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ワールドミッションレポート

ワールドミッションレポート(9月11日):ケニア 疲れ果てた足からバイク伝道へ

2025年9月11日10時17分 執筆者 : 石野博
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関連タグ:ケニア

ケニア沿岸部で福音宣教に携わるロジャーズは、長年にわたり信じられない献身を続けてきた。毎日彼の一日は、日の出前から聖書を手にし、福音への燃える情熱を胸に、灼熱の太陽の下を何時間も歩き続けることから始まった。

「到着する頃には、すっかり疲れ果てていました」と彼は振り返る。「時には日が暮れてしまい、何もできずに引き返すこともありました」。疲労と孤独にもかかわらず、ロジャーズは決して諦めなかった。神が、より多くの人々に、ご自身の御言葉を届ける道を開いてくださると信じていたのである。

そんな彼の献身を知った「国際キリスト教コンサーン」(ICC)は、ロジャーズにオートバイと聖書を提供した。この贈り物は、彼の働きを一夜にして変革させた。「全てが瞬時に変わりました」とロジャーズは語る。「今では素早く移動し、一日でたくさんの人々に出会うことができます。もう疲労や時間不足を心配する必要はありません」

変化は劇的だった。これまで歩いて数時間かかっていた村々に、今では30分で到着できる。以前は一日に2〜3家族にしか会えなかったが、今では10家族以上を訪問し、福音を分かち合うことができるのだ。バイク移動により体力を温存できるようになり、実際の福音の分かち合いにより多くの時間とエネルギーを注げるようになった。

ロジャーズが聖書を配りながら村々を回ると、これまで福音を聞いたことのない地域に希望が芽生え始めている。「かつて不可能に思えたことが、今や現実になりました」と彼は証しする。「神はこのオートバイと聖書を用いて、私が夢にも思わなかった扉を開いてくださいました。本当に感謝しています」

ケニアでは約85%の国民がキリスト教徒とされているが、広大な国土と交通インフラの不備により、多くのへき地では依然として福音が十分に伝えられていない。特に沿岸部から内陸部にかけての農村地帯では、伝道者の徒歩での移動に頼らざるを得ない状況が続いていた。オートバイの導入は、この地理的な制約を一気に解決する画期的な手段となった。

現在、ケニア各地で同様のバイク伝道が展開されている。ICCをはじめとする宣教団体は、献身的な現地伝道者たちにオートバイと聖書を提供し、福音宣教の効率を飛躍的に向上させている。一台のオートバイが、一人の伝道者の働きを何倍にも拡大し、より多くの魂に福音が届けられるようになったのだ。

ロジャーズの証しは、神が現代の技術と手段を用いて大宣教命令を成就しておられることの明確な証拠である。「足で歩く宣教」から「車輪による宣教」への転換は、単なる効率性の向上以上の意味を持つ。より多くの魂が神の愛に触れ、永遠の命を受け取る機会が拡大しているのだ。

かつて一人の疲れ果てた伝道者が歩いていた道に、今では希望に満ちたバイク伝道が走り回っている。神の国の前進は、人間の献身と神の備えが出会うとき、予想を超えた形で実現するのである。

ケニアの伝道者たちがオートバイを通じて効果的に福音を伝え、より多くの村々にキリストの愛が届けられるように祈ろう。また、支援団体が必要なリソースを提供し続け、へき地の人々が救いの知らせを聞く機会を得られるよう祈っていただきたい。

■ ケニアの宗教人口
プロテスタント 56・8%
カトリック 21・5%
英国教会 8・9%
正教 0・8%
土着宗教 7・2%
イスラム 8・3%
ヒンズー 0・4%

◇

石野博

石野博

(いしの・ひろし)

2001年より、浜松の日系ブラジル人教会で日本人開拓、巡回伝道者として従事。12年より、奥山実牧師のもと宣教師訓練センター(MTC)に従事、23年10月より、浜松グッドニュースカフェMJH牧会者として従事。18年3月より、奥山実牧師監修のもと「世界宣教祈祷課題」の執筆者として奉仕。23年10月より「世界宣教祈祷課題」を「ワールドミッションレポート」として引き継ぎ、執筆を継続している。

※ この記事は、石野博牧師の「ワールドミッションレポート」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:ケニア
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