Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 世界宣教祈祷課題
世界宣教祈祷課題

世界宣教祈祷課題(8月17日):韓国

2020年8月17日16時09分 執筆者 : 奥山実
  • ツイート
印刷
関連タグ:北朝鮮韓国殉教者の声(VOM)
世界宣教祈祷課題(8月17日):韓国+
韓国の国会議事堂(写真:Dmthoth)

韓国で今、信教の自由が阻害される事態がにわかに発生している。

北朝鮮がケソン工業団地内の南北連絡事務所を爆破した理由は、韓国側の脱北者支援団体による北政権批判のビラの散布としているが、実はこの騒動によって、北朝鮮への真摯(しんし)な文書伝道に取り組む「殉教者の声-韓国(VOM-K)」が、韓国政府および地方当局により厳しい圧力にさらされている。

同団体には6月の初旬から警察の圧力があったが、6月25日、年に数回しかこない絶好の気象条件を利用して、VOM-Kは聖書を運ぶ4つの気球を飛ばした。例年は1回の発出で80個程度の気球を飛ばすのだが、今年は厳しい監視があったにもかかわらず4つの気球を飛ばすことができたのは、主の憐れみと言う他ない。

気球で冊子などを撒く団体の中で、彼らは唯一政治には一切関わることなく、純粋に聖書を配布する団体なのだが、韓国の地方当局の首長は、同団体を警察の刑事捜査の対象として、本部とCEOのエリック・フォーリー氏宅を家宅捜索した。

今では彼らの行動は、24時間の警察の監視下に置かれている。今までの15年間の彼らの活動は、完全に合法とされ、政府や当局とも協力関係があったにもかかわらず、ここにきて圧力を受けるのは、韓国政府の北への配慮だろう。

「なぜ今だけやめないのですか?」これはVOM-Kが、いつも尋ねられる質問だ。実はこの働きは、牧師でもあるフォーリー氏が18年前に妻と共に中国に行った際、そこで出会った北朝鮮の地下教会信者と交わした約束により始まった。迫害に耐える彼らの信仰に感動した氏は「我々にできることはありませんか?」と尋ねたが、彼らの答えは「聖書が必要です。それに短波ラジオの福音放送も」と驚くほどシンプルだったという。

2、3年の準備期間を経て、フォーリー氏は約束通り、最適な条件の天候の日(通常は毎年夏ごとに10〜15回ある)には、過去15年間にわたって毎晩聖書を飛ばし続けた。金正日が死去した日も、哨戒艦天安が撃沈された日も、延坪島が砲撃された日にも、南北の緊張が最大限に高まったその日にも決して途絶えることはなかった。その結果、北朝鮮内に60万冊以上の聖書を配布し、それまで聖書を見たことのある北朝鮮人はほぼ皆無だったが、今では8%もの北朝鮮人が聖書を見たことがあるという状況に引き上げられた。

批判は常にあり、2018年と今年は特に多く、「しばらくの間、聖書の発出を止めることができませんか?」と何度も問われたという。彼の答えは「だれも働くことのできない夜が来る」(ヨハネ9:4)だった。

フォーリー氏は言う。「年月が流れるに従って、韓国の信者と北朝鮮の地下教会信者とがパートナーを組むことがますます困難になっています。敵(血肉の敵ではない)の目標は、韓国の信者を北の信者から切り離し、我々が一体ではなく、別々であると信じ込ませることなのです。

人々は、韓国の教会こそが、北朝鮮の地下教会を支えていると思っているでしょう。しかし、実際はそうではありません。福音が韓半島にやってきて以来、今日の地下教会に至るまで、北朝鮮の信者は、南北全韓半島の教会の基盤であり柱であり続けてきたのです。そうであるなら、敵が我々を分断しようとしている今、闘うのは北朝鮮の教会ではなく、我々韓国の教会ではないでしょうか。

今日では、韓国の教会は豊かな富と自由が与えられ、政府が保証する自由の中でかえって危険にさらされています。それがそもそも韓国の教会を、北朝鮮の地下教会から引き離してしまった敵の策略でした。

北朝鮮の地下教会には、ほんの少しの自由も富もありません。彼らの持てるものはキリストだけです。しかし、そのキリストだけで十分であることを彼らはよく知っています。キリストこそは北朝鮮の地下教会の光です。その光は、北朝鮮の地下教会から韓国の教会へと常に輝いているのです。

今日、すべての韓民族キリスト者に対する神の言葉はこれです。

『まだしばらくの間、光はあなたがたの間にあります。やみがあなたがたを襲うことのないように、あなたがたは、光がある間に歩きなさい』(ヨハ12:35)

我々のミニストリーが始まったとき、殉教者は既に36人を数えていました。私と妻だけは免れようなどと思ったこともありません」

彼らの聖書配布活動と短波放送の働きは、抵抗にあいつつも、今日も続く。

彼らの働きのために祈ろう。また、地上最後の分断国家と呼ばれる南北韓民族国家が福音によって一つとなるよう、祈っていただきたい。

■ 韓国の宗教人口
プロテスタント 35・3%
カトリック 9・2%
仏教 23・7%
儒教 2・7%
イスラム 0・3%

※ この記事は、世界宣教センター所長の奥山実牧師のフェイスブックに掲載された「世界宣教祈祷課題」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:北朝鮮韓国殉教者の声(VOM)
  • ツイート

関連記事

  • 世界宣教祈祷課題(8月16日):北朝鮮

  • 中国、ナイジェリアなどで宗教迫害続く 米国務省「信仰の自由に関する国際報告書」

  • 横田滋さん死去、87歳 拉致被害者・横田めぐみさんの父

  • 米国際宗教自由委員会、「特に懸念のある国」にインドを新たに指定勧告

  • 中国政府が人工知能用いた「迫害システム」構築中 迫害監視団体が警鐘

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.