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佐々木満男「どんなことにもくよくよするな!」(1)・・・Mr.Don't Worry!

2009年4月18日09時07分 コラムニスト : 佐々木満男
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1.Mr.Don't Worry!

 合言葉は「Don't Worry!」

こう提唱して歩いています。野球では「ドンマイ、ドンマイ」ですね。Don't Mind!Don't Mind!もいいんですけれども、Don't Worry!のほうがインパクトが強いと思います。

これは私が言っているのではありません。聖書の言葉なのです。新約聖書のピリピ人への手紙の4章6節に、「どんなことにもくよくよするな!」と書かれています。

英語で言うと、「Don't worry about anything!」です。すばらしいですね、「どんなことにも」です。健康のこと、経済のこと、老後のこと、仕事のこと、家庭のこと、社会のこと、世界のこと、どんなことにもくよくよするな! これは神が私たちに語っている言葉ですから、とてつもなくすばらしいと思います。

聖書は決して、「ケセラセラ」(どうでもいい・なるようになれ)という無責任主義を推奨しているわけではありません。「どんな問題も神に感謝してこれを受け止め、その問題を神にゆだね、その解決を神に求めなさい」ということなのです。

私は本当のところはですね、「姓はWorry、名もWorry」なんです。「ミスター、ウォリー・ウォリー!」。生まれつき体が弱く性格もひ弱で、いつもくよくよしていました。「くよくよ人間」です。「こんな自分が社会に出てまともに生活していけるのだろうか」、とても心配でした。

「仕方がない、じゃあ勉強でも一生懸命やろう」と、勉強した結果、大学に入ったのですが、自分は将来一体、どんな仕事をしたらいいのか分からない。最後まで決断がつきませんでした。ですから、就職試験も受けたし、公務員試験も受けたし、司法試験も受けました。

幸い、みんな受かってしまったんですけれども、最後まで志望が決まらない。そこで、「とりあえず弁護士でもなってみようか、気が変わったら後で自分の好きな道を歩めばいいじゃないか」と、弁護士になりました。非常に消極的な選択をしたのです。

「人権の擁護、社会正義の実現」。弁護士にはこういう立派な使命があるんですが、私の場合は、「でもしか弁護士」。使命感などまるでなかった。ずっと弁護士は腰掛け、アルバイトのつもりで来ました。一体、自分は本当は何をすべきなのだろうか?ずっと迷ってきました。

あまり好きでもない法律をかじって、「自分では解決できない、もう弁護士に持っていく他ない」、そういう問題を引き受けて解決するわけです。自分の問題だけでも大変なのに、他人さまの難問を引き受けてしまう。お金をもらわなければ、気が楽なんですが、お金をもらうとですね、責任が出る。うまくいかないと怒られます。下手をすると、依頼者から訴えられてしまうんです。

そういう因果な仕事をなんとアルバイト気分で35年もやってきたんです。でもその間、いろいろな悩み・苦しみの連続ですね。ますます「くよくよ人間」になって、もうどうしたらいいか分からない、「生きるか死ぬか!」というところも何度かくぐりました。

2.問題に関する3つの真理

今回は、3つのことをお話します。私の35年の弁護士生活のまとめです。途中で、神を信じましたので、20年間の信仰生活の結論でもあります。問題に関する3つの真理です。

まず第1番目は、

 「どんな問題もたいしたことはない!」

たいしたことないんですよ、本当は。「大変だ、大変だ!」とつい大騒ぎしますけれどもね。

最近、月に2回か3回、こういう話をあちこちでやっているんです。でも、よくスピーチの前に大問題が起きるのです。先日もすごい問題が起きまして、4時間も国際電話をしました。へたをすると、私の人生全体が崩壊するような重大問題です。「心配だ。明日、スピーチができるんだろうか」。夜もろくろく眠れませんでした。

当日も新幹線の中で、「いやあ、こんな状態では、ドント・ウォリー!なんて、とても語れない」、「自分がこんなにくよくよしているのに、どうして人さまに『どんなことにもくよくよするな!』なんてお話できるんだ!」。とにかく「大変だ、大変だ」という思いで、広島駅にたどり着きました。駅の食堂で広島名物の「かき丼」を注文したのですが、気分が重くてのどを通らない。一口箸をつけただけでお店を出て行く私の姿を、店員さんが心配そうに見送ってくれました。

でも、皆さんの前に立つと不思議に元気になるんですね。ですから、これは神さまが、私のために、「お前、いつもくよくよしているから『ドント・ウォリー!』のスピーチでもやって元気になれ!」とおっしゃっているのだと思いました。たいしたことはないのですね、本当は。つい深刻に悩んでしまいますが。

第2番目は、

「どんな問題もなんとかなる!」

どんな問題もたいしたことないから、なんとかなるのです。皆さんもそうですよね。いろいろ問題があったと思いますが、今、この文章を読んでいらっしゃるということは、まあ、なんとかなってきたのですね。すばらしいことです。

最後の第3番目がいい。

「どんな問題も益(えき)になる!」

益になるんですよ、益、すなわちプラスになる。「今は苦しい、とても苦しい、なんと嫌な問題だ!」。皆さんもたくさん抱えていらっしゃると思います。私なんか非常にたくさんありますよ。

先日の問題は、まさに最悪でした。でも、「そんな最悪の問題が益になるんだ!」。これも、私が言っているのではなくて、聖書の言葉なのです。神がそうおっしゃっている。だから実際、そうなるんですね。私もいろいろな問題を体験しましたけれども、やはり、ことごとくプラスになってきました。

「問題のない人はお墓の中にいる人だ!」

こう言った先生がいます。アメリカの有名なノーマン・ビンセント・ピール牧師です。これを聞いて私は安心しました。「そうだ、問題があるということは生きているということだ」

 ですから、皆さん、安心してください。生きている限り、問題を抱えざるをえないのです。問題があって当然なのです。でも、神を信じて死んだら天国へ行けますからね、もう問題は何一つない。この世においても、神を信じれば、「問題を問題としないで生きる」ことができます。

私たちの生活はとにかく思い煩いに満ち満ちています。今の日本は、「思い煩いの時代」<思い煩いは重い患いだ!>です。昨年の自殺者が3万4千人、すごい数ですよね。私だって時々、自殺したくなってしまいますよ。ほんとに苦しい。ですから、1億2千万人のうち、たった3万4千人ということは、逆の意味ですごいことだと思うのです。

でも、3万4千人の方が自殺するということは、その10倍の未遂者がいると思うのです。34万人の方が、ガス管をくわえた、手首を切った、屋根から飛び降りた、でも死ねなかった。

そして、おそらくその10倍の、いやもっとじゃないですかね、少なくとも340万人は自殺願望を持っていると思います。「いつか機会があったら死にたい、もうこれ以上難しい問題がのしかかってきたら、いっそのこと死んでしまおう!」。そういう自殺願望を持っている人が、340万人はいるのではないでしょうか。あるいは、大人の3人に1人くらいはそうかもしれません。そういう「思い煩いの時代」に私たちは生きているのです。

(次回へ続く)

※ 本コラムでは、2004年11月6日のインターナショナルVIPクラブ広島特別講演会での講演録を再構成し、一部加筆したものを紹介します。

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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