Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 欧州

「死ぬ権利」でなく「死ぬ義務」もたらす 自殺ほう助の合法化巡り宗教指導者らが声明

2023年5月31日15時18分
  • ツイート
印刷
関連タグ:自殺・自死安楽死スコットランドスコットランド国教会カトリック教会イスラム教
スコットランド議会+
スコットランド議会 ©User:Colin / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

自殺ほう助の合法化に向けた議論が行われている英スコットランドで、現地のプロテスタント、カトリック、イスラム教の指導者が、合法化を目指す法案を否決するよう、スコットランド議会に求める共同声明を発表した。

声明に署名したのは、スコットランド国教会(長老派)議長のイアン・グリーンシェルズ牧師、スコットランド・カトリック司教協議会副会長のジョン・キーナン司教、スコットランド・モスク協会のイマーム(イスラム教の指導者)であるシャイフ・ハムザ・カンドワラ氏。3人はスコットランド議会で議員らと会合を持ち、自殺ほう助の合法化への反対意見を表明した。

会合は、英キリスト教系シンクタンク「ロゴス・スコットランド」が主催した。3人の指導者は、法案に対する「深い懸念」を表す共同声明に署名し、議員らに法案の否決を促した。声明は、自殺ほう助は人間の尊厳を損ない、弱い立場の人に人生を終える圧力をかけるとして、次のように主張している。

「私たちの信仰の伝統は、自殺ほう助それ自体が人間の尊厳を必然的に損なうという原則で一致しており、自殺ほう助を認めることは、私たちの社会全体が共通の人間性を失うことを意味します」

「スコットランド国教会、スコットランド・カトリック教会、スコットランド・モスク協会は、自殺ほう助と安楽死への反対を堅持します」

自殺ほう助の合法化を求める最近の動きは、英野党・自由民主党のリアム・マッカーサー議員(オークニー諸島選出)が主導している。法案は、判断力を有する末期症状の成人が、自身の人生を終えるための支援を要請することを認める内容になっている。

これに対して声明は、「他国における同様の法律の適用のされ方、そしてその導入が障がい者や高齢者など社会的に最も弱い立場にある人々に与える影響は、極めて有害です」と強調。議員らに対し、「本法案の意味を慎重に検討し、懸念を表明し、反対票を投じるよう」呼びかけている。

自殺ほう助の合法化について、キーナン司教は次のように述べた。

「自殺ほう助は人間の尊厳を攻撃するものであり、人間の命を、ますますその効率と有用性に基づいて評価する結果になります。自殺ほう助の合法化には、個人がその社会的および絶対的な価値を失う可能性があるという暗黙の了解があります」

「自殺ほう助や安楽死が合法である国では、弱い立場の人々が、重荷になることを恐れて命を絶つよう迫られていると感じているという証拠があります。このような状況では、自殺ほう助という選択肢が、死ぬ権利でなく、死ぬ義務の重圧と期待になってしまいます」

「高齢者や貧困層を含む弱者が、重荷と見なされることへの懸念を表明した場合、適切な対応は、彼らに死ぬ義務があると示唆することではなく、むしろ彼らのニーズを満たし、彼らが生きるために必要なケアと思いやりを提供することを約束することです」

また、グリーンシェルズ牧師は次のように述べた。

「私たちはキリスト教信仰に基づき、自殺ほう助の原則、実際の法律の適用、人の命の価値の認識、そして何らかの変化が、ケアの提供、特に緩和ケアに与えるであろう影響に対し、懸念を抱いています」

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:自殺・自死安楽死スコットランドスコットランド国教会カトリック教会イスラム教
  • ツイート

関連記事

  • 前カンタベリー大主教、自殺ほう助に強い反対を表明

  • 福音派の4割、医師による自殺ほう助は「倫理的に容認できる」 米調査

  • 安楽死は「人命に対する犯罪」 バチカン教理省が書簡

  • 牧師の自殺と教会の沈黙(1)悩ましい統計、沈黙する教会

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ヨハネの黙示録(3)御言葉と証し 岡田昌弘

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.