ニート」「ひきこもり」、それは国全体の問題であり、自分自身の内にも潜んでいる問題かもしれない。このような時こそ、キリストとの関係を見直す
ことが求められる。

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