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激動の最中のクリスマス、ベツレヘムは観光客百万人突破

2009年1月5日16時24分
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 【CJC=東京】2000年のインティファーダ(対イスラエル蜂起)発生後、パレスチナの内紛やレバノン紛争の影響で、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のイエス・キリスト生誕地ベツレヘムも巡礼や観光客が減り続け、06年は20万人にまで落ち込んだが、08年は、8年ぶりに観光客数が100万人を突破、過去最高水準となるなどクリスマスのにぎわいを取り戻した。



 「聖誕教会」では、キリストが生まれた馬小屋跡とされる「聖誕のグロット(洞穴)」に入るのを待つ人たちの姿が見られ、隣接する聖カテリナ教会では24日夜から25日にかけ、毎年恒例の特別ミサが行われた。



 パレスチナ自治区ガザのカトリック教会ではクリスマスを間近に控えた21日、ミサが行われた。イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するガザ地区には、約2000人のパレスチナ人キリスト者が居住している。



 イラクの首都バグダッドでも23日、生花店の店頭でクリスマスツリーを飾る店員の姿が見られた、とAFP通信が報じている。同国で少数派のキリスト者は、米軍によるイラク侵攻後に多くが国外へ脱出し、侵攻前にいた約80万人から3分の1以下にまで減少したという。



 バチカン(ローマ教皇庁)では、教皇ベネディクト十六世が25日未明、サンピエトロ大聖堂でクリスマスイブ恒例の深夜ミサを行なった。教皇は「キリストが生き、深く愛した地」に和平が訪れることを祈り、「心が開かれ国境も開かれることを祈ろう」と呼びかけた。また「(世界の)ストリートチルドレン、少年兵士、児童ポルノの犠牲者に思いをはせよう」と訴えた。



 深夜ミサには枢機卿32人など数千人が参列し、聖堂に入りきれなかった人たちは、広場に設置された巨大テレビ画面に見入った。



 教皇はさらにサンピエトロ広場に集まった巡礼者ら数千人を前に、クリスマス恒例のメッセージを読み上げ、世界の紛争解決の必要性を強調した上で「特に子どもたちは神の光を必要としている」と、国際社会が紛争地の児童の問題により目を向けるよう呼び掛けた。



 教皇はイスラエル、パレスチナ、レバノン、イラクなどの中東地域のほか、ジンバブエ、コンゴ(旧ザイール)、スーダン西部ダルフール地方などアフリカの紛争地を挙げ、対話と交渉を通じた問題解決を訴えた。教皇のクリスマスメッセージは、テレビでも中継され、数百万人が視聴したと見られる。



 サンピエトロ広場には、キリスト降誕シーンの情景模型が展示されている。1982年に当時のヨハネ・パウロ二世が、イタリアの伝統にならって降誕の場面を再現して以来、恒例となっている。



 英テレビ局チャンネル4はクリスマスの25日、イランのマフムード・アフマディネジャード大統領のメッセージを放送した。「イエス・キリストが現在も生きていたら、弱い者いじめを好む上に常に不機嫌で拡大主義の権力に反対する人びとに味方するだろう。また、キリストは正義や人類愛の御旗を高らかと掲げ、世界中の戦争屋や占領者、テロリストなどに反対することだろう」という内容。



 チャンネル4はエリザベス英女王が毎年クリスマスメッセージを発表していることを踏まえ、「異なる立場からの」メッセージとして、93年から米黒人指導者ジェシー・ジャクソン牧師や米同時多発テロの経験者、米アニメ「ザ・シンプソンズ」の登場人物マージなどのメッセージを放送している。



 ジョージ・ブッシュ米大統領は「われわれの敵は休日をとらない」として、クリスマス休暇にも休みなくイラクやアフガニスタンの前線に立つ兵士たちの「献身的努力」に感謝し、支援を続けるよう国民に求めた。バラク・オバマ次期大統領は「不況にあえぐ国民にとっても厳しい時だ」と述べ、景気と雇用の回復に全力を挙げる考えを改めて示した。



 北京市内のマンションの一室で、“地下教会”のミサがひっそりと開かれた。50人を超す参加者の多くは20代、30代の大卒者。約半数は女性だった、と産経新聞は報じている。



 著名な反体制派作家で、ブッシュ米大統領に面会したこともある余傑氏の顔がみえた。共産党による一党独裁体制の廃止を求めた「08憲章」に署名した男性もいた。



 最近、北京の民主活動家が計画した地下教会のミサは「当局が場所を提供した施設に圧力をかけ、中止に追い込まれた」という。

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