中国政府公認教会の牧師が自殺 「身体的にも精神的にも疲れ果てた」

2019年9月10日16時06分 印刷
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自殺した宗永生(ソン・エイシェン)牧師(写真:ラジオ・フリー・アジア)

中国政府公認のプロテスタント教会を牧会していた宗永生(ソン・エイシェン)牧師(54)が、教会の5階から飛び降り、自殺していたことが分かった。残された遺書には「身体的にも精神的にも疲れ果てた」などとつづられていた。

中国の迫害情報サイト「ビター・ウィンター」(日本語版)によると、宋牧師は7月17日、河北省商丘市にある公認教会「聖同心教会堂」の5階から飛び降りて自殺した。宗牧師は、同市建設路にある同教会堂と、同市曹荘村にある双愛堂の2つの教会を担任していた。聖同心教会堂は2012年、千万人民元(約1億5千万円)余りを投じて建設されたが、政府は正式な許可を出し渋り続け、宋牧師は多くの心労を抱えていたという。

さらに昨年8月には、政府は聖同心教会堂から十字架を強制撤去し、その1週間後には「許可を受けていない」として教会自体を閉鎖。また、双愛堂もその4カ月後に老朽化を理由に閉鎖を命じていた。

宗牧師は、祖父の代からキリスト教徒の家系に生まれ、商丘市で20年以上にわたって牧会。中国政府系の商丘市基督教両会で主席(議長)兼会長を務めるなどしていた。

宋牧師の葬儀は7月19日、厳しい警備が敷かれる中で行われた。信者が写真を撮影すると、現場の私服警官に止められ、画像を消去するよう命じられるなどしたという。

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