Skip to main content
2025年10月27日23時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

佐々木満男「どんなことにもくよくよするな!」(1)・・・Mr.Don't Worry!

2009年4月18日09時07分 コラムニスト : 佐々木満男
  • ツイート
印刷

1.Mr.Don't Worry!

 合言葉は「Don't Worry!」

こう提唱して歩いています。野球では「ドンマイ、ドンマイ」ですね。Don't Mind!Don't Mind!もいいんですけれども、Don't Worry!のほうがインパクトが強いと思います。

これは私が言っているのではありません。聖書の言葉なのです。新約聖書のピリピ人への手紙の4章6節に、「どんなことにもくよくよするな!」と書かれています。

英語で言うと、「Don't worry about anything!」です。すばらしいですね、「どんなことにも」です。健康のこと、経済のこと、老後のこと、仕事のこと、家庭のこと、社会のこと、世界のこと、どんなことにもくよくよするな! これは神が私たちに語っている言葉ですから、とてつもなくすばらしいと思います。

聖書は決して、「ケセラセラ」(どうでもいい・なるようになれ)という無責任主義を推奨しているわけではありません。「どんな問題も神に感謝してこれを受け止め、その問題を神にゆだね、その解決を神に求めなさい」ということなのです。

私は本当のところはですね、「姓はWorry、名もWorry」なんです。「ミスター、ウォリー・ウォリー!」。生まれつき体が弱く性格もひ弱で、いつもくよくよしていました。「くよくよ人間」です。「こんな自分が社会に出てまともに生活していけるのだろうか」、とても心配でした。

「仕方がない、じゃあ勉強でも一生懸命やろう」と、勉強した結果、大学に入ったのですが、自分は将来一体、どんな仕事をしたらいいのか分からない。最後まで決断がつきませんでした。ですから、就職試験も受けたし、公務員試験も受けたし、司法試験も受けました。

幸い、みんな受かってしまったんですけれども、最後まで志望が決まらない。そこで、「とりあえず弁護士でもなってみようか、気が変わったら後で自分の好きな道を歩めばいいじゃないか」と、弁護士になりました。非常に消極的な選択をしたのです。

「人権の擁護、社会正義の実現」。弁護士にはこういう立派な使命があるんですが、私の場合は、「でもしか弁護士」。使命感などまるでなかった。ずっと弁護士は腰掛け、アルバイトのつもりで来ました。一体、自分は本当は何をすべきなのだろうか?ずっと迷ってきました。

あまり好きでもない法律をかじって、「自分では解決できない、もう弁護士に持っていく他ない」、そういう問題を引き受けて解決するわけです。自分の問題だけでも大変なのに、他人さまの難問を引き受けてしまう。お金をもらわなければ、気が楽なんですが、お金をもらうとですね、責任が出る。うまくいかないと怒られます。下手をすると、依頼者から訴えられてしまうんです。

そういう因果な仕事をなんとアルバイト気分で35年もやってきたんです。でもその間、いろいろな悩み・苦しみの連続ですね。ますます「くよくよ人間」になって、もうどうしたらいいか分からない、「生きるか死ぬか!」というところも何度かくぐりました。

2.問題に関する3つの真理

今回は、3つのことをお話します。私の35年の弁護士生活のまとめです。途中で、神を信じましたので、20年間の信仰生活の結論でもあります。問題に関する3つの真理です。

まず第1番目は、

 「どんな問題もたいしたことはない!」

たいしたことないんですよ、本当は。「大変だ、大変だ!」とつい大騒ぎしますけれどもね。

最近、月に2回か3回、こういう話をあちこちでやっているんです。でも、よくスピーチの前に大問題が起きるのです。先日もすごい問題が起きまして、4時間も国際電話をしました。へたをすると、私の人生全体が崩壊するような重大問題です。「心配だ。明日、スピーチができるんだろうか」。夜もろくろく眠れませんでした。

当日も新幹線の中で、「いやあ、こんな状態では、ドント・ウォリー!なんて、とても語れない」、「自分がこんなにくよくよしているのに、どうして人さまに『どんなことにもくよくよするな!』なんてお話できるんだ!」。とにかく「大変だ、大変だ」という思いで、広島駅にたどり着きました。駅の食堂で広島名物の「かき丼」を注文したのですが、気分が重くてのどを通らない。一口箸をつけただけでお店を出て行く私の姿を、店員さんが心配そうに見送ってくれました。

でも、皆さんの前に立つと不思議に元気になるんですね。ですから、これは神さまが、私のために、「お前、いつもくよくよしているから『ドント・ウォリー!』のスピーチでもやって元気になれ!」とおっしゃっているのだと思いました。たいしたことはないのですね、本当は。つい深刻に悩んでしまいますが。

第2番目は、

「どんな問題もなんとかなる!」

どんな問題もたいしたことないから、なんとかなるのです。皆さんもそうですよね。いろいろ問題があったと思いますが、今、この文章を読んでいらっしゃるということは、まあ、なんとかなってきたのですね。すばらしいことです。

最後の第3番目がいい。

「どんな問題も益(えき)になる!」

益になるんですよ、益、すなわちプラスになる。「今は苦しい、とても苦しい、なんと嫌な問題だ!」。皆さんもたくさん抱えていらっしゃると思います。私なんか非常にたくさんありますよ。

先日の問題は、まさに最悪でした。でも、「そんな最悪の問題が益になるんだ!」。これも、私が言っているのではなくて、聖書の言葉なのです。神がそうおっしゃっている。だから実際、そうなるんですね。私もいろいろな問題を体験しましたけれども、やはり、ことごとくプラスになってきました。

「問題のない人はお墓の中にいる人だ!」

こう言った先生がいます。アメリカの有名なノーマン・ビンセント・ピール牧師です。これを聞いて私は安心しました。「そうだ、問題があるということは生きているということだ」

 ですから、皆さん、安心してください。生きている限り、問題を抱えざるをえないのです。問題があって当然なのです。でも、神を信じて死んだら天国へ行けますからね、もう問題は何一つない。この世においても、神を信じれば、「問題を問題としないで生きる」ことができます。

私たちの生活はとにかく思い煩いに満ち満ちています。今の日本は、「思い煩いの時代」<思い煩いは重い患いだ!>です。昨年の自殺者が3万4千人、すごい数ですよね。私だって時々、自殺したくなってしまいますよ。ほんとに苦しい。ですから、1億2千万人のうち、たった3万4千人ということは、逆の意味ですごいことだと思うのです。

でも、3万4千人の方が自殺するということは、その10倍の未遂者がいると思うのです。34万人の方が、ガス管をくわえた、手首を切った、屋根から飛び降りた、でも死ねなかった。

そして、おそらくその10倍の、いやもっとじゃないですかね、少なくとも340万人は自殺願望を持っていると思います。「いつか機会があったら死にたい、もうこれ以上難しい問題がのしかかってきたら、いっそのこと死んでしまおう!」。そういう自殺願望を持っている人が、340万人はいるのではないでしょうか。あるいは、大人の3人に1人くらいはそうかもしれません。そういう「思い煩いの時代」に私たちは生きているのです。

(次回へ続く)

※ 本コラムでは、2004年11月6日のインターナショナルVIPクラブ広島特別講演会での講演録を再構成し、一部加筆したものを紹介します。

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • 私たちを生かす主キリストの御業 万代栄嗣

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • シリア語の世界(35)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(2) 川口一彦

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 私たちを生かす主キリストの御業 万代栄嗣

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.