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申鉉錫牧師の「日本宣教の夢」(13)

2007年2月17日22時36分
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申鉉錫(シン・ヒョンソク)牧師+

 桜美林大学(obirin Univ.)の元人気講師、申鉉錫(シン・ヒョンソク)牧師のコラム第13回目です。 このコラムは、韓国オーマイニュース(http://ohmynews.com/)に掲載され、当時大きな反響を呼びました。在日韓国人牧師という立場から、同師が日本宣教への夢を語ります。


◆はじめに


 日本の教会の苦しみ(連載11)に連帯するようにと、在日の牧師宣教師たちに訴えた趙泳相牧師は、その後(2月15日)の聖市化運動本部の早天祈祷会で同僚の教職者たちに「去る1年間の日本のプロテスタントの教会は22教会が減少し、7,784教会になりました。そして2005年度のキリスト教年鑑によれば、新・旧教会の聖職者が7年前に比べて実に8,056人も減少(現在11,389人)しました」と報告した。


 更に、「このようなときに伝道団体の使命は甚だ重大であり、より多くの宣教師が必要であります。韓国教会に訴えます。2005年には日本の為に仕える現地人伝道者がより多く献身するように祈ってください」と訴えた。


 では、我々がどのようにして具体的に日本の教会の苦しみに連帯する事が出来るのか。出来るとすれば、どうすればよいのか。またそれは可能であるのかを検証してみる必要があると思う。


 日本の教会は韓国の教会の助けを本当に必要と考えているのか、と問われれば筆者は「いいえ」と答えるだろう。なぜならば、筆者の個人的な見解(Personal Opinion)であるが、日本の教会の大多数は、我々が認識しているような伝道に対する切羽詰まった危機意識を持ってはいないということである。このことについては、日本人の考え方を深く知る必要がある。確かに日本の教会の一部は1千万救霊運動を緊急課題として認識し、そのことに携わっている教会(主流、保守を問わず)があるけれども、先に述べたように緊迫した危機意識としては捕らえていないように思われる。次のようなことから、それはわかるであろう。


◆1.日本仏教の土着化とキリスト教


 今から数年前のことだが、東京神学大学の卒業生(1972年度)たちのクラス会が千葉のある教会で持たれた。その時、特別講師として講演に招かれたのは、当時の東京神学大学の学長であられた松永希久夫教授であった。教授は日本の教会の行く末について話されたが、その主な内容は次の如くである。「日本の仏教は流入より日本に土着するまで、およそ1400年の歳月が掛かった。そのように長い年月を掛けてやっと日本に土着して今日の仏教を形成したのである」と。このことからして、「日本のキリスト教は仏教に比べればまだ歴史は浅い。日本に土着するまでは、長い年月を掛けなければならない」という主旨のお話をされたのを記憶している。


 以上のような考えは、日本の教会の殆どの教職者の共通の考えではないか、と筆者は思うのである。


 日本に於けるキリスト教の福音伝道は、腰を据えて、長期的展望に立って、地道に伝道しなければ実を結ぶことは出来ないということである。従って我々韓国の教会および在日の牧師・宣教師が、もし日本の教会の長期的伝道の戦略に対して、多少なりとも協力することが許されるとするならば、我々は日本の教会の要請に答える為にも、日本をよく知らねばならない。


 日本の国、日本の人、国柄、民族性、文化、宗教等、日本人に伝道するためにはどうしても学ばなければならない課題が山積みしており、我々の肩に負わされているのである。


◆2.日本の教会が求める宣教師の派遣


 日本の教会に教職が減少しているが、韓国の宣教師を日本の教会が招こうとしているとは考えられない。その理由は次の如くである。


 最近、韓国のJEM(Japan Evangelical Mission「日本福音宣教会」)の理事長であられる牧師と個人的な会話を持つことが出来た。牧師は会話の中で、韓国のJEMより6人の宣教師を日本のある教団に送っていて、その宣教師たちは日本の各教会に所属して、日本宣教に携わっているというのであった。ところで、日本の宣教はとても厳しいものがある。その一つは「言葉の問題がある」ことと、もう一つは「差別がある」ことだと話された。具体的にどういう差別があったのか、詳しく聞くことはしなかったが、想像するに、宣教師たちは日本人の宣教の為に来日しており、しかも同じ教団に属しているので、目に見える差別は恐らくなかったであろう。しかし「差別はあった」と聞く。ではどういう差別であろうか。


 宣教師たちは心情的に何かを感じたのであろう。韓国人の牧師が日本人の牧師から蔑まれたり、笑われるような事は多々あると思う。そういう時の嘲笑または差別とみられるような扱いは、往々にして我々自身によるものであることが多い。一つの例を次にあげよう。


◆3.日本の教会の厳しい目


 筆者が度々文章の中に引用している『日本伝道論』の筆者である古屋安雄牧師は、筆者の尊敬する牧師(1984年米国のプリンストン神学大学の客員教授として一年間講義された時、筆者は留学生として先生の講義を受講した)であられるが、同著書の中で「福音派の伝道者の説教を聞いたりしていると、しばしば首をかしげたくなる、明らかに事実ではない話が出てくるからなのです」と述べておられる。事実ではない三つのご指摘の中で、第三の例として、「韓国のある大教会の牧師の講演」を取り上げておられる。牧師は「教会成長を夢見る人は、「ジョン・ウェスレーの小グループ組織を学ぶ必要がある」と述べ、カール・マルクスの弟子たちが、ウェスレーを訪ねてその秘訣を聞いた時「小さなグループを組織することです」と答えたので、共産党はジョン・ウェスレーから学んで、その働きに用いたものです」と説教したというのである。


 古屋牧師は、「ウェスレーは18世紀に生まれ死んだ人、マルクスは19世紀に生まれ死んだ人です。どうしてマルクスの弟子がウェスレーに尋ねることが出来ましょうか」と批判しておられる。


◆おわりに


 今や韓国教会は世界教会に向って発言力を増しており、それなりの実績があらわれている。世界に認められれば責任も重い。我々は謙虚さと誠実さをもって主に仕えよう。


 主イエスは「あなたがたは『然り、然り』『否、否』と言いなさい(マタイ5:37)」と教えられた。従って主イエスのみことばに忠実に仕えるものになりたいと切に祈るものである。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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