創刊170年のカトリック誌「ラ・チビルタ・カットリカ」、日本版が来年4月刊行

2020年11月13日18時53分 印刷
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11月に発行された「ラ・チビルタ・カットリカ」日本版のパイロット版(0号)

今年創刊170年を迎えた最古のカトリック誌「ラ・チビルタ・カットリカ」の日本版が、来年4月に刊行されることが決まった。昨年11月に日本を訪れたローマ教皇フランシスコの来日1周年を記念したもので、角川文化振興財団(角川歴彦〔つぐひこ〕理事長)が教皇庁文化評議会や日本のカトリック中央協議会などの後援のもとで進める「バチカンと日本100年プロジェクト」の一環として刊行される。

イタリア語で「カトリック文明」を意味する「La Civiltà Cattolica(ラ・チビルタ・カットリカ)」は、1850年に当時の教皇ピオ9世の勅令によって、カトリック男子修道会のイエズス会が発行を始めた。カトリックの定期刊行物では最古のものの一つとなっている。

記事はすべてイエズス会のメンバーが執筆しており、現在はイタリア語、英語、フランス語、スペイン語、韓国語、中国語の6言語で発行されている。このうち中国語版の「公教文明」は、今年4月から創刊170周年を記念して始まった。記事の内容はバチカン(教皇庁)国務省が確認しており、同誌が提示する文化的見解は教皇庁の思想や政策を反映したものとなっている。

日本版は、過去に掲載された記事の中から興味深いものを厳選して翻訳。「日本とキリスト教の歴史」「世界から見た日本」「映画や文学」の3テーマを中心に編集していく方針だという。

編集長のアントニオ・スパダーロ神父は日本版刊行に寄せたメッセージで、同誌を通して「キリスト教信仰によって明らかになった知的経験、またわれわれの時代の文化、社会、経済、政治など生活に深く結び付いている知的経験」を共有したいとコメント。「教会のために世界を、世界のために教会を再解釈し、自由な会話に貢献することこそが、本誌の目指すところ」と語っている。

日本版刊行に寄せた編集長のアントニオ・スパダーロ神父によるメッセージ

日本版は2021年4月から隔月発行。A5版で総ページは32ページの予定。上智大学教授の川村信三氏と慶應義塾大学講師の原田亜希子氏が監修する。一般書店での販売や定期購読はなく、近日中に開始するクラウドファンディングのリターン品として提供する。また刊行に先立ち今年11月にはパイロット版(0号)を発行しており、こちらもクラウドファンディングのリターン品などとして頒布する予定。詳細は「バチカンと日本100年プロジェクト」の公式サイトで随時告知される。

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