Skip to main content
2025年12月17日13時42分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化
  3. 音楽

「イスラエルとパレスチナに平和を」 聖地特別管区首席オルガニストが来日コンサート

2024年9月5日13時52分
  • ツイート
印刷
関連タグ:イスラエルパレスチナフランシスコ会横浜指路教会
「イスラエルとパレスチナに平和を」 聖地特別管区首席オルガニストが来日コンサート+
昨年10月以降続くイスラエル・パレスチナ間の戦闘に心を痛めつつ、「これはただのコンサートではなく、祈りでもあります」と話すヤクーブ・ガザウィさん(右)と、通訳をする「聖地のこどもを支える会」理事長の井上弘子さん(左)=8月24日、日本基督教団横浜指路教会(横浜市)で

カトリックの男子修道会「フランシスコ会」の聖地特別管区で首席オルガニストを務めるヤクーブ・ガザウィさん(35)によるコンサートが8月24日、日本基督教団横浜指路教会(横浜市)で行われた。エルサレム生まれのガザウィさんは、イスラエル国籍を持つパレスチナ人(アラブ系イスラエル人)。昨年10月以降続くイスラエル・パレスチナ間の戦闘に心を痛めつつ、「これはただのコンサートではなく、祈りでもあります」と言い、パイプオルガンの響きに平和の願いを乗せた。

ガザウィさんが初めて来日したのは16歳の時。聖地(イスラエル・パレスチナ)の子どもたちを支援する日本のNPO法人「聖地のこどもを支える会」が企画する「平和の架け橋プロジェクト」の参加者として来た。

長年紛争関係にあるイスラエルとパレスチナ双方の若者を日本に招き、日本の若者と約2週間にわたって共同生活するプロジェクトで、ガザウィさんはその後何度も参加。現在は「聖地のこどもを支える会」の現地スタッフとなり、プロジェクトマネージャーとして3カ国の若者の交流を支える側になっている。

音楽家としては、エルサレムのマグニフィカト音楽院を経て、イタリアのビチェンツァ大学に留学。音楽理論とピアノ、パイプオルガンを学んだ。その後は、エルサレムの聖墳墓教会、ベツレヘムの聖誕教会、ナザレの受胎告知教会など、聖地の主要な教会でオルガニストを務め、現在に至る。

日本でコンサートを開くようになったきっかけは、「聖地のこどもを支える会」の理事長である井上弘子さんが主宰する聖地巡礼で、参加者がガザウィさんの演奏を聞いたこと。日本でもその音色を聞きたいという声が上がり、2017年に初めて実現した。ガザウィさんはそれ以来、日本で20回以上公演している。今回のコンサートも、7月から9月にかけて、東京と横浜の計7カ所を巡る一連の公演の一つとして開催された。

「イスラエルとパレスチナに平和を」 聖地特別管区主席オルガニストが来日コンサート
会場となった横浜指路教会

会場となった横浜指路教会は、ヘボン式ローマ字の考案者として知られる医療宣教師のジェームス・カーティス・ヘボンにゆかりがあり、今年創立150周年を迎える。会堂後ろの2階席部分にあるパイプオルガンは、世界的にも評価が高いスイスのマティス社製で、創立125周年を記念して2000年に設置された。ガザウィさんはそのパイプオルガンで、ヘンデルの「サラバンド」や、バッハの「我を憐(あわ)れみ給(たま)え、おお、主なる神よ」など、計10曲を演奏した。

「オルガンを弾いているとき、私の思いはいつもエルサレムに向かいます。エルサレムがなければ、決してオルガニストにはなっていなかったでしょう」。演奏後、ガザウィさんはそう語りつつ、その一方でイスラエルでは今、戦争のために海外移住を考える人が多くいるとし、「私もその中の一人です」と吐露。しかしそれでも、心から祈るなら、神がその祈りを必ず聞いてくださるはずだとし、平和への願いを語った。

今年の「平和の架け橋プロジェクト」は、ガザ地区で戦闘が続く中で行われたが、イスラエル人2人、パレスチナ人2人、イスラエル国籍のパレスチナ人1人が参加した。日本人参加者を含めても10人程度だが、ガザウィさんは「小さなグループと思われるかもしれません。しかし、思い出していただきたいのは、2千年前に(イエス・キリストの弟子の)12人がこの世界を変えたことです。ですから、数の問題ではなく、あなた自身がどれほど心で深く信じるかなのです」と強調。「平和の希望はまだあります」と語った。

「イスラエルとパレスチナに平和を」 聖地特別管区主席オルガニストが来日コンサート
演奏後、参加者を前に平和への思いを語るガザウィさん

「私たちは、プロパレスチナ(パレスチナ支持)ではあるけれど、プロイスラエル(イスラエル支持)でもあります。両者ともみんな同じ人間で、同じ幸せ、平和、安全を願っています」。井上さんはコンサートの冒頭にそう述べ、「聖地のこどもを支える会」はどちらかに偏ることなく、両者の真ん中に立ち、両者の手をつなぐ働きをしていると話した。

「聖地のこどもを支える会」は主に、イスラエルとパレスチナの貧困家庭の子どもたちのために、初等教育学校の授業料を支援する活動を行っている。活動を支える会員や寄付の募集を行っており、詳しくはホームページを。

関連タグ:イスラエルパレスチナフランシスコ会横浜指路教会
  • ツイート

関連記事

  • 【書評】岡真理著『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』

  • パレスチナ問題の起源を聖書に学ぶ 「アブラハム契約」とは何か 山崎純二

  • 現代イスラエルの建国もたらしたシオニズムとは? 木村公一牧師が阪神宗教者の会で講演

  • 日本在住の元イスラエル空軍兵が語る「報復はなぜだめか」

  • イスラエルで高まるキリスト教徒に対する敵意、唾の吐きかけなど嫌がらせが増加

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • ワールドミッションレポート(12月17日):ガザ 憎しみの英才教育―ハマス創設者の娘が語る真実(3)

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(257)聖書と考える「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • サマリタンズ・パースの輸送機、南スーダンでハイジャックされる 容疑者は拘束

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 旧統一協会の田中富広会長、道義的責任など理由に辞任 「謝罪の意を込めおわび」

  • 南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

編集部のおすすめ

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.