Skip to main content
2025年10月26日09時06分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

「心の監獄」を開ける鍵 佐々木満男

2024年1月26日08時37分 コラムニスト : 佐々木満男
  • ツイート
印刷
関連タグ:佐々木満男

1. 心の監獄

何事もなく順調な人生などはどこにもない。親からの虐待やネグレクト、配偶者によるDV、不慮の事故や病気、大切な家族の死、試験や仕事の失敗・・・多くの人がこうして心に傷を負い、自分の「心の監獄」に閉じこもってしまう。

しかし、鉄格子がどれほど頑丈であっても、そこから抜け出すことができる。それを開ける鍵は自分のポケットに入っているのである。それは「選択の自由」という鍵である。トラブルを避けることができなくても、それにどう対応するかは自分自身で選択できる。

以上は、『心の監獄』(著者:イーガー、エディス・エヴァ他2名、出版社:パンローリング)の要旨である。

著者の臨床心理学博士イーガー氏(1927年ハンガリー生まれ)は、まだ10代だった1944年に家族と共にナチスの死の収容所アウシュヴィッツに送られた。両親はそこで命を落としたが、翌年に戦争が終わり、彼女はそこから解放される。

しかし、最悪の監獄は「アウシュヴィッツ強制収容所」ではなく、その後の数十年にわたって彼女を苦しめた「心の監獄」であった。過去から逃げ、悲嘆とトラウマを否定し、自分を抑え、偽り、人を喜ばせようとしてきたが、彼女は過去の地獄の恐怖という「心の監獄」から抜け出すことができなかった。彼女は勇気をもってその恐怖に向き合い、どうしたら抜け出すことができるかを模索し、ついに脱出することができた。その選択療法は4つの心理学の基本方針に根差している。

①悲観主義ではなく楽観主義を選ぶこと。
②否定的な信念を肯定的な信念に置き替えること。
③条件付きでなく無条件で、ありのままの自分を愛すること。
④最悪の経験は最良の教師であると信じること。

2.「心の監獄」を開ける本当の鍵

イーガー博士の提唱する鍵は、非常に有効な方法論ではあるが、実際にそれを選択できる人は少ないのではないか。また、選択できても実行できる人は多くはないのではないか。聖書はもっとシンプルな鍵があることを教えている。それは「聖霊」という鍵である。

深刻な問題で苦しみ、心が傷ついた男性が法律相談に来た。私は心で祈りながら話を聞いていたが、その方に同情して自分も苦しくなってきた。私が一言も話さないうちに突然、その方は泣き始め、声を出して30分以上も泣いていた。私は自分の内から力が抜けていくような感じがした。やがて泣き終わると、彼はこう言って、笑顔で帰っていった。

「自分の話をしているうちに心が急に温かいものに包まれ、うれしくなって涙が止まらなくなりました。男のくせに声を出して泣いてしまい、非常に恥ずかしいです」「この問題はもうどうでもよくなりました。私を苦しめた憎い相手に対する長い間のわだかまりが消えてしまったのです」

私の内にある聖霊がその方の中に流れ込んで行ったとしか考えられない。そのような方とは何人も会っているし、私自身も同じ体験をしている。神に救いを求め、癒やしを求め、解放を求めていくならば、聖霊の働きによってそれが実現するのである。

12年も長血をわずらっている女がいた。この女がイエスのことを聞いて、群衆の中にまぎれ込み、うしろから、み衣にさわった。すると、血の元がすぐにかわき、女は病気がなおったことを、その身に感じた。イエスはすぐ、自分の内から力が出て行ったことに気づかれて、群衆の中で振り向き、「わたしの着物にさわったのはだれか」と言われた。(マルコ5:25~30)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:佐々木満男
  • ツイート

関連記事

  • 希望は力なり 佐々木満男

  • 青い鳥症候群 佐々木満男

  • きっかけ 佐々木満男

  • まかぬ種は生えぬ 佐々木満男

  • 粘り強さに勝るものはない 佐々木満男

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(10月26日):タンザニアのルオ族のために祈ろう

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • ワールドミッションレポート(10月22日):ザンビア 信仰と知識のバランス

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.