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ノンクリスチャンの夫のためにどう祈ればいいの? 米神学者ジョン・パイパー氏の答え

2022年10月15日16時09分
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関連タグ:ジョン・パイパーデザイアリングゴッド
祈り+
※ 写真はイメージです。(写真:Olivia Snow)

米国の著名な改革派の神学者、聖書学者であるジョン・パイパー氏がこのほど、ノンクリスチャンの夫のためにどのように祈ればよいか悩んでいる女性に対し、アドバイスを語った。パイパー氏が勧めるのは、夫の「心の割礼」と「悔い改め」を神に求めることだという。

自身が主宰するウェブ宣教団体「デザイアリングゴッド」のサイトに掲載しているポッドキャスト番組「ジョン牧師に聞いてみよう」の最近のエピソード(英語)で、パイパー氏は「ローズ」という女性から寄せられた質問に答えた。ローズは、ノンクリスチャンの夫の救いのために、どのように祈ればよいかアドバイスを求めた。

絶対的な主権者である神とは?

パイパー氏は初め、神は主権者であり、「あらゆる抵抗を克服し、極めてかたくなな罪人でさえ救うことができる」と信じる立場で、この質問に臨んだと前置きして質問に答えた。

「ある人は、このような絶対的主権者(神)は、(中略)運命論的なものを生み出すに違いないと思うかもしれません。あるいは、私たちの愛する人を救うことを選ばないかもしれないと考えるかもしれません」

「しかし、別の見方をすると、このような神の主権性は、実のところ希望を生み出すのです。つまり、未信者が何をしようが、あるいは、どんなことをしたとしても、神には救えるということです。神を制止できるものは何もありません」

夫の「心の割礼」を求める祈り

パイパー氏は、「新しい契約(新約)における救いの約束」のような「神の約束」を祈ることが好きだと話す。具体的には、例えば、ノンクリスチャンの夫から「石の心を取り除き」「あなた(神)に対して柔軟な心を与えてください」と祈るようなことだという。

パイパー氏は、申命記30章6節を引用し、次のように祈ってみるよう勧めた。

あなたの神、主はあなたとあなたの子孫の心に割礼を施し、心を尽くし、魂を尽くして、あなたの神、主を愛して命を得ることができるようにしてくださる。(申命記30:6)

「天の父よ、私たちがまず初めに、あなたを愛するわけではありませんし、私たちがあなたの心を動かして、私たちを愛させるわけでもありません。私たちには、あなたを愛することはできません。偉大で、自由で、慈悲深いあなたの愛で、まず私たちの心に割礼を施してください。

神様、あなたに乞い願います。夫の心に割礼を施してください。そうすれば、夫はかたくなな心から解放され、あなたの真理と恵み深さ、あなたの麗しさにあらがえなくなります。主よ、夫がキリストの故にあなたを愛するようにしてください」

ジョン・パイパー
ジョン・パイパー氏(写真:James Gordon)

夫の「悔い改め」を求める祈り

パイパー氏はまた、テモテへの手紙二2章24~26節を引用した。

主の僕(しもべ)たる者は争わず、すべての人に柔和に接し、教えることができ、よく忍び、反抗する者を優しく教え導かねばなりません。神は彼らを悔い改めさせ、真理を認識させてくださるかもしれないのです。こうして彼らは、悪魔に生け捕りにされてその意のままになっていても、いつか目覚めてその罠(わな)から逃れるようになるでしょう。(2テモテ2:24~26)

その上で、夫に悔い改めの心が与えられるよう祈ることを勧め、次のような具体的な祈りを例として示した。

「父よ、確かに救いに値する者は誰もいませんし、悔い改めの賜物を受けるにふさわしい者もいません。悪魔から逃れるに値する者もいません。しかし、あなたは慈悲深いお方です。あなたは憐(あわ)れみの神で、あなたが望むなら、悔い改めと、解放と、信仰、そして命を与えることがおできになります。

あなたはご自分が憐れむ者を憐れまれるお方であることを、私は知っています。あなたが自由で、全知全能であることを私は知っています。あなたの子として、私は、あなたの恵みの栄光の故にお願いします。私の夫に悔い改めを与えてください」

最後にパイパー氏は、次のように言い添え、ローズを励ました。

「未信者のご主人ためにあなたが祈りのうちに闘いを覚えるとき、私たちもあなたと共にいます」

言葉なくして夫を救いに導くには?

女性クリスチャン作家のリン・ドノバンさんとディニーン・ミラーさんは、2011年に『Winning Him Without Words(言葉なくして夫を救いに導く)』という著書を出版した。その中で2人は、ノンクリスチャンの夫に対し、どのように接したかを詳述している。

2人は共に、自分自身がクリスチャンになる前にそれぞれの夫と結婚したという。12年に出演したフォーカス・オン・ザ・ファミリーのラジオ番組では、教会に行くよう、あるいはクリスチャンになるよう執拗に言ったり、強いたりするよりも、自身の行いの中にキリストが表れるよう努める方が、よっぽど力強い伝道になると強調している。

ドノバンさんは、番組で次のように話している。

「皆さんには夫を救うことはできません。皆さんは自分の人生を生き、その中でイエス様を愛してください。言葉なくして夫を救いに導くことは、それに尽きます。あなたの人生がキリストの愛の模範であることを、夫に見せてあげてください」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ジョン・パイパーデザイアリングゴッド
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