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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(128)日曜礼拝は大切な習慣だが・・・ 広田信也

2021年8月28日12時22分 コラムニスト : 広田信也
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関連タグ:広田信也

コロナ禍の影響で日曜礼拝に集えなくなり、インターネットを利用して礼拝メッセージを届ける教会が多くなりました。共に礼拝できない寂しさはありますが、都合の良い時間に礼拝できる利点を感じておられる方も多いでしょう。

もちろん、利便性の高いネット礼拝が普及しても、日曜礼拝に置き換わるものではありません。教会における日曜礼拝は、多くの人々が認知する伝統ある習慣であり、信者の信仰を支え続けてきましたので、今後も大切に継続してほしいと思います。

ただ、このコロナ禍を機に、ネット礼拝を含め、日曜日に教会に集えない人々への配慮が進むことを心より願っています。

日曜日午前中の礼拝を聖書は勧めているか?

日本社会の中では、日曜日に多くの集いやイベントが開催されます。特別な仕事の依頼が入ることもあります。これらは、家族や地域の絆を深める大切な場になっていますので、日曜日に教会に集う信者たちは、どちらに参加するべきか、悩むことが頻繁に起こります。

キリスト教会は長い歴史の中で、日曜日を聖日と表現してきましたので、一般社会とのつながりを優先して日曜礼拝を欠席すると、神様に責められるような感覚を覚えてしまう信者もいるようです。

確かに、聖書は私たちが共に祈り合うことを勧めています。しかし、特に日曜日に集い、礼拝をささげるように勧めているわけではありません。

聖書には、初代教会の信者たちが、週の初めの日に集い、礼拝していたことが記されていますが、それは、彼らがユダヤ人の習慣に従い、安息日(土曜日)にシナゴーグで礼拝し、そのまま日没後に集っていたことを指しています。ユダヤでは日没から翌日の日曜日になりますから、週の初めの日というのは、私たちにとっては、土曜日の夜ということになります。

もちろん、ユダヤ人ではない私たちがその習慣に倣い、土曜日の夜に集う理由はありません。まして、土曜日の夜を日曜日の朝に置き換え、それを他の日と区別して聖日と表現し、日曜礼拝を優先するように勧めるなら、現代社会に生きる信者たちの孤立が一層進む可能性があります。

日曜礼拝を守ることで失ったものは大きい

キリスト教会における日曜礼拝の習慣は、私たち信者にとって大切なものです。しかし同時に、教会で開かれる日曜礼拝への参加を極度に促すことで、失ったものがたくさんあることを心に留めたいと思います。

多くの事例があると思いますが、教会の指導者たちは、それらの事例をよく理解し、日曜日に関する正しい聖書理解を示し、できる限りの対策を練る必要があると思います。

私たちブレス・ユア・ホームの働きは、人に寄り添うことを目的としていますので、日曜日に仕事を依頼されることも多くなり、同時に、常に人手不足に陥ります。特に、日曜日に行われる冠婚葬祭の司式に対応できる牧師を探すのは容易ではありません。

日曜日に開催される冠婚葬祭の司式ニーズ

日本における葬儀は、火葬場の日程調整が入り、日曜日に集中するわけではありませんが、納骨式、記念会、さらに結婚式や結婚の誓いの更新などは、ほとんど日曜日に開催され、司式を依頼されることになります。

日本では、結婚式の60パーセント以上がキリスト教式で行われます。信者が1パーセントしかいない日本で、これほどの人々が牧師に導かれ結婚の約束を交わすのです。

キリスト教式の結婚式が増え始めた当初は、牧師がすべてを主導していましたので、牧師の都合が比較的反映されたと思います。結婚式を通した宣教の働きもある程度進んだように思います。

しかし今では、結婚式場やホテルが主導し、人材派遣業社が牧師を派遣するようになったため、牧師のできることは極めて限定的になりました。新郎新婦に寄り添うことも難しく、語るメッセージも自由に選べなくなりました。偽物の牧師が司式をしている例も数多くあるようです。

このような事態になったのも、社会が求める日曜日の司式ニーズに対し、牧師が十分に応えてこなかったことが大きな要因だと思います。

礼拝に集えない多くの人々に寄り添ってほしい

日本社会は一段と高齢化が進み、高齢者施設に入居されている方の中には、教会に行けなくなった方が大勢おられます。入居と同時に、通っていた教会から遠く離れてしまった方もおられます。

彼らに寄り添い、近隣の教会にお連れし、共に礼拝をささげてくれる人、あるいは、出歩くことさえできなくなった高齢者のお部屋を訪問し、その場で共に礼拝をささげてくれる人、そのような信者、牧師を社会は強く求めています。

また、高齢者だけではありません。孤独を抱える現代社会では、教会のような人の集まる場に出られない人が大勢います。また、今の私のように、家族の介護のため、介護サービスの使えない日曜日に外出できない人もいます。

日曜日の朝、そのような人々のもとに出掛け、寄り添い、共に礼拝することを優先するなら、福音は、日本の各地にまたたく間に拡大していくでしょう。

多くの場でさまざまなスタイルの礼拝がささげられ、いずれ、教会の日曜礼拝に参加する人も増えていくことになるでしょう。人が妨げることがなければ、神の国は拡大していくものだと思います。

神の国を何にたとえようか。どのようなたとえで示そうか。それは、からし種のようなものである。地に蒔くときには、地上のどんな種よりも小さいが、蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れるほど大きな枝を張る。(マルコによる福音書4章30〜32節)

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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