Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 世界宣教祈祷課題
世界宣教祈祷課題

世界宣教祈祷課題(11月17日):インド

2020年11月17日05時45分 執筆者 : 奥山実
  • ツイート
印刷
関連タグ:インド
世界宣教祈祷課題(7月25日):インド+
インドのデリーにあるアークシャルダーム寺院(写真:Juthani1)

IDOP(迫害下にある教会のための国際祈祷日)の課題でも取り上げたが、近年、インドでのヒンズーナショナリストらによるキリスト教徒への迫害が激化している。しかし、そのような迫害の嵐に耐えつつ、信仰を守り通しているある姉妹の証しを米オープンドアーズが伝えている。

インドの地方にあるヒンズー教徒の村に住む、若い母親であるキルチは、村から離れた教会に出席していたが、多くのヒンズー教徒と同様、病気の奇跡的癒やしを体験してキリスト信者となった。

数人の信者らと共に信仰を守っていたが、ある時、村の会合に呼び出された。

村長ら村人らは、暴力で脅し、キルチらが礼拝へ出席することを禁じた。そのため彼ら数人の信者らは、キルチの家に集まり、ひっそりと賛美と祈りをささげ礼拝を守った。

ある時その集まりの祈りを通して、村の若者の病が癒やされたのだが、狭い村でそのような事件を秘密にしておくことは困難だ。ほどなくそれは村人らに知れ渡り、村長の耳にも入った。

ヨハネ9章の生まれつきの盲人の癒やしの話のように、村長らは癒やされた若者を呼び出して聞き取りをしたが、信仰による癒やしの証しは、かえって彼らを怒らせた。

そこで村長らは暴徒をけしかけてキルチの家を襲わせた。人々が若者の癒やしの件でキルチに問いただすと、彼女は「イエスを信じる者は、この癒やしを受けるのです」と答えたが、これに怒りを覚えた暴徒らは、キルチの家を隅々まで略奪し、彼女の聖書を目の前で燃やし、集まっていた信者らを引きずり出して、棒で叩いた上に、ひどい暴力を加えた。

この間キルチは「主よ、御心ならば私をお救いください」と祈っていた。暴虐を尽くした暴徒らはやがて立ち去ったが、彼女は病院に運ばれ回復まで2週間を費やした。この時に負った背中の怪我によってキルチは今も後遺症を抱えている。

村長は拡声器を通じて村人らに呼び掛け、キルチの家から奪った家畜や食糧を村人らに振る舞って宴会を催した。村長は豪語して、集まった人々に「イエスを信じる者は、この仕打ちを受けるのだ」と言い放った。

退院して家に戻ってからは、キルチは村人から村八分の扱いを受け、村の井戸から水を汲むことも禁じられた。そのため彼女はやむを得ず真夜中に水を汲みに行かざるを得なかった。この時にオープンドアーズは、キルチのことを知るようになり、現地パートナーと共にキルチらをサポートするようになった。

2、3人の信者らは村長らを恐れ、だんだんキルチに距離を置くようになった。それにもかかわらず信者らが信仰を捨てていないと報告を受けた村長は激しい怒りに燃えた。

ある晩、キルチの家は男たちに取り囲まれた。激しくドアを叩き続けるのでキルチの夫がドアを開けると、彼らは夫を捕らえて、キルチを家に閉じ込めて、夫を連れ去ってしまった。キルチは激しく抵抗し、大声で何度も叫んだがその声は届かなかった。仲間の信者が異変に気が付き、キルチを助けに来たときには、すでに夫が連れ去られて数時間が経過していた。

翌日からキルチは、必死になって村から村へと夫を探し回ったが、夫にはひどい拷問が数日にわたって加えられ、無残にも殺されてしまった。警察当局はこの件で誰も逮捕せず、捜査すらしなかった。

少数の信者らと共に葬儀をあげ、夫は村の外に葬られた。

この酷い事件の後、キルチは子どもと共に村を去り、安全な家に移った。彼女は怪我の後遺症で働くことができなかったので、オープンドアーズと現地パートナー教会は物心両面で彼女と子どもたちを支えた。

信じられないほどの喪失と苦しみを通過したキルチだが、なお彼女の信仰は揺るぎがない。

「私はすべてをイエスの手に委ねました」とキルチは言う。 彼女は続けて、「悲しいときは、覚えた神のことばが私を支えます。すべての試練において主は私を助けてくれます。読み書きはできませんが、牧師の説教を覚えています。激しい迫害で新しい信者がたくさん離れていきましたが、神の恵みと兄弟姉妹らの支えによって、私は今もイエスの追従者です」と語った。

ヒンズー教の世界で、イエスに従うことを決断したキルチのような信者がたくさんいる。危険が去ったわけではないが、キルチは今、人々にキリストを指し示す光となるため、再びあの村に戻っていった。

キルチと子どもたちのために、またヒンズー世界で苦しむ同胞たちのために祈っていただきたい。

■ インドの宗教人口
ヒンズー 74・3%
プロテスタント 3・6%
カトリック 1・6%
イスラム 14・3%
英国教会 0・2%

※ この記事は、世界宣教センター所長の奥山実牧師のフェイスブックに掲載された「世界宣教祈祷課題」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:インド
  • ツイート

関連記事

  • 世界宣教祈祷課題(11月1日):迫害下にある教会のための国際祈祷日(IDOP)

  • 世界福音同盟、次期総主事にドイツ人神学者のトーマス・シルマッハー氏

  • 世界2億6千万人のクリスチャンが迫害に直面 WEAが「国際祈祷日」への参加呼び掛け

  • 宣教師が命を懸けて伝えた福音 パプアのヤリ族に現地語聖書2500冊

  • 中国政府の人権迫害に迫る映画「馬三家からの手紙」 ネット配信スタート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.