キリスト教徒の数が人口の1%未満であるタジキスタンでは、衛星放送が提供する最新のプログラムが、孤立した信者たちにとって希望の灯台となっている。
これらのタジキスタンのキリスト教徒、特に女性たちが直面する課題は非常に大きい。同国の地方や田舎の村では、合法的に集まることがほぼ不可能だ。特に自らの信仰を公言するキリスト者には、厳しい迫害が待ち受けている。
このような中、励ましと霊的支援の必要性が急務であることを認識した、衛星による福音放送を行うミニストリーでは、タジキスタンの女性たちに特化した新番組「女性たちの思考の世界において」を立ち上げた。この番組はタジク語で放送され、女性の生き方に関する聖書の話を取り上げ、女性たちの声がしばしばかき消されがちなタジクの文化の中で、視聴者の心に深く響くメッセージを届けている。
この番組の影響は、当初タジキスタンを対象としていたが、その影響がタジクを超えて広がっているのだ。タジク語はダリー語と密接に関連しているため、実はアフガニスタンの女性たちもこの番組の内容から恩恵を受けているのである。
番組が注目を集める中、番組のスタッフらは、タジキスタンやアフガニスタン出身の新しいキリスト教徒の出演者たちが、迫害を恐れることなく自らの信仰の物語を共有できるよう祈り続けている。これらの証し人たちの声は、ペルシア語圏全体の女性たちにとって身近で模範的なものとなるため、極めて重要なのである。
この番組がタジキスタン、アフガニスタン、そしてその先の地域にいるキリスト教徒の女性たちにとって力と励ましの源となるよう祈ろう。番組の証しに触れることで、彼女たちが神の愛を実感し、その信仰がこの重要な働きを通じて育まれるように祈っていただきたい。
■ タジキスタンの宗教人口
イスラム 93・9%
プロテスタント 0・1%
カトリック 0・01%
無神論者 5・0%
正教会関係 0・9%
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