Skip to main content
2025年10月28日22時13分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

ES細胞研究者が謝罪 「倫理的洞察力に欠けていた」

2005年11月26日14時47分
  • ツイート
印刷
 2年前に世界で初めてクローン技術を使った胚性幹細胞(ES細胞)の作製に成功した黄禹錫(ファンウソク)・ソウル大教授は24日、研究過程に倫理規定の違反があったことを認め謝罪。研究の責任者を辞任する意向を表明した。

 黄教授は「全ての責任は私にある」と述べ、部下の女性研究員2人から卵子の提供を受けたことを認めた。

 同教授は、世界初のES細胞バンク「世界幹細胞ハブ」(本部・ソウル大)の責任者に就任し、クローン細胞を使って難病やけがを治す「再生医療」の先駆者として注目されてきた。 日本でも北海道大に研究生として在籍した。

 同バンクなど複数の研究機関の代表を辞任。今後は研究に専念する。

 AP通信英語版によると、記者会見で黄教授は「この恥ずべきことを社会に発表しなくてはならないことを、心から残念に思う」と述べた。「本来は研究の成功をご報告するべき場であるのに、今日は謝罪しなくてはならないことをお詫びしたい」

 卵子提供のビジネス化や脅迫行為を防止する目的で、国際倫理規定では、卵子提供にともなう金銭や利益提供が禁じられている。上司が研究目的で部下に卵子提供を求める行為を禁止する規定も複数存在する。

 韓国でも1月に生命倫理ガイドラインが施行され、卵子提供にともなう金銭や利益提供を禁じた。だが、黄教授の研究チームへの卵子提供は施行前だった。

 黄教授は獣医で、専門は動物繁殖生理学。ヒトクローン胚(はい)から世界で初めてES細胞をつくることに成功し、ES細胞研究の第一人者として国際的に知られた。研究ではヒト胚細胞を破壊して幹細胞をつくるため、一部のキリスト教医療団体や家庭保護団体は研究に反対している。

 研究関係者によると、ES細胞は様々な細胞へ分化する能力と高い増殖能力を持つため、失われた細胞を再生して補う新しい医療「再生医療」の発達が期待されている。パーキンソン病、心筋梗塞、脊椎損傷、白血病、糖尿病、肝臓病など現在治療が困難な病気の治療に応用されるという。

 会見では、ES細胞研究の是非は指摘されず、黄教授と研究チームが実験用卵子を得る過程に問題があったことが焦点となった。

 昨年5月、英科学誌が、黄教授が部下の女性研究員2人から卵子の提供を受けたとする疑惑を提起、黄教授は「提供の事実はない」と否定していた。

 韓国メディア朝鮮日報などによると、会見で黄教授は、この研究員たちに確認した結果、研究員が仮名を使い、同教授の許可なしに卵子採取を行っていたことが当時判明していたと明かした。

 だが、英科学誌には事実と異なる回答をした。提供者がプライバシーの保護を要求したほか、研究員が教授の許可なく提供した卵子のために倫理問題へと発展することを恐れたという。

 黄教授は「当時、事実を打ち明けていたら、今回のようなことにはならなかったと思うと後悔する」と悔やんだ。

 研究に使用された卵子のうち、提供者に報酬を支払って調達されたものが含まれていたことを教授が知ったのは今年10月末になってのことという。卵子採取の委託先である病院の理事長が教授に事情を説明した。

 黄教授は当時、与えられた研究と研究の達成に没頭するあまり倫理や法に対する考えが不十分であったと述べた。また倫理と科学が人類の将来を決定する重要な課題であることを再認識したと語った。

 黄教授は研究の倫理的課題について以前からキリスト教など宗教関係者と意見交換を重ねていた。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • キリストの心と思いが与えられている恵み(6)恐れずに主の導きに従う 加治太郎

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(14)抗黙示思想と現代 臼田宣弘

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • 私たちを生かす主キリストの御業 万代栄嗣

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.