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ビジョンを掲げよ 穂森幸一

2024年7月11日10時10分 コラムニスト : 穂森幸一
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神は言われる。終わりの日に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたがたの息子や娘は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る。(使徒の働き2:17)

政治の世界でも経済の分野でも閉塞感があるのは、先が見えないからではないかといわれています。地方自治体の長の中で一番権限が集中しているのは都道府県知事です。ところが、日本の官僚は優秀ですので、知事は特に力を発揮しなくても、平時の物事は進んでいくそうです。何か変革を試み、変わったことにチャレンジしようとする知事がいると、周りのスタッフが振り回され、後始末が大変だそうです。職員に人気の知事は、特に目立ったことをしない人といいますから、おかしな論理です。

鹿児島の県議会で一人の県議さんが、県庁のクーラーの設定温度について質問しました。現在、28度に設定されているが、これでは部屋の隅々に冷気がゆきわたらず、作業効率も落ちています。また、扇風機を使っているので、余計な電気代がかかっています。これを26度に下げても電気代はあまり変わらないということを具体的なデータで示した上で、26度に設定を変えるよう知事に訴えました。ところが、知事の返事は「現状維持」なのです。一事が万事この状態ですから、何か新しいことが起こるはずがありません。

幕末の志士や明治の元勲たちの訴えは「100年後の日本が良くなるように」というのがスローガンでした。五代友厚は薩摩藩留学生たちと共に江戸時代末期に渡英し、英国の紅茶文化に触れ、鹿児島で紅茶をつくって輸出すべきだという建白書を書きました。そして五代の同僚だった石河確太郎が明治時代にインドから紅茶の種を持ち帰り、鹿児島県枕崎市で日本初の露地栽培に成功しました。この枕崎の紅茶は、英国の権威ある食品コンテスト「グレート・テイスト・アワード」で最高賞の三ツ星を受賞しています。

江戸時代末期に五代友厚が残した紅茶の製法が、鹿児島市磯の仙厳園で発見されました。釜炒り紅茶ならではの香ばしさが特徴で、そのレシピを再現した「武士の紅茶」が仙厳園で売られています。

地方自治体の首長は、目先のことだけなく、5年先、10年先のことを見据えて動かなければならない、知事レベルになると40年、50年先を、また国政を動かす人は100年先を考えないといけないといわれます。

初代文部大臣の森有礼は、薩摩藩留学生として渡英し、クリスチャン家庭にホームステイしました。日曜日には教会の礼拝に連れていってもらっています。キリスト教の素晴らしさに触れることはできたのですが、日本で普及するのは後の世になってからであろうと思ったようです。

何とか足掛かりとなるものを残しておこうとしました。賛美歌のメロディーを文部省唱歌に取り入れるようにしました。賛美歌だと分かって取り外されないようにしようということで、文部省唱歌は全て作詞作曲者不詳にしたのです。

地方で伝道していたある牧師は、「思ったような成果は上げられなかったが、失敗したとは思いません。私の代でダメだったら、子どもの世代、孫の世代で成し遂げたらいいのです」と語っていました。

この世界では、100年先、200年先を見据えて行動できるなら、後世において素晴らしい成果を生み出します。ところが、神の霊に導かれた預言者は千年先、2千年先を見通しているのです。

主は、地の果てから果てまでのすべての国々の民の中に、あなたを散らす。あなたはその所で、あなたも、あなたの先祖たちも知らなかった木や石のほかの神々に仕える。(申命記28:64)

まだ約束の国にたどりついてもいないユダヤの民に、やがて祖国が奪われ、散らされて、東の果てに行き、偶像に仕えることになると、過酷な宣告がなされているのです。これは一神教を信条とするユダヤ教徒にとっては耐え難いことです。しかし、同時に救いの道も示されているのです。

たとい、あなたが、天の果てに追いやられていても、あなたの神、主は、そこからあなたを集め、そこからあなたを連れ戻す。(申命記30:4)

神の霊によって語られる預言の言葉は、罪を犯し、道を踏み外す人々にはとても厳しく容赦のないものですが、必ず救済の道が残されています。聖書は「赦(ゆる)し・癒やし・慰め」の宝庫であり、誰でも希望を見いだすことができます。神の救いのドラマは2千年、4千年という壮大な歴史の中で実現しています。

ユダヤ系渡来人が数度にわたって縄文のわが国を訪れ、同化吸収という形で日本人と一体となり、大和国の創建に寄与したといわれます。さらに、弥生時代には古墳の建設、土木、絹織物の分野で産業革命を起こしています。日本は東の果ての島国として孤立した存在でありながらも、世界の歴史と大きく関わっています。神はこの大和国、日本に新世界の舵取りをする役目を与えようとしておられるのではないかと思います。日本のクリスチャンが覚醒し、リーダーシップを発揮する時が来ているのです。

わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。――主の御告げ――それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。(エレミヤ書29:11)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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